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『サスペリア』日本限定イラストポスター公開 森山未來、みうらじゅんらの絶賛コメントも

リアルサウンド

18/12/21(金) 15:00

 2019年1月25日公開の映画『サスペリア』の日本限定イラストポスターが公開された。

参考:『君の名前で僕を呼んで』が綴る“楽園にいた記憶” 同性愛をテーマにした『モーリス』との違い

 1970年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー“マルコス”に巣食う禁断の秘密を、ダリオ・アルジェント監督のオリジナル版とは異なる視点でアレンジした本作。監督を務めたのは、オリジナル版『サスペリア』の大ファンで、『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ。劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨークが音楽をプロデュースした。

 公開されたポスターは、画家のヒグチユウコが描き下ろしたオリジナルイラスト。ベルリンを拠点とする世界的に有名な舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”に夢と希望を胸にアメリカからやってきた主人公スージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)とカリスマ振付師マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)の2種のイラスト。先日来日したグァダニーノ監督にこのポスターを提供すると、「素晴らしい!!サインしてくれ!」とヒグチのポスターを絶賛し、実際に持って帰国したという。

 このイラストによるポスターに加え、デザイナー大島依提亜による「日本限定デザインポスター」も到着。それぞれ劇場やタイアップ店舗にて限定掲出を予定している。

 さらに、森山未來やみうらじゅん、町山智浩ら、本作をいち早く鑑賞した著名人からの興奮と絶賛のコメントも到着した。

【コメント一覧】
■森山未来(俳優・ダンサー)
この映画でおそらく最も重要な役割を担っている振付家、ダミアン・ジャレと何度か仕事をしている身としては、彼のプリミティブかつデモーニッシュな世界観がこんなにも生きる映画はもうないのではないかと思わせるほど。海外のコンテンポラリーダンス事情を少しでもわかる人にとっては、恐ろしいながらも何を観ているのだかわからなくなってきてなんだか笑けてくる、呪われた舞踏団を率いるなんとかバウシュの気持ちいいほどのぶっとびホラー。

■夏木マリ(歌手・俳優・演出家)
大好きな世界
監督はグァダニーノ、
そして、ティルダ・スウィントン
トム・ヨーク、ダミアン・ジャレ
と来たら、エネルギーが凄まじいこと間違いなかった。
 破壊と構築のアート
 完全保存版をありがとう。

■みうらじゅん(イラストレーターなど)
どれだけ観客を不安タスティックな気持ちにさせるか?
それがホラー映画の使命であるからして、サスペリアは堂々、不安タスティック映画祭最優秀作品賞を与えられるであろう。

■石野卓球 (DJ / Producer)
決して皆んなで観た方がいいです。

■Koji Nakamura (ミュージシャン)
新たに生まれ変わったサスペリアの新しい恐怖を深く味わうには、何度も映画館に足を運ぶ必要があるかもしれない。散りばめられた恐怖を繋げ合わせるように。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
あのルカ・グァダニーノ監督の最新作だが、「君の名前で客を呼んで」はいけない。「サスペリアの名前で僕を呼んで」もいけない。
本作は、カップル向けホラーとは違う。まさにバレエ・ダンサーの如く、醜悪と美のギリギリの境界線を突いてくる、ルカ監督からダリオ・アルジェントへの返信(ラブレター)”Re:suspiria”なのだ。だから、”君”は、オリジナル版以上にトラウマを負うことになる。決して軽い気持ちで観ないように。ルカ好きの”僕”は、ひとりで観る。それ程までに悍ましい。

■町山智浩(映画評論家)
タランティーノがこれを観て泣いたと聞いて、何言ってやんでえ、そんな映画じゃないだろ、と思ったが、実際に観たら、涙が頬を……。

■瀧本幹也 (写真家)
まるで上質なアート作品や舞台を観ているよう!大胆な構図と不安を誘うカメラワークに魅了された!

■西村佑子(魔女研究家)
ドイツ赤軍によるハイジャック事件と「再生」を求める「太古の母たち」の幻想世界とが見事に交錯。「唯一の母」の誕生は女性へのオマージュか。ホラーの枠では括れない作品。

■ヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン/美術家)
作品世界の恐怖ではない。 『君の名前で僕を呼んで』を世に出した人物が、この映画を産んでしまった恐怖と驚嘆に襲われる。

■鶴田法男(映画監督)
映画作家が優れた作品のリメイクに挑んだときの姿勢としては非常に正しいけれど、観客を困惑させる悪魔のような作品がこのルカ・グァダニーノ監督の『サスペリア』だ。

(リアルサウンド編集部)

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