Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

King & Prince、グループならではのメロディラインとは? 『CDTVライブ!ライブ!』披露曲「Key of Heart」から考察

リアルサウンド

20/8/10(月) 12:00

 8月10日放送の『CDTVライブ!ライブ!夏フェス4時間スペシャル』(TBS系)にKing & Princeが出演する。番組内で披露するのは、9月2日発売の2ndアルバム『L&』に収録される「Key of Heart」だ。同曲がテレビ初披露となった2020年7月18日放送の『音楽の日』を見ると、センター、歌い出しともに永瀬廉が担う形でパフォーマンスを披露している。今回も笑顔でパフォーマンスする彼らの姿が見られることに、期待が高まる。

 同曲は永瀬が主演を務める映画『弱虫ペダル』の主題歌で、爽やかな王道ポップソング。サビの部分では自転車に乗っているような振りがあったり、〈長く続く坂道の先を 目指す僕ら〉、〈越えてゆく君の背中は とても輝いてる〉という歌詞が盛り込まれていたり、『弱虫ペダル』を彷彿させるようなパートが多々ある。メロディもカントリー調の雰囲気があり、自転車でサイクリングロードを走っている情景が浮かんでくるかのようだ。シングルカットはされていないが、映画にぴったりフィットしている同曲。今回は映画公開直前での披露とあり、より注目を集めることは間違いないのではないだろうか。

 曲の全貌が見えると、SNSなどで「『Key of Heart』はキンプリらしい曲」という声を度々見かける。この「キンプリらしい」とはどういうことを指すのだろうか。もちろん一つは、爽やかで明るく、キラキラしている王道アイドルソングである曲調のことを指しているのだろう。振り返れば、King & Princeの曲は聴いていると心躍るような歌であることが多い。そしてもう一つ、メロディの作りにも理由がありそうだ。

 King & Princeの楽曲は、男性にとってやや高めキーのパートが少なくない。2ndシングル曲「Memorial」はサビの〈君を包もう〉の部分、3rdシングル曲「君を待ってる」はサビ後半の〈きっと新しい明日が〉の部分、4thシングル曲「koi-wazurai」はサビ頭の〈これは運命的な〉の部分……、と各曲に高音になる部分が盛り込まれている。彼らの音域の関係もあるが、高音部分はどれもGからBあたり。もちろん、1stシングル曲「シンデレラガール」もそうだ。〈魔法が解ける日が来たって〉というサビの部分は、大体がFからBの間で歌われている。どの曲のサビもこの音域でメロディを作ることで、統一感のようなものを感じるのかもしれない。

 さらに、2019年2月24日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で、音楽クリエイターのヒャダインが、「シンデレラガール」について解説したことがある。「この曲はAのコード(ラ・ド・ミ)なんですけど、歌の始まりはAの13thのF#から始まっていて(コードの音から)遠いんですよ。(F#は)構成音じゃないからちょっと複雑な音色になる。それが少年たちがデビューしていく緊張感や不安定さを表しているのではないか」という分析だ。この緊張感と不安定さが含まれた「シンデレラガール」を皮切りに、その後も高音パートを所々に盛り込んでいることが、「キンプリらしさ」につながっているのではないだろうか。

 一方で、King & Princeには1stアルバム『King & Prince』収録曲「Naughty Girl」や5thシングル曲「Mazy Night」のような、クールで疾走感のあるダンスナンバーもある。他にも、1stアルバムを振り返ると、ハーモニーが印象的なミディアムチューンの「別々の空」、ソウルフルなパーティーチューンの「Dance with me」、EDMの要素も感じられるアッパーチューンの「Super Duper Crazy」など、王道アイドルソングだけでない、多彩な楽曲を歌いこなすグループの在り方が見えてくる。幅広い楽曲を歌えるからこそ、王道アイドルソングも映えるというもの。King & Princeならではの爽やかな王道ソング「Key of Heart」の披露を楽しみにしたい。

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む