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武田航平 オレニ撮ラセロ!

全国もローカルも関係なく視聴者が作品を選ぶ時代に

不定期連載

第57回

作品を作るところから関わりたい、と語った前回から引き続き、一緒に何か作るとしたら?という話題に。二人のもうひとつの共通点である愛犬家というところから発展し、まさかの構想が生まれました! また、中村優一さんの出演も話題となった、福岡県のローカルヒーロー番組『ドゲンジャーズ』についてもお話を伺っています。

中村優一は「やばいやつ!」

武田 そういえば、昔は犬を飼っていたよね?

中村 飼っていました。でも今は実家で飼ってもらっています。

武田 一人暮らしで仕事もしていたら、家でひとりぼっちになっちゃうもんね。俺も仕事で家を空けるときは、母親に見てもらっているんだよ。

中村 そうなんですね。うちの犬はチワワなんですけど、1日3回散歩する習慣がついているから、そうしないとストレスを感じちゃうんですよね。

武田 1日3回は大変だね! なおさら仕事していたら難しいね。

中村 そうなんですよ。あ、そうだ! 話が変わってしまうんですけど、今度、僕と航平さんで何か一緒に作りたいです!

武田 やろうやろう! 企画の段階から一緒に考えようよ。今、お互いの犬の話も出たから、犬をテーマにするとかどう? 優一くんは、優しすぎて道端で捨てられている犬を拾ってきちゃう役とか(笑)。でも、自分では飼えないから、毎回俺のところに飼ってくれってお願いにくる。

中村 なるほど。それなら、ストーリー的に最後は航平さんを犬にしたいですね。

武田 なんでだよ!(爆笑) 意味分かんないよ!

中村 あはは!

武田 ……でも、そのオチおもしろいな(笑)。

中村 ラストシーンで、僕が航平さんを散歩させるっていう。

武田 それはちょっとサイコパスだよ! あ、でもさ、優一くんの事務所に、俺と仲がいい栄信ってやつが入ったんだよ。だから栄信を散歩させよう!

中村 栄信さんはちょっと獣感ありますよね。

武田 会ったことある?

中村 まだないですね。

武田 会ったことないのに(笑)。中村優一はやばいやつだな! いや~、優一くんはちょっと変わっているところがあるよね、いい意味で。小説とか書けそう。そういう発想力は、作る側に回ったときに必要になってくるよね。

中村 だといいんですけどね(笑)。

武田 久々に話したけど、やっぱりこういう変わった感じがあったから、『メロス』のときにあの役をやれていたのかな。思えば、芝居しているときに、ちょっと飛んでいる感じがあった!

中村 自分では飛んでいる感覚はないんですけどね。自覚があったら病院に行っていますし。武田クリニックに。

武田 うちは武田クリーニング!

一同 (爆笑)

中村 航平さん、さすがですね!

武田 本当におもしろいやつだな~。

2人のヒーローが語る、ヒーローのすごさ

武田 ちょっと前だけど、優一くんが出演していた『ドゲンジャーズ』がすごい話題になっていたよね。

中村 そうなんですよ。毎週Twitterトレンドに入っていたりして、本当にすごかったです。

武田 『ドゲンジャーズ』は福岡のご当地ヒーローが集まっているんだよね。『アベンジャーズ』の福岡版みたいな。

中村 そうなんです。『ドゲンジャーズ』は、『仮面ライダー電王』で『デネブ』のスーツアクターをやっていた押川善文さんがメインスーツアクターをやられているんですよ。押川さんは一時期、業界から離れていたんですけど、この作品で復帰されて。荒川史絵監督から出演のお話をいただいたときは、単純に僕が押川さんに会いたくてOKしちゃいました(笑)。

武田 そうなんだ! 推しのヒーローはいるの?

