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日向坂46 小坂菜緒&金村美玖、運命のように多い二人の共通点 “なおみく”は最強コンビとなるか

リアルサウンド

21/2/4(木) 6:00

 日向坂46の最強コンビ・小坂菜緒と金村美玖。昨年末に雑誌『アップトゥボーイ Vol.298』で表紙を飾り、1月30日に行われた『新春「新曲配信ミニライブ」』では、二人のユニット曲「See Through」が久しぶりに披露され話題になった。今回は、そんな“なおみく”コンビに注目したい。

  雑誌の表紙を単独で飾ることも多い金村。元々握手人気も高いメンバーだが、デビュー曲は3列目からのスタートだった。個性派が揃うグループなだけに、「自分には際立った個性がない」と焦る気持ちと負けず嫌いな性格で空回りしていた時期もあったように思える。しかし、与えられたポジションで表現力や技術を磨いてきたことが成果へとつながり、2ndシングル曲「ドレミソラシド」と3rdシングル曲「こんなに好きになっちゃっていいの?」では2列目の裏センター、4thシングル曲「ソンナコトナイヨ」では小坂の脇を固めるフロントメンバーに抜擢されるようになった。また最近では『ベルク presents 日向坂46の余計な事までやりましょう!』(TOKYO FM)での、ラジオDJとしての才能も開花させている。人気と実力をひたむきな努力で掴み「金村美玖」という個性を作り上げた。

 一方で日向坂46の絶対的エースである小坂は、デビューから「ソンナコトナイヨ」まで表題曲のセンターを務め、日向坂46の方向性やブランドイメージを築き上げてきた。エースとしての責任感だけでなく、二期生がセンターが務めることへの周りからのプレッシャーなど、最前線で孤独な戦いをしてきたメンバーといえる。ただ、1stアルバム『ひなたざか』リード曲「アザトカワイイ」のセンターが一期生佐々木美玲になると、「正直言うと悔しかったです」と負けず嫌いの一面もみせた。今後のさらなるパフォーマンスのレベルアップに期待がかかる。

 そんな2人は、18歳であり、O型であり、乙女座でもあり……と共通点が多い。背丈や雰囲気も似ていてまるで姉妹のようでもあるが、一方で互いを補い目標にできる関係性でもある。『アップトゥボーイ』(2021年2月号)では、金村は小坂のことを「菜緒は私にとって憧れであり、私が持っていないものをたくさん持っている、頼もしい仲間」と明かし、小坂は「ずっと傍にいないと困る存在。美玖がいるから私も頑張れる。もの凄く努力家で負けず嫌いで、刺激をたくさんもらっています」と話している。仲間であり切磋琢磨できるライバルでもあるのだ。

 金村は、小坂の代理としてセンターを務めたこともある。昨年2月に行われた『日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW』でのことだ。この日、小坂は映画の撮影で欠席。「青春の馬」のセンターを金村が担当することになった。その力強く、躍動感のあるパフォーマンスは代理とは思えないほど完璧なもので、小坂もまた「自分がパフォーマンスするのが怖くなるぐらい、すごい存在感で、刺激をもらいました」と語っていた(同上)。金村が飛躍していくことで、小坂もさらに表現力を高めていく。本当の意味での最強コンビになりつつある。

 そして初のユニット曲「See Through」も生まれた(アルバム『ひなたざか』に収録)。アンドロイドのように無感情で機械的に歌われているのが特徴的な同曲。無表情で淡々と踊る姿に“令和のWink”と呼ぶ人も。情熱的なパフォーマンスが印象的な彼女たちが機械的に歌って踊る姿は新鮮だ。

 また、「アザトカワイイ」のフロントメンバーも興味深い。センター佐々木美玲のほか、左サイドには小坂と金村、右サイドには“鉄板フロントメンバー”加藤史帆と齊藤京子が並んでいる。表現力の高さで定評がある佐々木美玲、加藤、齊藤に並んで“なおみく”も入ったことで、「アザトカワイイ」はパフォーマンスでも見応えのある楽曲になっている。このフォーメーションは、日向坂46の新たな可能性を引き出せているようだ。

 加藤と齊藤と続いて、“なおみく”がフロントの鉄板になる未来も近いかもしれない。そうなれば、日向坂46はパフォーマンス面でも新たな変化を見せてくれることだろう。今後の二人の活躍を楽しみにしていたい。

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