響き渡る“心の叫び”、□字ック「タイトル、拒絶」開幕に山田佳奈&木竜麻生が意気込み
21/2/5(金) 18:45
□字ック 第14回本公演 旗揚げ10周年企画「タイトル、拒絶」より。
□字ック「タイトル、拒絶」が、本日2月5日に東京・本多劇場で開幕した。
2013年に初演された「タイトル、拒絶」は、セックスワーカーとして生活をする女性たちの姿を描いた人間ドラマ。山田佳奈自身の監督・脚本により映画化され、伊藤沙莉が主演を務めた。□字ックの旗揚げ10周年企画として再演される今回の公演には、木竜麻生、小島梨里杏、川添野愛、鈴木たまよ、樹麗、田野優花、宮崎秋人、池田良、後藤剛範、信川清順、早織、安藤聖、美保純が出演する。
木竜が演じるのは、デリバリーヘルスに体験入店したものの怖気づいて逃げ出し、店の世話係として働いているカノウ。ネオンきらめく混沌とした世界の中で、木竜はカノウの“心の叫び”を体当たりで表現する。
開幕に際し、山田は「何もかもが自粛を余儀なくされて、いろいろなストレスを抱えている人が多くいるとは思いますが、キレイごと抜きの現在をどうにか乗り越えられますように」とコメント。木竜は「いまこの瞬間瞬間を大事に臨めたらと思っています。観てくださるみなさんに届くものがありますように、頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
公演は2月10日まで。現在□字ックでは、本公演の制作費を募るクラウドファンディングを実施中。詳細はクラウドファンディングプラットフォーム・MOTIONGALLERYの特設サイトで確認を。
山田佳奈コメント
この状況下、誰ひとりかけることなく公演が迎えられるのはとても喜ばしいことです。
公演の一部中止や時間変更があった関係で、残念ながら劇場に足を運べなくなった方々には本当に申し訳なく思っておりますが、とにもかくにも舞台芸術を止めずに実施できることには正直安心しています。
各劇場で公演を待機している舞台芸術関係者、そしてそれを楽しみにされている観客の皆さんにも、しっかりバトンを渡すべく我々も励みます。
何もかもが自粛を余儀なくされて、いろいろなストレスを抱えている人が多くいるとは思いますが、キレイごと抜きの現在をどうにか乗り越えられますように。
木竜麻生コメント
舞台「タイトル、拒絶」無事に明日より本番を迎えさせていただきます。日々状況が変わる中、演出家の佳奈さんをはじめキャスト・スタッフの皆さんとともに良いものを創り出そうと時間や気持ちを共有してきました。
いまこの瞬間瞬間を大事に臨めたらと思っています。観てくださるみなさんに届くものがありますように、頑張りたいと思います。
□字ック 第14回本公演 旗揚げ10周年企画「タイトル、拒絶」
2021年2月5日(金)~10日(水)
東京都 本多劇場
脚本・演出:山田佳奈
出演:木竜麻生 / 小島梨里杏 / 川添野愛、鈴木たまよ、樹麗、田野優花 / 宮崎秋人、池田良、後藤剛範 / 信川清順、早織、安藤聖 / 美保純
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内