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前田公輝の“コール”も必見! 佐藤流司、中島健ら『貴族誕生』で『WORST』とは別人となる若手俳優たち

リアルサウンド

19/12/12(木) 8:00

 11月27日からスタートした『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』(日本テレビ系)。初回から設定やストーリー、キャラクターに驚きの要素が多く、タイトルの意味など、どうなっていくのかワクワクさせられた。本作には、主人公・シンタロウを演じる白濱亜嵐、聖ブリリアント学園の生徒である川村壱馬、吉野北人らLDH所属の面々のほか、同じ枠で直前まで放送されていた『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ系)と共通した俳優も多数出演している。

参考:『HiGH&LOW THE WORST』の“裏主人公”=轟洋介 人望なき男が仲間を手に入れるまで

●中島健(ゴロウ役)

 両シリーズに出演している俳優・中島健は、モデルとしても活躍する25歳。『THE WORST』では、中・中一派の中岡として登場。中越を演じた神尾楓珠とともに鬼邪高校・全日のヒップホップ好きな最年少一派を演じた。映画の中で、川村が演じる楓士雄に憧れているとわかるシーンが印象に残った人も多いのでは。

 一方、『貴族誕生』での中島は、白濱演じるシンタロウが社長を務める全日土木の社員・ゴロウとして、ドラマの1話では、白濱の次に登場。社員一丸となって“SHAKA”も披露。茶髪にバンダナ姿でシンタロウの常に横にいる重要なキャラクターを演じている。あっと驚くキャラの多い本作の中では、白濱とともに、実直な芝居を見せる役割を担っている。今後も本作におけるドラマパートをひっぱるキャラクターなのかもしれない。

●佐藤流司(星矢役)

 そんな彼らが所属する全日土木のもとに乗り込んでくるクラブ・テキサスの星矢を演じるのが佐藤流司である。佐藤は『THE WORST』でも、泰・清一派の泰志として、清史を演じるうえきやサトシとともに、狂犬っぷりを見せつけてきた。爛々とした目からは、貪欲さが感じられ、大きな爪痕を残したと言ってもいいだろう。

 クラブ・テキサスのナンバー3である星矢の登場シーンのインパクトもそれに負けていない。「Don’t Worry」「NO NO NO NO NO……これだから底辺の連中は粗野で困る」と英語混じりで嫌味でクールにふるまい、『THE WORST』のときとはまた違う種類のインパクトを残した。これからも、前作でも爪痕を残してきた佐藤がどんな風に独自の味付けをして演じていくのかが非常に楽しみなキャラクターだ。

 本作に出演するという情報はもちろん知ってはいたが、『THE WORST』とのギャップに最も驚かされたのは、前田公輝だ。前田は『THE WORST』では、鬼邪高校の全日の轟一派のリーダー、轟洋介を演じてきた。この役が、ただ強いだけでは人の上に立てないという命題を持った役であり、またライバルと目する村山(山田裕貴)との戦いのときの負傷により、『THE WORST』の中では、眼帯をつけた姿で登場している。どこか繊細で何かを常に背負った「陰」なところが魅力的なキャラクターを演じた前田の変貌に度肝を抜かされた視聴者も多いのではないだろうか。

●前田公輝(歩夢役)

 『貴族誕生』で前田が演じるのは、ホストクラブ・サン・マルチノのナンバー2の歩夢を演じる。初登場のシーンが、「飲め飲め飲め飲め信虎、シャンパーン、ワイーン、何でも来いー!」と、同ホストクラブのナンバー1のホスト・伊集院信虎(板垣瑞生)を称えるコールを一人で担っているのだから、驚かされた。

 前作の轟の姿とは打って変わり、金髪に眼鏡(は前作から引き続いているが)、細眉、マイクを握る人差し指には指輪が光り、その人差し指が立っているのも、どこか歩夢のキャラクターがにじみ出ているようで見逃せない。コールは最高にチャラいというのに、どこか品があるのも気にかかる。2話では、シンタロウに負けた信虎を、ときおり眼鏡を指で持ち上げながら肩を貸すシーンがあり、短いながらも意味深く感じられた。また、2話の終わりでは、信虎と歩夢との関係性が見えるシーンもあった。轟のキャラクターとのギャップはあるが、どこかつながっているような感覚も受ける。

 『貴族誕生』も、『THE WORST』と同じように、俳優たちの細かい役作りや、爪痕を残そうとする姿勢が毎週楽しませてくれそうだ。(西森路代)

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