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ピアニストと用心棒のツアー描く トロント映画祭観客賞受賞作『グリーンブック』来年3月公開

リアルサウンド

18/12/5(水) 8:00

 第43回トロント国際映画祭で最高賞となる観客賞を受賞した『グリーンブック』が、2019年3月1日に公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルも公開された。

参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-288160.html”>その他画像はこちら</a>

 本作は、『愛しのローズマリー』『メリーに首ったけ』など数々のコメディ映画を送り出してきたファレリー兄弟の兄、ピーター・ファレリーが監督を務め、『イースタン・プロミス』『はじまりへの旅』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたヴィゴ・モーテンセンと、『ムーンライト』でアカデミー賞最優秀助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリをキャストに迎えた、実話に基づくヒューマンドラマ。

 時は1962年。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップ( ヴィゴ・モーテンセン)は腕っぷしはもちろんハッタリも得意で、ガサツで無学だが、 家族や周囲から愛されていた。ある日、トニーは「神の域の技巧」を持ち、 ケネディ大統領のためにホワイトハウスで演奏したこともある天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ) のコンサートツアーの運転手として雇われる。まだまだ人種差別が根強く残る時代に、なぜか黒人にとって制約と危険の多い南部を目指すシャーリー。粗野で無教養なイタリア系用心棒と、インテリな天才黒人ピアニストという何もかも正反対な2人が、黒人用旅行ガイド“グリーンブック”を頼りに、ツアーへ旅立つ。

 本作のタイトルにもなっている“グリーンブック”とは、1936年から1966年までに毎年出版されていた、黒人を受け入れてくれるビジネスやサービス機関のリストが記載された旅行ガイドブックのこと。ニューヨーク出身のアフリカ系アメリカ人で郵便配達員をしていたヴィクター・ヒューゴー・グリーンが作成し、車で移動する黒人たちにとって欠かせないツールとなっていた。

 公開されたポスターには、ターコイズブルーのキャデラックを運転するトニーと、後部座席のシャーリーがアメリカ南部の美しい田舎町を走る場面が写し出され、「行こうぜ、相棒。あんたにしかできないことがある」というコピーが綴られている。 (リアルサウンド編集部)

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