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小説「弱虫日記」が昭和の匂い残した飛騨市で映画化、監督・足立紳はわくわく

ナタリー

「弱虫日記(仮)」ブリーフィングの様子。左から都竹淳也、足立紳、坂井正徳。

足立紳が手がけた小説「弱虫日記」が岐阜県・飛騨市をメインロケ地として映画化決定。本日7月12日に東京・都道府県会館にてブリーフィングが行われ、脚本・監督を担当する足立とプロデューサーの坂井正徳、飛騨市市長の都竹淳也が出席した。

小説「弱虫日記」は田舎町で育つ小学6年生の男子たちを軸にした物語。さまざまなバックボーンを抱え苦悩しながらも懸命に明日を夢見る彼らの姿がつづられた。足立は「子供たちが主演の映画というのは興行的に苦しいことが予想されるので、映像化の目処が立たないんです。でも、都竹市長をはじめいろいろな方のご協力で映画化に漕ぎ着けました。大変うれしく思っています」と挨拶し、「1人の弱虫の少年がいろんな出来事を経て、生き方を模索する。どういう人間になりたいのか探っていく話です。太陽の匂いと土の匂い、両方ともするような話だと思っています」と本作を紹介した。

飛騨市をロケ地に選んだ理由を坂井は「都竹市長から『昭和の町ならここに残っているよ』とお話しがありまして、実際に魅力的な町だったので候補になりました」と回想。足立は「小説は昭和後期から平成前半を描く物語です。飛騨市に行ったら、昭和の匂いを残した町並みがほぼ完全な状態で残っていてわくわくしました。ぜひここで撮りたいと思いました」と笑顔を見せた。

映画のロケ地になったことについて「市民にとっても大変大きな喜び」と語る都竹は、「飛騨市は『君の名は。』の舞台のイメージとなった場所でもあります。映像そのままの風景があり、今だに聖地巡礼に訪れる方がいる。多くの方に注目していただくことは、市民の誇りにもつながる。映像がもたらす効果は本当に大きいと痛感しています」と話す。続けて、ロケ地、製作陣の宿泊場所、ロケ弁の手配などのバックアップ大勢を整えていることを説明しつつ、「ふるさと納税を映画の応援に活用していきたいと考えています」「みんなで盛り上げながら市も一緒になって取り組ませていただきたい」と思いを伝えた。

「弱虫日記(仮)」は、今後キャスティングのためにオーディションやワークショップなどを開催予定。続報を待とう。

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