9月11日に発売される「ユリイカ」10月臨時増刊号（青土社）で、今年3月に死去した劇作家・別役実が特集される。

「総特集＝別役実の世界─1937-2020─」と題された本誌では、劇作家のみならずエッセイスト、批評家、童話作家などさまざまな顔を持つ別役の豊かな作品世界を振り返り、“不条理”だけでは言い表せないその多面的な魅力に迫る。

ラインナップには、佐藤信と柄本明の対談や岩松了×岡室美奈子×ケラリーノ・サンドロヴィッチの座談会、別役の娘でイラストレーターのべつやくれい、橋爪功、林次樹らによるエッセイが挙がるほか、別役の未発表原稿「もの言わぬものがたり」も収録される。価格は税別1800円。