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秦 基博に聞く、『おちょやん』主題歌で描いた“人生における泣き笑い” KIRINJIやキャロル・キングら転機になった音楽も明かす

リアルサウンド

21/1/25(月) 18:00

 秦 基博の2021年最初のシングルは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』主題歌として注目を集めている『泣き笑いのエピソード』。過酷な生い立ちに負けず、自らの人生をひたむきに歩む主人公・千代の姿を思い描きながら制作された表題曲は、日常に明るさを与えてくれる曲としてすでに大きな支持を得ている。カップリングには最新アルバム『コペルニクス』収録曲から、自粛期間中制作された“コペルニクス AT HOME”バージョン2曲(ツアーメンバーとリモートで制作した「LOVE LETTER」、 秦の声のみでアカペラ多重録音された「アース・コレクション」)、書き下ろしの新曲バラード「カサナル」を収録。音楽的なトライと普遍的なポップネスを共存させた充実のシングルだ。

 

Featured Artist 秦 基博:転機の曲/影響を受けた曲

 また、AWAプレイスト企画でセレクトしてもらった楽曲も公開。“転機となったオリジナル曲”“ルーツに根差したフェイバリット曲”という基準でセレクトされ楽曲をもとに、シンガーソングライター・秦 基博のバックグランドを感じ取ってほしい。(森朋之)

「僕たちも泣き、笑いの両方があって、日々が続いている」

秦 基博 – 「泣き笑いのエピソード」Music Video

ーー2021年最初のシングル曲「泣き笑いのエピソード」は、NHK連続テレビ小説『おちょやん』主題歌。楽曲制作の入り口はどこだったんですか?

秦 基博(以下、秦):まず、ドラマのスタッフの方から『おちょやん』がどういうドラマなのかというお話を伺うところからですね。主人公のモデルになった浪花千栄子さんの生涯だったり、あとはその時出来ていた脚本を読ませてもらってから、曲を書き始めました。

ーー浪花千栄子さんの生涯、凄まじいですよね。幼少の頃に奉公に出されて辛苦を味わい、そこから自らの意志で女優を志すという。

秦:壮絶な境遇で育って、いろいろなことがありつつ、最終的に喜劇役者になった方なんですよね。マイナスなこと、つらい経験を反転させて、人を笑わせることを職業にするようになった、そのエネルギーがとにかくすごいなと。浪花千栄子さんの場合は極端でしたけど、たぶん僕たちにも泣き、笑いの両方があって、日々が続いているし、人生になっていると思うんです。なので自分自身にもリンクできるところがあるんじゃないかなって。そのテーマがありつつ、自分の言葉、自分の歌としてどう表現するか? ということでは、普段と変わらなかったですね。

ーー幅広い層の人たちが興味を持っている番組ですし、「なかなか先が見えない社会に対して、少しでも元気になれるような曲を」という意識もありました?

秦:曲調みたいなものに関しては、やっぱり「ドラマに向けて」という感じでしたね。『おちょやん』というドラマ自体、辛いこと、ひどい出来事もけっこう暗くなりすぎないように表現していて。なので楽曲も自然に明るくて軽快な感じになったし、そこにどうやって泣きの部分を入れ込むかというバランスだったと思います。もちろんこういう時代なので、ポジティブな曲がいいなという気持ちはありましたけどね。

ーーなるほど。アコースティックな手触りのサウンドも、楽曲のテーマにすごく合っていて。最新アルバム『コペルニクス』以降の秦さんのモードもあったと思うんですが、そのあたりのバランスはどうやって取っていたんですか?

