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どんぐりず&illiomote・アー・ザ・ワールド【キキミミ #4 どんぐりず×illiomote】

ぴあ

どんぐりず×illiomote 写真:池野詩織

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私、庄村聡泰(ex- [Alexandros])によるインタビューと池野詩織による写真で、唯一無二なアーティストが真に伝えたい言葉、魅せたい姿を追求するインタビューシリーズ『キキミミ』。4回目となる今回は、自由奔放な活動と先鋭的な楽曲センスでシーンを賑わす注目のユニット2組、どんぐりずとilliomote(イリオモテ)の合同インタビューをお届けします。

5月に行われた、どんぐりずの『4EP1』リリースパーティー(illiomoteも出演)を観させていただいた縁が巡って実現に至った今回の取材。しかしどうやらコラボ楽曲の予定もカップリングツアーの予定もないとのこと。じゃあなんで?というのはさておき、この2組仲良過ぎてインタビュー前から雑談が止まりません。どうすりゃいいのよこれ。てな具合に無理矢理切り込むところから、どうぞ(笑)。

すでに全員が揃い、インタビュー開始時刻も過ぎているのに、談笑が止まらない2組…。どうやら森(どんぐりず)が道中チョリソーパンを食べた話で盛り上がっている。

――もうレコーダー回しているんですが、このまま1時間待ちましょうか?で、“素の表情が伺えました。ありがとうございました。これにて終了!”みたいな(笑)。

チョモ あ、それでいいなら。

どんぐりず(左からチョモ、森)

全員 (笑)。

――ええと、何すか?4人は幼馴染か何かなんですか?

MAIYA 全然違います。

 何すかって(笑)。

illiomote(左からMAIYA、YOCO)

YOCO 恵比寿のBATICAってライブハウスとクラブの中間みたいな所で対バンしたのがきっかけです。

MAIYA フジロックを小さくした感じの雰囲気って箱の人は言ってたね。

YOCO どんぐりずとやりたい!って言ったら組んでくれました。

 (当時)ミュージカルみたいのやってたでしょ。

チョモ 1〜2年ぐらいネタやりながら曲やるみたいなスタイルでやってて。

――『世界平和』のスタイルから今のスタイルへの転換機みたいな時期ですか?

 クッソ転換期(笑)!

チョモ 迷いに迷ってました(笑)。

YOCO&MAIYA 「ヒップホップドリーム」好きだよ!

――『4EP1』のリリースパーティー伺わせていただきまして、森さんが“飲みてえから帰る!”て何回も言ってたのがまあ、色々あるけどこの人達最高だなと思った次第で(笑)。その時出演されてたNAGAN SERVERさんもめちゃくちゃ良かったし、Kaz Skellingtonさんに至ってはファンになりました!

 御二方ともパイセンですね。NAGANさんはこないだ地元(群馬県桐生市)に来てくれて、焚火しました。

チョモ どんぐりずのMV撮ってくれてる友達と一緒にとても見せられない様な写真を…。

MAIYA ウチら席外そっか?興味ないし(笑)。

――こちらはそういうの得意なのでドンと来いです(笑)。

 生まれたまんまの姿で…。

チョモ 陽じゃなくて火を浴びてました(笑)。

YOCO アートだなと思って一時期トプ画にしてました(笑)。

バズりは今あんま意識してない(チョモ)

――初対バンの打ち上げで仲良くなったんですか?

チョモ 2年前の夏ですかね。その場で結構喋って。

MAIYA どんぐりずが前組んでたバンドの子と知り合いだったりってのもあって。

チョモ 俺はilliomoteのTwitterとか見て“超カッコ良いな!”と。

MAIYA こっちはホルモンのカバーも見てたよ。

YOCO 原点にして頂点みたいな(笑)。

チョモ その頂点超えてえ〜(笑)。

MAIYA その次が群馬の…どこだっけ?

 高崎!

チョモ そのライブの翌日にみんなで遊んだんだよね?

MAIYA 群馬にお父さんのラーメン屋があって、ラーメン屋なんだけどラーメンあんま出ない店(笑)。

 楽器も沢山あって、色んな人の溜まり場みたいで。そこでMAIYAのお父さんから“お前ラッパーみてえなカッコしてんな。やってみろよ”と。そこでフリースタイルしたらみんなが"イェーイ!"ってなってくれて、そっからずっとセッション(笑)。

――そこでじゃあもう、皆さんでベロベロに…みたいな?

