Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

SKE48 松村香織、グループ支えた立役者としての一面 “努力”と“工夫”で登り詰めたアイドルの道

リアルサウンド

18/9/23(日) 7:00

 SKE48の松村香織が9月15日、名古屋国際会議場センチュリーホールで行われた『SKE48 リクエストアワー セットリストベスト 100 2018 ~メンバーの数だけ神曲はある~』で、グループからの卒業を発表した。

参考:SKE48 須田亜香里、グループ内の独自ルール明かす 「松井珠理奈さんは年下だけど敬語です」

 松村香織は、2009年に3期生としてSKE48に加入。研究生として活動をスタートし、2015年にチームKIIに昇格。同年の『AKB48 41stシングル選抜総選挙』では13位に選ばれ、初めてAKB48のシングル選抜メンバーとなる。現在28歳、AKBグループ全体の最年長メンバーとして、チームを引っ張るような存在だったという。

 AKB48グループはもちろん、松村香織が所属するSKE48の活躍を取材してきたライターの松本まゆげ氏は、彼女の印象について「努力と工夫で這い上がってきた人」と語った。

「初期の松村さんは、ようやくオーディションに受かり3期生としてデビューするも、昇格もチームEメンバーに入ることもできずにいました。ただ、なかなか芽が出ない中でも、ブログはすごく長文でしたし、MCなどのコメントは彼女にしかできない秀逸なものばかり。さらに、Google+では当時まだ定着していなかった動画配信をはじめるなど、印象に残るための工夫を怠らずにやっていた印象です。結果、2012年に「ぐぐたす選抜」になることができ、同年『AKB48 27thシングル選抜総選挙』では34位で初ランクイン。10thシングル「キスだって左利き」の選抜に選ばれ、翌年には指原莉乃さんのプロデュースでソロデビューを果たすなど知名度も人気も上がっていったように思います。2015年には念願の昇格と、総選挙では選抜入りも果たしました。こういった成果を出せたのは、努力はもちろん、諦めずに工夫を凝らし続けてきたからだと思います。“異端児”と言われることもありますが、誰にも真似できない見せ方をできるから一見変わっているように見えるのかもしれません。ちなみに、3期のオーディションでは書類選考の段階で写真を規定数より多めに添えるといったこともしていたそうです。これも見落とされないための工夫ですよね」

 グループにとって、彼女はどんな存在であったのか。

「2009年から2015年まで研究生だったので、あとから入ってきた後輩の研究生を厳しく指導していたと聞いたことがあります。とくに6期生はかなり鍛えられたそうですよ。誰一人気を抜かず、いつも全力のパフォーマンスを観せてくれるSKE48にとっては、そういうふうに喝を入れてくれるメンバーの存在は大切です。それに、発信力もありました。握手会会場の“におい”が気になると女性ファンから指摘され、エチケットを呼びかけたことが世間一般にも知れ渡り、GATSBYのキャンペーンサポーターに選ばれたのは流石です。ここでまた、SKE48の知名度が上がったと思うと、松村さんがいなくなるのは痛手でもあるのかなと。あとは、ニュース記事で見出しになりそうなことをサラッと言い、注目を集められる人なので、そういう人がいなくなるのも残念ですね。とはいえ、松村さんのおかげかSKE48は若手もすごくしっかりしているので、松村さんとはまた違う、魅力的なキャラクターに育つメンバーが現れるかもしれません」

 また、同氏は卒業後はタレントとしても活躍が期待ができると語る。

「松村さんは予測ができない方なので、どのタイミングで卒業となるのかはわかりませんが、10周年ライブまでは残って欲しいと思います。さらに勝手なことを言うと30歳まで在籍して48グループの歴史に名を刻んでほしいですね。松村さんほど自己プロデュース力に長けた方なら、また別のアイドルとしても、バラエティタレントやプロレスでも何でも活躍できると思います。松村さんのファンは、やりたいことをやっている彼女を観るのが好きというか、アイドルとしての姿だけでなく一人の人間として松村さんが好きというように見えるので、卒業後も熱心に応援していきそうです。あと、少し期待してしまうのは、SKE48を裏から支える立場になること。メンバーを指導した経験があり、動画配信という武器も持っていて、なによりSKE48のことを大切に思っているので、これからもなんらかの形でSKE48メンバーを見守っていてほしいですね」

 松村の具体的な卒業時期はまだ未定だ。本人は先日行われたイベントで「4年後卒業というのも全然ありますからね!」(参考:ドワンゴジェイピーnews)と冗談交じりに語っていたが、果たしてその真意のほどは……。(泉夏音)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む