秦:「『コペルニクス』の次はこういうサウンドにしたい」という明確なものはなかったんですよ。具体的に新しい音を目指していたというより、あくまでも「泣き笑いのエピソード」にいちばんいい形は何か? というところでしたね。ただ、エレキギターが入ってないこととか、「歌とアコギが真ん中にあって、そのうえでリズムを構築する」というやり方は、『コペルニクス』からの流れにあったかなと思います。今回もトオミヨウさんとの共同アレンジですが、この形になるまで、けっこう悩みました。いろいろ試してみて、自分の声のハーモニーと木管楽器の組み合わせが曲にも合ってるし、自分にとっても新しいのかなと。木管をここまでフィーチャーすること自体あまりないので。

ーー木管楽器と声の共鳴がキモになっている、と。

秦:そうですね。木管の柔らかさだけではなくて、自分の声のエッジーなところ、ザラついているところも入っていて。一聴すると明るくて軽快な曲なんですけど、そのなかには切なさ、力強さがあるというか。タイトル通り、泣き笑いの両方の感情を表現したかったし、歌詞、メロディだけじゃなく、サウンドにもそれが入っているのかなと。

ーーアルバム『コペルニクス』のときもそうでしたが、アレンジャーのトオミヨウさんとの相性、本当にいいですね。

秦:トオミさんが何でもできる人だっていうのもあるけど、すごくスムーズですね。こちらのリクエストに柔軟に対応してくれるし、キャッチボールもできるので。僕と作業するときは、トオミさんのスタジオで一緒に作ってるんですよ。自分で作ったラフを持っていって、「こういう楽器を入れてみましょう」とか「ドラムとベースをこういう感じにしましょう」みたいな話をしながら、お互いにアイデアを出し合ってデモをブラシュアップしていって。

ーーまさに共同作業ですね。ポップスに対するスタンスも共通してるんですか?

秦:共通している部分もあると思いますね。「泣き笑いのエピソード」も基本はシンプルな8ビートなんだけど、細かい音がけっこう入っていて、それがリズムに対して効果的に作用してるんです。僕自身は、一聴してシンプルであっても、じつはいろんな仕掛けや味わいがいっぱい隠されているものがいいなと思っていて。そういうサウンドメイクの在り方は、トオミさんとも近い感覚でいつもアレンジ作業が出来ていると思うので。

ステイホーム期間中に制作した“AT HOME”シリーズ

ーーカップリング曲についても聞かせてください。「LOVE LETTER (コペルニクス AT HOME)」「アース・コレクション (コペルニクス AT HOME)」は、アルバム『コペルニクス』に収録された「LOVE LETTER」「アース・コレクション」を昨年のステイホーム期間中にリアレンジしたトラックです。

秦:『コペルニクス』のツアーが延期になったときに、ツアーメンバーと「何かやりたいね」という話になって、アルバムの1曲目でもある「LOVE LETTER」をセッションしたんです。まず僕が弾き語りしたものに一人一人、順番に音を重ねてもらって。ツアーでやろうとしていたアレンジを元に制作したのでCD音源には入ってなかったストリングスが加わったり、また新たな雰囲気のアレンジになりましたね。次の人に送るときに動画でメッセージを付けてたんです。それは公になってないので、自分たちしか見てないんですけど。

ーー近況報告も兼ねて?

秦:そうですね。「料理してます」とか、みんなの様子もわかって、良かったですね。

ーーちなみに秦さんは、ステイホーム期間中に始めたことはありますか?

秦:何もやってないです(笑)。曲もそんなに書かなかったし、ときどき来るリモート仕事をやるくらいで。少し体を動かそうと思って、ラジオ体操をやったくらいかな(笑)。それもすぐやめちゃいましたけど。

ーー落ち込むことも張り切ることもなく?

秦:わりとそんな感じです。すごくダウナーだったわけでもないので。

ーーそういうフラットなところ、秦さんらしいと思います(笑)。「アース・コレクション (コペルニクス AT HOME)」については?

秦:「AT HOME」シリーズをもう1曲増やしたいなと思って「アース・コレクション」を選びました。「アース・コレクション」は自分だけで完結させようと思って、他の楽器を使わず、声だけで構成しているんです。

ーー一人アカペラですね。アレンジも自分で?