中村 現場で一番仲良くなったのはキタキュウマン! 中の人がイケメンなんですよ! それにキタキュウマンの決めポーズと、僕が『電王』でやっていた『仮面ライダーゼロノス』の決めポーズが偶然にも一緒で! 楽しかったなぁ。

武田 俺はまだちゃんと観られてないんだけど、すごく話題になっていたのは知っていたし、ちゃんと観たいんだよね。どこで何をやろうと、おもしろければちゃんと注目を浴びるよね。

中村 僕も思いました! もうどこであろうと関係ないですよね。

武田 視聴者の方が選ぶ時代だからね。この『ドゲンジャーズ』がすごくいい例だなって思った。

中村 『ドゲンジャーズ』は最初、福岡でのローカル放送だけだったのに、次第に「ニコニコ動画」や「TSUTAYA TV」などでの配信が決まっていったんです。地上波放送したその日の夜に配信をしていたので、見逃してしまった人たちが配信の方で観られるという流れでした。しかも、キタキュウマンがニコニコ動画で視聴者の方からツッコミコメントを入れられているんですけど、そのコメントごとアクリルスタンドとして商品化していて。

武田 アクリルスタンドって今流行っているグッズだよね。

中村 そうです! そういう発想力というか、展開がうまいんですよね。

武田 優一くんもそういう発想力がありそうだからできるよ!

中村 いやいや。俺は航平さんがいないと。航平さんの犬型アクリルスタンド作ります?(笑)

武田 やばいってまじで!(笑)

中村 ファンの方は欲しいと思いますよ。

武田 欲しくないだろ! でも、特撮ファンの熱量はすごいよね。ヒーローは入り口が広いから、人に届けやすいし、日本全国、世界的にもコミュニケーションツールとして素晴らしいコンテンツだよね。ほとんどの人が通っているものだから。

中村 そうですね。

武田 『仮面ライダーグリス』のプロモーションをするときも、知名度の高さや伝わりやすさは感じたな。それだけ、唯一無二のものなんだなと。

中村 僕は航平さんのファンとして、イクサ祭りは熱かったです。

武田 ありがとう(笑)。

中村 『イクサ』の「S.H.Figuarts(真骨彫製法)仮面ライダーイクサ セーブモード/バーストモード」って、顔も航平さんですよね?

武田 そうそう。自分からやらせてくれってお願いしたんだよ。360度のカメラで3Dスキャンして。だからそのデータを使えば、俺のアクリルスタンドは作れるかもね(笑)。

中村 まじっすか! じゃあバンダイさんに貸してもらえるようにお願いしなきゃ。そのままバンダイさんに出してもらおうかな。

武田 こわいこわい!(笑) まぁでも、自分から動いていけるようになったのも、ヒーローをやらせてもらった経験があるからだと思う。優一くんもそういうヒーローのすごさは感じてる?

中村 そうですね。僕を応援してくださっているファンの方々も、やっぱり『電王』で知ってくださった方が多いですし。僕が一番認知されているのは『電王』ですしね。今、こうして俳優のお仕事をやらせていただけているのも、『仮面ライダー』のおかげでもあると思っています。幸せなことですよね。

武田 誰でも『仮面ライダー』になれるわけじゃないからね。一生懸命向き合ってトライしているからこそ、たくさんの人が観てくれて応援してくれているわけで。

中村 だからこれから、応援してくださっているみなさんに恩返しができたらいいなって思っています。

武田 そうだね。優一くんがキレイに締めてくれた! 犬の話はもう大丈夫ですか?

中村 はい。今日はこのあと、航平さんを散歩しながら帰ろうと思います。

武田 そんなオチかよ! これはかなりのおもしろ回になったな(笑)。

中村 本当ですか? よかった! 今日はありがとうございました。

武田 こちらこそ来てくれてありがとう!



8月14日からの3週は、北村諒さんをゲストにお迎えしました! 武田さんがゲスト出演した舞台での共演以来、久々の再会。しっかりと話すのは今回が初めて…という2人でしたが、お互いのことをどう思っているのか迫ります。ポップな空間での撮影では、今までにあまり見たことのない北村さんの姿が見られるかも!?

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プロフィール

中村優一

1987年10月8日生まれ。神奈川県出身。2005年、ドラマ『ごくせん』第2シリーズにて俳優デビュー。同年、『仮面ライダー響鬼』にて桐矢京介を演じ、2007年には『仮面ライダー電王』桜井侑斗/仮面ライダーゼロノス役で注目を集める。現在はドラマ、舞台、映画と幅広く活動中。映画『大綱引の恋』が2021年5月に全国公開予定。映画『アタシ、キレイ?(仮)』にて主演を務める。

武田航平

1986年1月14日、東京都出身。2001年に芸能界入り、同年に第14回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞を受賞した。『仮面ライダーキバ』『仮面ライダービルド』などで人気を博し、現在はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。

写真/大塚秀美、ヘアメイク/田中宏昌(allure)、取材・文/榎本麻紀恵、動画BGM/タダオト、撮影協力/CAFE Legato

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