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いま、最高の一本に出会える

「ある船頭の話」初日舞台挨拶の様子。左から村上虹郎、柄本明、川島鈴遥、オダギリジョー。

「ある船頭の話」オダギリジョー、クリストファー・ドイルとのコラボは「あと30本」

ナタリー

19/9/13(金) 20:18

「ある船頭の話」の初日舞台挨拶が本日9月13日に東京・新宿武蔵野館で行われ、キャストの柄本明、川島鈴遥、村上虹郎、監督のオダギリジョーが出席した。

オダギリが長編初監督を務めた本作は、1人の少女との出会いを機に人生を狂わせていく船頭・トイチを主人公にした物語。柄本がトイチ、川島が少女、村上が彼を慕う村人・源三を演じた。

脚本段階では、トイチを自身への当て書きで形作っていたというオダギリは「もともとは源三のほうが歳が上で、トイチと親子に見えてもいいぐらいの年の差だった」と初期構想を述懐。その後「自分で主人公を演じられる余裕はない」と思い至り、トイチのキャスティングについて「日本の俳優で誰がいいかな、と考えているときに最初に頭に浮かんだのが柄本さんだった」と話した。

本作には船頭の客としてさまざまな俳優やタレントが出演している。印象的な共演者を聞かれた柄本は「古い友人、大先輩、若い女性、とにかくいろいろです」と、上映前の観客のために、あえて名前は明かさずにコメント。しかしMCから促され、渋々「古い友人である笹野高史も出てます。(普段は)仲悪いんですけど、撮影現場では仲良く過ごしてました」と冗談交じりに明かす。そのほか細野晴臣、野性爆弾のくっきー!の出演も、柄本の口から語られた。

イベントでは、撮影監督を務めたクリストファー・ドイルから届いた初日のお祝いメッセージが上映される場面も。ドイルは「ジョーには本当に感謝している。映画への情熱を分かち合うチャンスをくれた。アイデアを形にする責任を共有し、撮影監督という形で私を関わらせてくれた」と現場での共同作業を振り返る。オダギリの「昔の日本映画のように撮りたい」「カメラを動かさずワイドに撮ってくれ」といった発言を引用しながら、「彼の意図が伝わるように劇場が大画面だといいな。この映画のよさを本当にわかってもらうには、スマホの画面ではなく劇場で観てほしい」とコメントを寄せた。

オダギリは、ドイルのメッセージに「ちゃんとしゃべってましたね、冗談ぶっこんでくるかと思ったけど」と笑みをこぼす。そして、撮影後にドイルから「これは我々の2本目の作品だ。(ドイルが監督を務め、オダギリが主演した)『宵闇真珠』が1本目で、『ある船頭の話』が2本目。あと30本は一緒に作ろう」というメールをもらっていたことを打ち明ける。オダギリは「言い方がおしゃれでしょ? 作品を気に入ってもらえたのもわかるし、本当にうれしいコメントでした。あと30本撮るまで、お互い生きてられるかわかんないですけどね」とほほえんだ。

音楽や音にも徹底的にこだわり抜いたというオダギリ。映画館の音響も例外ではなく、新宿武蔵野館、東京・kino cinema立川高島屋S.C.館、神奈川・kino cinema横浜みなとみらいに関してはオダギリ自身が赴き、音響を調整したそう。最後にオダギリは「クリスの画はでかい画面で観るのが一番いい。そしてとにかく音にこだわって作ったので、映画館のような音のシステムがしっかりしてるところで観てもらいたい」とアピール。そして「スマホやタブレット、DVDだとこの作品のよさは半分になってしまう。いいと思っていただけたら、周りの皆さんに劇場で観ることを勧めてください」と呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。

「ある船頭の話」は新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。

※kino cinemaのeはアクサンテギュ付きが正式表記

(c)2019「ある船頭の話」製作委員会

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