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乃木坂、欅坂、日向坂、吉本坂……パフォーマンスの違いは? 坂道シリーズメドレーを機に考える

リアルサウンド

19/7/24(水) 7:00

 7月24日に放送される大型音楽番組『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)にて、乃木坂46、欅坂46、日向坂46、吉本坂46による坂道シリーズメドレーが披露される。この4組が一堂に会するのは初めてのこと。乃木坂46は「Sing Out!」、欅坂46は「風に吹かれても」、日向坂46は「ドレミソラシド」、吉本坂46は「今夜はええやん」をそれぞれパフォーマンスする。

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 『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)の派生番組として2012年よりスタートした『FNSうたの夏まつり』。これまで、2015年の『FNS歌謡祭』では、乃木坂46、AKB48グループ、欅坂46による「制服のマネキン」コラボレーション、2016年の『FNSうたの夏まつり』では、AKB48グループ、坂道シリーズから生まれたドリームチームでの「サイレントマジョリティー」、昨年の『FNS歌謡祭』にはAKB48、乃木坂46、欅坂46、IZ*ONEによるユニット・IZ4648「必然性」(後のAKB48 55thシングル『ジワるDAYS』Type Cに収録)が披露されており、ほかの大型特番とは一線を画す制作チームに、ファンからの信頼も厚い。

 今回の坂道シリーズメドレーでの注目は、グループの中では異色とも言える吉本坂46がどのようなパフォーマンスを見せるのかだろう。昨年12月の『FNS歌謡祭』にて「泣かせてくれよ」でテレビ初パフォーマンスを果たした吉本坂46。緊張が見え隠れしていたステージから半年が経ち、今回披露するファンキーなディスコサウンドの「今夜はええやん」では芸人たちの普段とは異なるシリアスな表情が見られるはずだ。また、吉本坂46が昨年大晦日にMCを担当した『もうすぐ本番! 紅白歌合戦直前特番』(NHK総合)に乃木坂46が出演していたり、ドキュメンタリー番組『吉本坂46が売れるまでの全記録』(テレビ東京系)に、これまで乃木坂46の新内眞衣や欅坂46の渡辺梨加、日向坂46の佐々木久美などがVTRを見守る役として出演。吉本坂46のメンバー・金田哲(はんにゃ)が月曜パーソナリティを務める『ゆうがたパラダイス』(NHK-FM)には、レギュラーで欅坂46か日向坂46のメンバーが出演しており、吉本坂46とほか坂道3グループの交流がなかったわけではない。もしも、坂道シリーズとしてMCの枠が設けられるとすれば、今までに見られなかった画が展開されるだろう(芸人たちが率先して前に出てくる展開が想像できるが)。

 また、メドレーということで各グループのパフォーマンスの違いも見える企画になる。乃木坂46が披露するのは、齋藤飛鳥がセンターの「Sing Out!」。振付を手がけるSeishiroとは、17thシングル曲「インフルエンサー」、20thシングル曲「シンクロニシティ」と、2年連続の日本レコード大賞を受賞してきた。高速ダンスやコンテンポラリーダンス、クラップなど、1曲毎に大きな特徴はあるものの、Seishiroの振付に共通してあるのが、靭やかさを兼ね揃えたキレのあるダンス。「Sing Out!」であれば存在感を踏み鳴らす2番サビが見所の一つであるが……メドレーであることを考慮すれば、優美な振付にクラップが織り交ざった1番サビということになるだろう。

 欅坂46が披露するのは、2017年リリースの5thシングルの曲「風に吹かれても」。ほかのグループが、最新楽曲であるのに対してのこの選曲は、8thシングルの曲「黒い羊」が一部を切り取る形になるメドレーに向かないという点も考えられるが、「風に吹かれても」の方がより吉本坂46「今夜はええやん」との並びがいいことも思い浮かぶ。この2グループに共通してあるのは、振付師・TAKAHIROの存在。そして、〈風に吹かれても 何も始まらない/ただどこか運ばれるだけ〉(「風に吹かれても」)、〈今夜はええやん 朝まで 踊ろう!〉(「今夜はええやん」)といったサビのどこか楽観的な考え方は、言葉は違えど通ずるメッセージ性を感じさせる。

 けやき坂46から改名後、番組初登場となる日向坂46は、2ndシングル曲「ドレミソラシド」を披露する。乃木坂46にとってのSeishiro、欅坂46と吉本坂46のTAKAHIROに当てはまるのが、デビューシングル曲「キュン」に続き、「ドレミソラシド」の振付を手がけるCRE8BOYだ。思わずマネしたくなるようなキャッチーなダンスを考案することで知られるCRE8BOYは、“キュンキュンダンス”に続く、ポップな“ドレミダンス”を今作では仕掛けている。

 アイドルシーンにおいて、必要不可欠な存在となった坂道シリーズ。今回の初めてのメドレーでは、それぞれのグループのカラーがパフォーマンスから垣間見えてくるだろう。(渡辺彰浩)

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