SKIN/スキン
20/6/22(月)
『SKIN/スキン』 (C) 2019 SF Film, LLC. All Rights Reserved.
スキンヘッドで顔には憎悪を表す無数のタトゥー。白人至上主義者に育てられたブライオンが主役のこの作品は、黒人の暴行死亡事件による抗議デモが拡大している今、とてもタイムリーな作品だ。
ブライオンは女性との出会いにより、レイシスト達と縁を切ろうとするが、組織からの執拗な嫌がらせにあう。実際にレイシスト集団から離別した男の実話を映画化。
差別の恐ろしさや差別された側の痛みを描く映画は多いが、何故若者がレイシスト集団に入ってしまうのか、彼らの実態、そして更生の過程など、差別者側から描いた映画は珍しいだろう。試写ではこの作品のもとになった21分の短篇『SKIN』も上映され、こちらもパンチが効いている。両作品とも必見。
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