秦:はい。ハーモニーを含めて、オリジナル音源とは一味違うアレンジにしたくて。自分で歌って、録って、編集して、内職みたいにコツコツやって。楽しかったけど、めちゃくちゃ大変でした(笑)。

ーー「泣き笑いのエピソード」のアレンジもそうですが、秦さん自身、声を使って何ができるか? というところに改めて注目しているのかも。

秦:そうですね。声はオリジナリティのある楽器の一つというか。自分の声は倍音感が強いし、大きな武器になると思ってるんですよね。他の楽器とのバランスもあるけど、コーラスを含めて、「使わないともったいない」という感じです。

ーーそして4曲目には新曲「カサナル」を収録。〈離れ離れ 僕らは 途切れないまま/それぞれ めぐる星も いつか 必ずまた出会える〉という歌詞、いまの状況にぴったりだなと。

秦:特に何かを意識していたわけではないんですけど、“遠く離れた誰か”に対する曲になりましたね。この曲、ストリングスのアレンジでKANさんに参加していただいたんですよ。

ーー弦のラインがすごくメロディアスで、ストリングスが歌ってますよね。

秦:そう、歌う人のメロディですよね。こちらから「1番のサビのところはチェロを入れてほしいです」とお願いしたり、KANさんがヴィオラを足してくれてり、お互いに意見を交換しながら作っていきました。

ーーなるほど。そもそも、どうしてKANさんにお願いすることになったんですか?

秦:KANさんがご自身の曲でアレンジしているストリングスが素敵で、「いつか書いてもらえたらな」と思ってたんです。あと、どっちが先ってわけではないんだけど、KANさんの「キセキ」という曲で僕がギターソロを弾かせてもらってるんですよ。

ーーギターソロだけ?

秦:そうです。さっきも言いましたけど、『コペルニクス』にはエレキギターが全然入ってなくて。アルバムを聴いてくれたKANさんが「素晴らしいアルバムだけど、秦くんちのエレキの気持ちを考えたことはあるのか?」って(笑)。「秦くんのエレキが可哀そうだから、俺の曲で弾け」って言ってくれました(笑)。

(「鱗」は)自分のなかで曲の鮮度が変わらない

秦 基博 – 「鱗(うろこ)」 Music Video

ーーここからはAWAのために作ってもらったプレイリストについて。秦さんのオリジナル曲で構成されたプレイリストのテーマは「転機になった曲」。まずは「鱗(うろこ)」。2007年6月リリースのシングル曲です。

秦:この曲によって、秦 基博というものをある程度、認識してもらえたのかなと。「こういう曲を歌う人なんだな」というものを形にできた曲だと思いますね。「鱗(うろこ)」は亀田誠治さんのプロデュース、アレンジなんですけど、弾き語りで作った曲が、ピアノやストリングスなどが加わることで、こんなにも広がるんだなって実感して。すごくキラキラした印象になったし、「サウンドメイクによってこんなにも曲が輝くんだ」と体感したというか。その影響もあって、1stアルバム(『コントラスト』)でもいろいろなアレンジャーの方とご一緒したんですよね。

ーーサウンドメイクにおいても転機になる曲なんですね。

秦:はい。あと、ライブでいちばん歌ってる曲なんですよ、「鱗(うろこ)」は。セットリストからほぼ外れたことはないんじゃないかな。自分のなかで曲の鮮度が変わらないし、歌うたびに、そのときの「鱗(うろこ)」になるんですよ。そういう意味でも貴重な曲ですね。

ーーそして「アイ」は、2010年1月にリリースされた9thシングル。

秦:デビューして4年後くらいにリリースした曲ですね。それまでいろんな作り方を試してきたんですけど、「アイ」という曲と『Documentary』というアルバムによって、自分のスタイルが出来たという感じがあって。

ーー自分のスタイルというと?

秦:「自分にとって普遍性とは?」「ポップスとは?」というところですね。最初は初期衝動というか、自分自身のことを曲にするところから始まって。デビューしてからはリスナーの皆さんの姿がよりはっきりイメージできるようになって、そこからどういう曲を作ればいいんだろう? と悩んだり、色々試行錯誤したりしてたんですが、それを聴衆のなかに求めても、答えはないんじゃないかと思った。そのときに辿り着いたのは、自分のなかに深く潜っていけば、その先に普遍性があるんじゃないかと。「アイ」で言えば、愛に対する個人的な感情がもとになっていて。愛しい誰かを知って、温もりを感じる反面、それを失う怖さを同時に知るっていう。それは自分自身の感覚なんですが、しっかり突き詰めれば、普遍的なところに結びつくことが実感できたんですよね。