MAIYA 大体ベロベロになるのはどんぐりずですね(笑)。

チョモ& 俺らだ(笑)。

MAIYA でもそういうのもあんまなくて。ウチの彼氏とも仲良いしね。森君の彼女とウチらも仲良いし。

 (MAIYAの私服を興味深く見詰める)。

MAIYA こういうのはマルキューじゃないと買えないんだよ。

 チョモも持ってんじゃん。

――「jumbo」のMVですか?

どんぐりず - jumbo

MAIYA メイク自分でやったの?

 前日に練習してて“イケるわ”とか言ってて。本番の時にはもうスイッチ入ってて“森君、何か飲むゥ?”みたいな。ちゃっかりキモっ!

一同:(爆笑)。

YOCO パワーワード出たねえ!

――映像の話でいうとどんぐりずのMVは内輪ノリをそのままお届けみたいな?これバズったなみたいな瞬間もあります?

チョモ ふざけてる系のはもう、悪ノリっすね(笑)。バズりは今あんま意識してなくて、時にマイナスに働く事もあるよなと思ってて。

 こないだ「NO WAY」100万再生超えたのはめちゃくちゃ嬉しかった。TikTokからYouTubeいった人が多かったみたいだよね。

どんぐりず - NO WAY

――TikTokからだったんですね。

チョモ でもファンとか市場がってよりも数字だけがただデカくなった感覚でした。TikTokをそもそもよく分かってないのもあって。

――音楽を聴くツールって用途とはまた別な部分もありますしね。

 でも100万回聴かれてるってのは単純に嬉しい。

――しかしさっきから4人の話ぶりを聞いてると、もうさっさとスプリットEP出してツアーやりましょうってなりますね(笑)。

MAIYA 曲一緒に作ろうかみたいな話になった事ないね。

YOCO 一生終わんなそう。

MAIYA 作るってなったらどうなるかな?

――配信コメントもオンにしてその過程をだらだら観ていたいです。共通の友達も巻き込んだら凄い面白い「We Are The World」的なのが出来そうですよね(笑)。


 (チョモへ)お前シンディ・ローパーじゃん。

全員 (爆笑)。

チョモ やりてー(笑)。

MAIYA YOCOはスティーヴィー・ワンダーね。

YOCO 出来ないし(笑)!

MAIYA いつか気が向いたらね。

illiomote「きみにうたう」MV

――というのもこの空気感がそのままパッケージ出来そうなタイミングも中々ないよなと思って。2組とも曲作り早そうですし。

 早かったり遅かったり。出来ない時は全然です。

MAIYA ウチらも、出来ない時はマジ出来ない。

 締め切り延ばしまくり(笑)。

最終的には気持ち良いか否か(MAIYA)

――2組ともどことなく掴めない感じの音楽性を持ってらっしゃるなと思うのですが、明確なメッセージがテーマの曲もあったりするんですか?

チョモ 人に言いたい事は特にないですね。

MAIYA ウチらも同じかも。

YOCO 自分の思いはあるけど、それをみんなに分からせたいって気持ちではやってないですね。

 聴いてて気持ち良ければ。

MAIYA カッコ良いか否かしか考えてないかも。

――曲の作り方はそれぞれチョモさん、MAIYAさんがトラックで、森さん、YOCOさんが歌詞という分け方ですか?

チョモ 最近のどんぐりずは全部ミックスですね。歌詞詰める時もリフ詰める時も一緒だし。

 なんか入れちゃおうぜって入れていく感じ。

――音数少なめのミニマルっぽい作り方はルールとしてあるんですか?ライブでの音色の配置、バランス感が気持ち良過ぎて、ああ酒飲みたいと思わされました。

 それ最高!あざす!

チョモ その気持ちで作ってますね。

 (笑)。ステージ上から聴くともっと良いんですよ。めちゃめちゃ踊れる。

MAIYA お酒飲んでライブ出来るって羨ましい。

――飲みながらライブやる人もいますしね。アンプの上にトレードマークみたいに缶ビール置いてる人もいるし。

MAIYA 危ないからペットボトルとかにして欲しい。

――ペットボトルで飲む酒はですねえ、本ッ当に美味しくないんですよ…。

全員 (笑)。

チョモ 僕はライブ中は飲まない様に心掛けてます。お酒弱くて、すぐ疲れちゃう。

――曲の音数に設けているルールはありますか?

