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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

『KinKi Kidsどんなもんヤ!』は2人がすぐに童心に返れる場所ーー25周年スペシャルを聞いて

リアルサウンド

19/10/16(水) 6:00

 KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)が、10月10日に25周年を迎え、『Youたち25年もやってたの!? KinKi Kids どんなもんヤ!四半世紀スペシャル』と題して特別番組が放送された。

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 ふだんは事前に収録されたオンエアが多い同番組。ときには春に聞いていたトークが、実は年末に収録されたものだった……、ということも珍しくないほど。だが今回は堂本光一、堂本剛の2人がそろって、しかも生放送。それだけでも神回と呼ぶにふさわしい内容だ。

 さらに、長年この番組を聞き続けてきたリスナーによって、お宝音源も届く。最も反響があったのは、伝説の堂本光一泥酔ラジオ。5年前に『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)の収録で紹興酒をほぼひとりで1本飲み干した足で、収録に挑んだときのものだ。「ウィッ」を連呼し、台本を読み上げるのも一苦労。ラジオゆえに映像は見られないものの、コントのような酔っぱらい姿が脳内再生される。そんな亭主関白な堂本光一を、なだめるように合いの手を打つ女房役の堂本剛。「作らない自分でやっている」と言う通り、これが彼らの自然体というのだから実に尊い。

 だが、実の母親に電話をかけたり、思うままに歌ったり、テンションの上がらない日はボソボソとしゃべったり……ここまでさらけ出された放送も、他に類を見ない。15歳だったスタート当時は、ラジオ=テンションを上げなければならないと思っていたという2人。たしかに、初期の音源を聞き返すと、声を張っている印象だ。

 本人たちも振り返りながら「いつからこうなった?」と不思議がるほど。すると、リスナーから20代に突入したころに多忙を極め、ソロ回が増えた時期に少しずつ今のテンションになっていったというメールが届く。

 過密スケジュールの中で続けてきた『KinKi Kidsどんなもんヤ!』。2人の口からもレコード会社の中や、音楽番組の合間、ツアー中のバス移動しながら……と、様々な場所で収録してきたことが語られる。CDデビュー前からKinKi Kidsの2人と共に歩んできた同番組。大変な時期を一緒に乗り越えてきた仲だからこそ、深まった絆もあっただろう。歴代ディレクターがケーキを持って駆けつけるのも頷ける。そして現在のディレクターは、なんと9代目だというから感慨深い。

 ケーキ入刀からのBGMは「Family~ひとつになること」と、なんだか結婚式に参加したときのような幸福感に包まれる。だが、そんなしんみりモードで終わらないのが『KinKi Kidsどんなもんヤ!』。2人のヤンチャトークもしっかり健在だ。

 「弟が勝手に部屋から少女漫画を借りていって返してくれない、どうしたらいいでしょうか?」というお悩みメールに、10年前、20年前も答えていたことを明かす。「あ、何? 何やねーん! 何やねんそれー!」と言いながらも、過去の放送を聞いて「成長してるな」と自画自賛し合う2人。

 また、「ソーセージとウィンナーの違いはサイズ」話でニヤニヤしたり、ジャニー喜多川氏のモノマネ総集編にキャッキャッしたり……2人で話していると、すぐに15歳、いや小2男子に戻れる。それが、この番組が25年も愛され続けてきた理由ではないだろうか。

 ちなみに、「聞いてる人は25人もいない」と言い張っていた堂本光一だが、この日「#つよしひかり」がTwitterのトレンド国内1位、世界2位を獲得すると「ええー! リスナー、いるんだ!」とやっと実感した様子。だがそれでも「300人くらいかな」と少なすぎる見積りで笑いを誘う。

 きっと彼らが想像している以上に、KinKi Kidsは愛されている。でなければ、こんなにも長く番組が続かず、しかもこんなにも音源を大切にとっておくリスナーもいないはず。エンディングで流れる「KinKi Kids forever」を聞きながら、まさに「KinKi Kidsが永遠に続けばいい」と多くのリスナーが願ったことだろう。

 「もうあと10秒ぐらいか。俺、ブッ込むで! KinKi Kids、ドームライブやります。言ったらあかん言われたけど、言った!」終始、言いたい放題な堂本光一らしく、リスナーに特大の爆弾プレゼントも投下してくれた。26年目の『KinKi Kidsどんなもんヤ!』も必聴だ。(佐藤結衣)

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