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「仮面ライダー龍騎」松田悟志が「俳優続けてよかった」、新作にはベッドシーンも

ナタリー

19/3/30(土) 21:59

「仮面ライダージオウ スピンオフ RIDER TIME 前夜祭 プレミア上映&トークショー」の様子。

「仮面ライダージオウ スピンオフ RIDER TIME 前夜祭 プレミア上映&トークショー」が、本日3月30日に東京・丸の内TOEIにて開催され、松田悟志、萩野崇、弓削智久、高野八誠、一條俊ら9名が登壇した。

「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」「RIDER TIME 仮面ライダーシノビ」の第1話を上映する同イベント。「仮面ライダーシノビ」のキャストを中心とした第1部のあと、第2部では「仮面ライダー龍騎」のキャスト5名と監督の柴崎貴行がトークを行った。

主演の須賀貴匡をはじめ、2002年から2003年に放送された「仮面ライダー龍騎」のオリジナルキャストが集結した本スピンオフ。秋山蓮 / 仮面ライダーナイト役の松田は、大きな拍手に迎えられ「本当に楽しみにしていた」と笑顔を見せる。手塚海之 / 仮面ライダーライア役の高野は「俺の占いは当たる」とセリフを放って歓声を起こした。

役作りに関する話題では、浅倉威 / 仮面ライダー王蛇役の萩野が「龍騎」本編を観直したことを明かし「面白いなあ、なんつって(笑)。(視点が)お客さんになってた」と振り返る。そして柴崎も、自身や脚本家の井上敏樹が本編を全話復習したことを告白。しかし先日ビデオパスnaviに掲載されたキャスト座談会にて、須賀が「監督の柴崎さんも言ってたもん、『井上さんにしちゃ、真面目』って」と発言していたことから、柴崎は「違うからね! 武器の名前とか、技の名前とかが細かく書いてあったから『真面目』って言ったの! それだけ井上さんも熱を入れて書いてくれてたんだよっていう。井上さんに限らず、当時から脚本には『激しい戦いが……』とかしか書いていないものだったから」と訂正していた。

また当時助監督だった柴崎は、「龍騎」本編を観返した感想として「勘違いしていたけど、ライア一番いいやつじゃん、と思った」とコメント。すると、本編で手塚を殺すシーンのあった萩野は「当時、あなた(高野)のファンみんなに嫌われたの!」と悲しがる。また一條も、自身の演じる芝浦淳 / 仮面ライダーガイが浅倉に“盾”に使われ殺されたことを挙げ「17年経って調べものしてたら、(ネット上で)淳が“ガードベント”って呼ばれてて(笑)。ハギさんのことちょっと嫌いになった! 皆さん面白いですよね、ネイスネーミング」とジョークを飛ばした。

松田は衣装合わせで、当時の蓮のロングコートを試着したというが「コスプレになっちゃったので、今の年齢で当時の印象にできる衣装を探した」と、新たな衣装になった経緯を説明。一方当時と同じ革ジャンの萩野は、本作では浅倉が中にインナーを着用していることをアピールし「46歳が上半身裸はおかしいだろ、と。常識的に考えてもらいました」と笑う。また萩野は本作のために髪を染めたそうで「髪が痛むので嫌だと言ったんですが、プロデューサーや監督に『今はブリーチ剤も進化してるんだよ萩野くん。むしろ髪にいい美容液もあるよ』と言われて……(笑)」と明かした。

「別のライダーを演じるとしたら?」という話題では、松田が「絶対王蛇。当時からよくモノマネしてたんですよ。『イライラするんだよ』なんつって……」と回答。すると萩野が、自分も蓮のモノマネができると進み出るが、「城戸……」「おい、蓮!」「ゴローちゃん」「先生……!」「イライラするんだよ」となぜか1人で5人のメインキャラを演じてみせる。また一條は「俺も王蛇がいい。で、芝浦淳はぜひ萩野さんに……『近くにいたお前が悪い』って言いますよ」と仕返しを目論んでいた。

仮面ライダーファンの間では、蓮が「仮面ライダージオウ」の明光院ゲイツに似ているとうわさされている。本作の現場でゲイツ役の押田岳と2ショットを撮ったという松田は「実際に会うとそんなに似てなかったですよ? でも写真をTwitterにアップしたら、『そっくりです!』っていうコメントが1万件くらい来ました(笑)」と話した。

イベント中盤には、キャストと観客がこのスピンオフの冒頭映像を鑑賞。その際、イベントを欠席した須賀のコメントもスクリーンで上映され、「(本作には)男性同士のベッドシーンがあったりしてね」という発言に会場が騒然とする。高野はそのシーンに自分が関わっていることを告白したほか、柴崎は「須賀くんも現場にいたけど、一番ワクワクしていて、(写真を撮りすぎて)助監督みたいになってた。『はい、こっちからいきますよ!』みたいな(笑)」と裏話を披露。また由良吾郎役の弓削は、北岡秀一 / 仮面ライダーゾルダ役の小田井涼平が出演していないことから「横にいるはずの北岡先生がいらっしゃらなかったので、僕がどういう感じで出てくるのか楽しみにしていただけたら。僕はただの弁護士秘書ですからね……(笑)」とファンの期待を煽った。

最後の挨拶では柴崎が「また17年後、ここで会えるようにがんばっていきます」と意気込む。一條は「『龍騎』本編で言うと、47話以降くらいのスピード感で楽しめると思う」と、高野は「『龍騎』は伝説的なライダーだったので、17年ぶりにやるプレッシャーもありましたが、久しぶりにみんなと会えて、当時とは違った空気でできてうれしかった」と挨拶する。また「仮面ライダーカブト」「仮面ライダー鎧武」にも出演した弓削は「ご縁があってほかのシリーズにも参加させていただいていますが、一番思い入れのある『龍騎』を、平成最後にこのメンバーで作れたことに喜びを感じています」と愛を語る。萩野は「皆さんのおかげで幸せな時間を過ごさせてもらった」とファンに感謝し、松田は「個人的には、俳優として楽に来れた17年ではなかった。だからこそ、この『龍騎』新作を撮らせていただけることになったとき、ああ、俳優を続けてこられて本当によかったと思いました」としみじみ話し、イベントを締めくくった。

「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」はビデオパスにて、「RIDER TIME 仮面ライダーシノビ」は東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて、3月31日の0時に第1話の配信がスタート。それぞれ全3話構成で、毎週日曜に最新話が更新される。なおトークイベントでは、5月5日に須賀ら6名が登壇するイベント「仮面ライダー龍騎ナイト」が開催されることも発表された。

※柴崎貴行の崎は立つ崎が正式表記

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