MAIYA 歌が映える様にとかは考えてますけど、最終的には気持ち良いか否かくらいですかね。

――illiomoteは絶妙なタイミングでギターが入って来ますよね。過剰に音を重ねる訳でもなく、さながらサンプリング音みたいな使い方で。だからもっと聴いてたいな〜と思ってるとすぐ抜けちゃう。illiomoteはギターがツンデレなんですよ。その配置が上手いなというか、ニクいなというか。

全員 (笑)。

MAIYA ギターのツンデレ感はあんま考えた事なかったけど(笑)、鳴り過ぎてるのがあんま好きじゃないんですよね。

チョモ トラックが決まってからメロディとかギターとかの上物乗せてるの?

MAIYA トラックから作るかギターから作るかって事?曲によるけどドラムベースを先に決める事が多いからギターは最後かな。じゃないと鳴り過ぎてる感じになっちゃう。

チョモ やっぱ基本はトラック先行なんだ。じゃないとギターメインの曲になっちゃいがちって事?

MAIYA そういう曲もあるけどね。その場合はやっぱりギターから作る。でも大体はトラック作ってから、そこに足りない物を足してったり、後は“雑味”も足してくし。

 チョモがインタビュアーになってる(笑)。

チョモ 丁度どんぐりずにもギター入れたい曲があって、どうしてんのかなって思って聞きたかったんだよね。

――それ今度のEP『4EP2』に入る曲ですか?

 今聴きてえ。聴きます?めちゃくちゃヤバい曲。

チョモ まだ完成してないから(笑)。

――歌メロを乗せるのはどのタイミングなんですか?

MAIYA 最初から歌メロがある場合と最後に乗せる場合があって、YOCOの弾き語りとかをベースに私が肉付けするパターンと、私が作ったトラックをYOCOにメロ入れてって渡すパターンがあります。

チョモ 今まで作って来たやり方を忘れちゃうんですけど(笑)、最近はまずドラム打ち込んで、それ爆音で暫く聴いて、ノッて来たら上物入れて。

――噂のチョモスタ(チョモさんがDIYで作ったスタジオ)ですね?

 ビルの4階で、音も大声も出し放題。

チョモ 廃ビルなんですよ。大声出せるって環境がタチ悪くて、この男(森)がねえ…飲んでる訳ですよ。そしたらねえ…。

 話し方落語になってるじゃん(笑)。

チョモ 急に叫びてえって言う流れになって、雄叫び上げ出して、段々止まらなくなって来たから俺も本気で止め出して、でも一緒にいる先輩(NAGAN SERVER)が悪ノリで森の事煽り出して、収拾がつかなくなって…。

 何の話だコレ(笑)?

チョモ そのくらいやっても大丈夫なスタジオですって話です(笑)。

 ラップもそんな感じで、爆音でビート流して、これ良いね!ってノッて来たら俺が即興でフローも乗せて、後からリリックを付ける形が多いです。音の1発目で良いね!ってなる時の感覚を大事にしてて、そういう時はそのままのノリで乗せちゃいますね。

歌ってる女嫌い(YOCO)

――illiomoteで好きなのは先程挙げたギターのツンデレ感なのですが、どんぐりずに関してはリフのパンチ力が物凄いなと思ってて。シンセは沢山お持ちなんですか?

チョモ いや、パソコンの音楽制作ソフト内臓の音源を使ってます。あんまり詳しくないんですよね。

――ライブでのリフの気持ち良さがとにかく印象に残ってて、ライブ用にその音をいじったりは?

チョモ いや、今は割とそのまま鳴らしてますね。

――それであんなにも気持ち良く響かせる事が出来るんですね。メロディセンスってヤツですよね…!

MAIYA どんぐりずのリフはキャッチーだよね。

チョモ うん、キャッチーさ大事。

――逆にいつかMAIYAさんがギター弾き倒す曲も聴けたりするんですか?