「ひまわりの約束2」を作るつもりはない

ーーなるほど。そして「ひまわりの約束」は2014年8月に発表されたシングル。映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌としてロングヒットを記録しました。

秦:多くの方に聴いてもらえた曲だし、卒業式、結婚式など、自分が想定してなかった場面でも流してもらって。まさに曲が独り歩きしたというか、聴き手のものになったなという感覚をいちばん強く得られた曲ですね。『ドラえもん』の主題歌だったので、お子さんにもわかりやすい言葉で書けたらいいなと思っていたんですけど、楽曲の作り方自体はそれまでと何かを変えたわけではなくて。それも自信になりましたね。あと、いろんな方に歌ってもらえたのも自分にとっては大きな出来事で。自分の曲はそれまでずっと「カラオケで歌いにくい」って苦情めいた意見をもらうこともあったんですけど(笑)、「ひまわりの約束」をたくさんの方が歌ってくれてよかったなと。

ーー「ひまわりの約束」を超えるような曲を作りたい、という気持ちもありますか?

秦:より認知される曲を作りたいという思いはありますが、「ひまわりの約束2」を作るつもりはなくて。「ひまわりの約束」とは違う山に登りたいというのかな。新しいことをやりたいという気持ちが強いですからね。

ーー新曲「泣き笑いのエピソード」も選んでもらってます。新たな代表曲になり得る曲ですよね。

秦:そういう曲になったらいいなと思いますね。ミディアムテンポやバラードではなく、「泣き笑いエピソード」のような軽快な8ビートの曲を「秦 基博の曲」として受け止めてもらえたらなと。

ーー朝ドラの主題歌ということもあって、普段以上にリアクションがあるのでは?

秦:父や母も喜んでくれてますね(笑)。浪花千栄子さんを知っている世代の方も反応してくれてるようで、嬉しいです。

ウルフルズは自分にとってブラックミュージックの入り口

ーーここからは秦さんのルーツになっている曲。「Atlantic City」(ブルース・スプリングスティーン)はアルバム『Nebraska』の収録曲です。

秦:ブルース・スプリングスティーンをすべて聴いているわけではないんですけど、高校の頃、兄が1stアルバムの『アズベリー・パークからの挨拶』を聴いていて、「かっこいいな」と思って。『Nebraska』はほぼ弾き語りのアルバムで、すごく好きだったんですよ。自分はアコギの弾き語りが根っから好きなんだなって実感した作品ですね。特に「Atlantic City」はマイナーコード感がすごくよくて。当時17歳くらいで、周りはメロコアとかを聴いてたんですけど、僕は『Nebraska』をずっと聴いてました(笑)。

ーー渋い17歳ですね! 「So Far Away」(キャロル・キング)も70年代のヒット曲です。

秦:20歳くらいのときに『TAPESTRY』を聴いて、「So Far Away」も大好きになって。この曲を聴きながら駅で電車を待っていたときのことをすごく覚えてるんですよ。ホームから見える川面に夕陽が映っていて、キラキラしてて、「この光景、めちゃくちゃいいな」と思って。普段使っている駅、何度も見ている景色なのに、音楽によってこんなに良く見えるんだって。その頃はもうライブをやりはじめてたんですけど、「自分もこんな曲を書いてみたい」と思いました。

ーー続いては「I Won’t Last a Day Without You」(ポール・ウィリアムズ)。Carpentersの曲として知られていますが、あえて歌詞を手がけたポール・ウィリアムズのバージョンですね。

秦:最初に聴いたのはCarpentersなんですよ。中学のときにドラマの影響でリバイバルヒットしていて、ベストアルバムが家にあって。なかでもこの曲がいちばん好きで、ルーツの一つになってますね。ポール・ウィリアムズを知ったのはデビューが決まってから。当時のディレクターに「こういうアーティストを聴いてみたら?」といろいろ教えてもらったんですけど、そのなかにポール・ウィリアムズもあって。聴いてみたら「I Won’t Last a Day Without You」や「We’ve Only Just Begun」(どちらもポール・ウィリアムズが作詞)が入っていて、すごくいいなと。このバージョンもいいんですよ。16ビートが効いていて、泣いているような、憂いのある声がいいなって。

