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くるり岸田繁がオーケストラ作品「交響曲第二番」を制作、12月から初演コンサート

ナタリー

18/8/3(金) 12:08

岸田繁

くるりの岸田繁がオーケストラ作品第2弾「交響曲第二番」を制作。本作の初演コンサートが12月から2019年3月にかけて京都、愛知、東京の3カ所で開催される。

京都市交響楽団から依頼を受け、2016年に初の交響曲「交響曲第一番」を書き下ろした岸田。2作目の交響曲を完成させた彼は「伝統的なクラシック音楽の形式を学びながら、ポップスの楽しさ、各地で歌い継がれる民謡の美しさ、ロックのエネルギー、ジャズの味わい深さ、レゲエの優雅さ、DAWによる最新の音作りなど、全てを動員することができるとても楽しい作業です」と制作についてコメントしている。

「交響曲第二番」は12月2日に京都、4日に愛知、2019年3月30日に東京にて、岸田、京都市交響楽団、同楽団の常任指揮者である広上淳一によって披露されることが決定。くるりのオフィシャルサポーターズクラブ・純情息子では8月4日18:00から18日23:59までチケットの先行予約を受け付ける。

またこの発表にあわせて「交響曲第一番」の楽譜レンタルが本日8月3日にスタートした。

岸田繁 コメント

音楽を作り出すことについて考えています。何も考えず頭を真っ白にして、感覚だけを頼りに、ただ歌っていくことが、 私にとっての作曲の第一歩です。それは自分自身の心を発見する作業でもあります。そして、それらを編んで完成させることは、人々の想いやその役割を学ぶことにより、時代や歴史を発見する作業だと思っています。私にとって、オーケストラ作品の作曲とは、伝統的なクラシック音楽の形式を学びながら、ポップスの楽しさ、各地で歌い継がれる民謡の美しさ、ロックのエネルギー、ジャズの味わい深さ、レゲエの優雅さ、DAWによる最新の音作りなど、全てを動員することができるとても楽しい作業です。どんな時も、作る音楽はソウルミュージックでありたい、と思っています。夢や希望、悲しみや苦悩、誰かを想う気持ち、それらを魂から滲ませて、広上先生や京都市交響楽団と一緒にキラキラと輝くような音にしていきたいと思っています。

広上淳一 コメント

「交響曲第一番」の制作過程で、私は「第一番では採用されなかったフレーズは消さずに溜めておいてほしい」と伝えておりました。何故なら、彼が届けてくれた様々なフレーズは、たまたま第一番の背景の登場人物にならなかっただけで、その時点でキャラクターの立つ情熱と緻密さを伴っていたからです。第二番。脚本(作曲)岸田繁の新しい登場人物(フレーズ)が描きだす音楽ドラマにとても期待しています。これは第二章ではなく、新しい「クラシック・オーケストラ音楽の未来」第一章と確信して。新曲はいかなる時も難敵ですが、オーケストラに最大の敬意をもって向き合ってくれる岸田さんの新しいドラマを「京都市交響楽団」とともに紡ぎだし、楽譜を越えた音楽ドラマを完成させます!!

京響プレミアム -岸田繁「交響曲第二番」初演

2018年12月2日(日)京都府 京都コンサートホール
2018年12月4日(火)愛知県 愛知県芸術劇場
2019年3月30日(土)東京都 東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル

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