MAIYA どうなんだろ…まあでも元々はバンドやってて、結構弾き倒してた時もあったし。どんぐりずもバンドだったもんね。メタルみたいな。

チョモ そう。俺がギター。

 当時のチョモはダッボダボのSlipknotのタンクトップ着てて、ピアス拡張してて、ロン毛でした(笑)。

MAIYA お互い結構弾き倒してた時期があるんですよ(笑)。

――音楽性と似つかわしくない変形ギターとか持ってステージ上がって欲しいです(笑)。

MAIYA ずっとYOCOには変な形の、例えばフライングVとかスタインバーガーとか使って欲しいって言ってるんですよ。

YOCO 私に何持たせようとしてんの(笑)。

 YOCO結構変なの似合うもんな(笑)。

YOCO テクニカル系のギターを全くテクニカルしないみたいな(笑)?

MAIYA そう言えば面白かったのがYOCO“歌ってる女嫌い”って言ってて。

YOCO 男も嫌い。

チョモ 俺の事(笑)?

YOCO いやチョモは好きだよ。何と言うか自分の世界観をちょっと押し付けがましくパフォーマンスをしてる人達が嫌いというか、自分の音楽に対して酔っちゃってる感じがあんまカッコ良くないかななんて思って…ってこれクセ強インタビューになっちゃう(笑)。

――ライブ観てて“どう考えても本来の自分はそうじゃないでしょ?”っていうのが透けて見えちゃうと、もうちょい自然な形でのパフォーマンスも観たいな、観せて欲しいな、なんて思う時はたまにありますよね。

MAIYA めっちゃ分かる。YOCOの言ってる事ってそういう事だよね。

YOCO 語弊があるからちゃんと説明加えておいて下さい…(笑)。

――2組とも、曲もさる事ながら歌詞も気持ち良く流れる様な言葉の使い方をされてるなあと思いました。

 フロー感が1番大事ですね。

YOCO 私もラップじゃないけど一緒だと思う。言葉は後からで、デモ段階ではニセ英語とかニセ日本語みたいな適当な言葉を乗せながら、気持ち良い流れを作る事が大事で。

チョモ “海苔天丼”って歌詞あるよね?

MAIYA 「Everybody Nice Guys」って曲の仮歌詞の中に入ってて、海苔天丼なんかねえよと思ってたんですけど、最終的に歌詞決まった?てYOCOに聞いたら決まんないって言うから、じゃあ海苔天丼でいいかってなりました。時間なかったし(笑)。

YOCO 結果的には良かったと思うよ。ニューヨークのBohdiってラッパーとコラボしたのもあって海外の方も結構聴いてくれてて。SUKIYAKI(“上を向いて歩こう”の英語版タイトル)みたいな感じで遊べたなというか。歌詞の一言一句全てに意味があって、拘ってます!ってよりはそっちの方がアーティストとしてカッコ良いなって思うし。

illiomote × Bohdi 「Everybody Nice Guys」MV

MAIYA 歌ってる女嫌いだもんね(笑)。

 急な尖りが止まらねえな(笑)。

もうやっちゃえと思って、サルみたいに(森)

――“言葉を作っちゃう”事こそが作詞なんだという捉え方も出来ますしね。

YOCO 森くんそういうの上手いよね?「NO WAY」の“知らんぺったんshut down, bitch”なんてめっちゃいいと思った。

MAIYA “tiki dang dang no way”とかもね。

 意味は特にない。でも自分で書いておきながらそう言えばtikiって何だろう?って思って調べてみたんだけど。

――ハワイの神様ですよね。

 そう、木の神様らしくて(笑)。俺の事じゃん!木って事は森だし!ってなって、全然意味なかったんだけど、結果オーイェーイ!みたいな(笑)。

YOCO 歌詞なんてそんくらいでいいよね。

 深読みされ過ぎるのもあんま好きじゃない。“あそことここはリンクしてますよね?”とか、あんま考えてないのに。

MAIYA 自分で解説するのも何か違うしね。

 聴いて考えて欲しい。

YOCO リスナーが曲聴いてくれて、その解釈を自由に発信するのは凄く良い事だと思うけど、評論家みたいな人がさも分かった様な口調で記事書いたりとかしてるの見ると疑問に思ったりはしますね。

――「マインド魂」の“ゆうとりますけど”のみで曲中盤をやり切ったのはマジで凄えな思いました。

チョモ あのまんま行こう!みたいな。行けんじゃない?行っちゃおうよ!てめっちゃ盛り上がってました。

 何が良いかなって考えてて…ゆうとりますけどだ!これしかない!って(笑)。

――そろそろ最後の質問になりますが、先程の一緒に遊んだ時のお話や特にどんぐりずは7月7日にリリースされた「ベイベ」で“遊び足りない”と歌詞にある様に、“遊びたい”という思いに対して凄く真剣に取り組んでいるんだなと思って。2組とも“遊びたい”と“売れたい”についてのバランスはどうお考えですか?