ーー「Stay」(Lisa Loeb & Nine Stories)は1995年のアルバム『Tails』の収録曲です。

秦:初めてリアルタイムで好きになった洋楽ですね。高校のときだったんですけど、それまでは基本的に邦楽ばっかり聴いていて。Lisa LoebのMVがテレビで流れていて、すぐにCDを買いました。『Tails』、死ぬほど聴きましたね。

ーー当時も大ヒットしましたが、タイムレスな名盤ですよね。

秦:色褪せないですね。イントロのアコギ、何回聴いてもキュンとできますから(笑)。ステイホーム期間中にリサ・ローブが自宅から配信してたんですけど、全然変わってなくて、すごく良かったです。

ーーここからは邦楽です。まずは「グッデイ・グッバイ」(KIRINJI)。

秦:『3』というアルバムがめちゃくちゃ好きで、そのオープニングの曲ですね。「エイリアンズ」「千年紀末に降る雪は」も入ってるんですけど、サウンドも歌詞も本当にすごくて。弾き語りや引き算したサウンドも好きなんですけど、KIRINJIのように構築されたポップスも大好きで。プロフェッショナルが集まった、名盤中の名盤ですね。

ーー「ワンダフル・ワールド」(ウルフルズ)は、サム・クックの名曲の日本語カバー。

秦:サム・クックの曲を知らなくて、この曲を先に聴いたんですけど、トータス松本さん、ウルフルズは自分にとってブラックミュージックの入り口なんです。トータスさんの『TRAVELLER』(カバーアルバム)も聴いて、「こういう歌いまわし、聴いたことない」と思って。そこからですね、サム・クックやダニー・ハサウェイなどのブラックミュージックを聴くようになったのは。

ーーそして「いつのまにか少女は」(井上陽水)は、1973年のシングル『夢の中へ』のB面曲。このセレクトも渋いですね。

秦:陽水さんの『断絶』と『氷の世界』のCDが家にあって、弾き語り好き少年だった時期に聴いてたんです。「いつのまにか少女は」は何とも言えないノスタルジーがあって。〈君は静かに 音もたてずに 大人になった〉という歌詞もそうですけど、少女が変わっていく様、何かを失って成長していく描写が素晴らしくて。よく意味もわからず、勝手に切なくなって弾き語りしてました(笑)。

ーー「ピアノガール」(くるり)はピアノの弾き語りの曲。

秦:この曲が入ってる『図鑑』もめちゃくちゃ聴いたアルバムで。バンドサウンドの曲のなかで、「ピアノガール」だけピアノ弾き語りなんですよね。歌詞もすごいんですよ。〈人だって平気で刺すかも〉もそうですけど、曲の全体の雰囲気からは思いもよらない言葉があって。感情を揺さぶられますね。

ーー最後に2021年の展望について聞かせてもらえますか?

秦:「泣き笑いのエピソード」からはじまって、春に弾き語りアルバム『evergreen2』をリリースする予定です。状況を見ながらですが、15周年の節目でもあるしライブもいい形でやりたいですね。

■リリース情報
24th Single「泣き笑いのエピソード」
通常盤(CD)UMCA-50059:¥1,200(+税)
初回限定盤(CD+DVD)UMCA-59060:¥2,900(+税)
三方背スリーブケース仕様

-CD-
泣き笑いのエピソード
LOVE LETTER (コペルニクス AT HOME)
アース・コレクション (コペルニクス AT HOME)
カサナル
泣き笑いのエピソード (backing track)

-DVD- 初回限定盤のみ
Hata Motohiro Live at F.A.D YOKOHAMA 2020
・シンクロ
・フォーエバーソング
・色彩
・恋の奴隷
・Lost
・在る
・Raspberry Lover
・9inch Space Ship
・スミレ
・ひまわりの約束
・鱗(うろこ)
・朝が来る前に
・Interview & Bonus Track「トラノコ」

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