チョモ “遊びたい”じゃないですか。みんな。この感じで遊びながらビクターさんに売れる様にお願いしてます。この感じで売れたら最高だなと。誰も不幸にならないし、俺ら遊びたいだけで、ライブも遊びに来た人しかいないから、そこで遊びたいって言ってればみんな遊びたいモード入るでしょと思ってます。

 『4EP2』のリリックの内容がほぼ“遊びたい”と“踊りたい”と“騒ぎたい”なんですよ(笑)。もうやっちゃえと思って。それこそサルみたいに(笑)。

――まさにじゃないですか(笑)。

どんぐりず - ベイベ (Lyric Video)

 完全にそのモードになってます。もう“遊び”に対する欲望が爆裂してます。

MAIYA 抑制されてるもんね。コロナのせいで。

チョモ それも絶対あるし。

 チャリ漕ぎまくりてえ気持ちを入れたフローもあります。

全員 (爆笑)。

――『4EP1」を聴いた時に遊びに対する思いを強く感じたのですが、更に遊びながらというかゲラゲラ笑いながら制作出来たんですね。それはめちゃくちゃ楽しみですね…!

 はい、『4EP2」の方がそれに近い形で制作出来ました。ヤベエと思います。ブチ上がる。

MAIYA ウチらも曲作んなきゃなあ…。遊びたいし。

チョモ 溜まってんね(笑)。

MAIYA こちとら溜まってんだよ(笑)。

 海行こうぜ(笑)。

――illiomoteの“ハッピーポップ”と言う言葉並びに楽曲からは日々の悲喜交々を全部遊び道具にしちゃえば良いじゃんという思いを感じたのですが、その思いを広める、即ち“売れる”為には自分達の“遊び”を今後多少犠牲にする事も厭わない気持ちですか?

MAIYA 普通に自分達の好きな事をやりたいと思ってます。楽しくやりたい。

YOCO 凄く分析して言語化してくれてますけど、活動する中でそこまで複雑な事は考えてないんですよね。

――それで良いと思いますよ。そういうの考え出しすとリスナーにもバレちゃいそうですしね。

YOCO あんまカッコ良くなくなっちゃう気もする。考え過ぎるとイヤになっちゃうから。“ハッピーポップ”の在り方も私達の中でその時々によって全然変わると思うし、受け取ってくれる人達も自由にそれぞれの答えを“ハッピーポップ”の中へ当てはめてくれたら良いなって思う。まあ、適当に言ってるだけみたいなもんなので、言うのそろそろやめようかなと(笑)。

オフショット
4人の撮影用傘を持ち「傘神(かさしん)」とイジられていた庄村聡泰

※記事公開時に誤った情報が掲載されていたため一部内容を変更しました。

<リリース情報>
どんぐりず 配信シングル「ベイベ」

配信中

配信リンク:
https://jvcmusic.lnk.to/dongurizu_baby

どんぐりず 配信シングル「ベイベ」ジャケット

どんぐりず EP『4EP2』

2021年8月18日(水) 配信リリース

illiomote 2nd EP『Teen Trip Into The Future』

配信中

illiomote『Teen Trip Into The Future』ジャケット

どんぐりず 関連リンク

オフィシャルサイト:
https://dongurizu.com

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インタビュー・文:庄村聡泰

ロックバンド[Alexandros]のドラマーとして2010年より活動するも局所性ジストニア罹患を理由として2021年3月に勇退。
バンド勇退の翌日より歌劇な過激団"不楽、足る。"(読み:フラクタル)の始動並びにライフスタイル提案型ファッションブランド"SNACK NGL"への合流を発表。
上記二足の草鞋を軸に、その他スタイリングや執筆など、多岐に渡る活動を予定している。
https://www.instagram.com/shomurasatoyasu

写真:池野詩織

1991年生まれ。2012年より写真家として活動開始。NY Art Book Fair 2018にてcommune Pressより写真集『オーヴ』をリリース。
ファッション、音楽、アート、コマーシャルなどあらゆるジャンルを縦横無尽に駆け回り、自由奔放な個性に起因した熱のある作品を生み出している。
https://www.instagram.com/ikenoshiori

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