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モーニング娘。’20 石田亜佑美、風になびくポニーテールと笑顔 1st写真集に溢れる「だーいし感」を堪能

リアルサウンド

20/12/5(土) 21:18

 2013年に発売されたモーニング娘。’20の石田亜佑美の1st写真集『石田亜佑美』が、2020年10月にデジタル写真集として配信された。モーニング娘。10期メンバーとして加入し、約2年が経った石田の初々しい雰囲気、そしてもうすでに存在している「だーいし感」を楽しめる一冊だ。

 2013年当時から2020年現在の石田亜佑美を知っているからこそ分かる変化や、かわいさも堪能できる。昔からのファンが電子書籍として改めて見るのはもちろん、最近ファンになって、昔の石田をじっくり見たい人も必見だ。

「元気印」を体現した「陽」の人

 「モーニング娘。10期メンバー『元気印』オーディション」で合格し、モーニング娘。に加入した石田亜佑美。

 飾らない笑顔や爆笑している表情もあり、全編を通して陽の空気を感じる。晴れた空の下、浮き輪に乗って海にぷかぷかと浮いたり、何やら謎の動きをしていたり……。

 まるで「元気印」を体現したような人だ。元気印オーディションで合格した理由もすごく納得できる。当時の審査員はこの明るさを見抜いていたんだろうなあ。

 写真集の中で一番まぶしいオーラを感じたのが、陸上競技場でのカットだ。石田にランニングウェアを着せて、ポニーテールにして、陸上のコースを走らせた人は天才なのだろうか。彼女のヘルシーさと、足が速そうな雰囲気がよく似合っている。風になびくポニーテールと笑顔は、いつの時代も我々を魅了する。

みんな大好き「だーいし感」も満載

 石田を知っている人は聞いたことがあるであろう「だーいし感」。石田こと「だーいし」が醸し出す雰囲気というか、空気というか。そういうことを表したいときによく使われる言葉だ。「だーいし感」を綺麗に言語化した人はいないのではないか。

 表紙のドヤッとした笑顔も、かわいい!と思う前に「石田だなあ」と思う。表紙で少しだーいしを感じ、そのまま読み進めていくと、「だーいし感を味わえ」と言われているようなページが出てきた。一瞬笑ってしまった。

 ちょっとした腕の角度、足の角度にもだーいし感が満載。かわいいんだけれど、少し面白さも感じる。感じていいのかわからないけれど。愛くるしいという言葉がよく似合う。

 だーいし感があるからこそ、自然な笑顔のカットにすごくグッとくる。大きな口を開けて目も閉じたクシャッとした笑顔を、写真集で見せてくれるアイドルなんてそうそういないのでは?

 石田亜佑美だからできる表情や空気感をたっぷりと堪能できる。

16歳のリアルと表現力

 写真集発売当時、石田亜佑美は16歳。リアルな16歳の制服姿をたくさん見られるのも、写真集『石田亜佑美』の素敵なところ。

 写真集を開くと、まず出てくるのが制服姿で階段を下りるシーンだ。開いてすぐに本人の顔ではなく後ろ姿、しかもブレているというのは今まで見たことがない構成。動く石田を追いかけながらそのまま撮ったようなカットは、ちょっとしたストーカーのよう。これから石田を追いかけて、覗き見していくんだ……と、高揚感が味わえる。

 制服姿で線路の中を見つめる表情は、どこか切なげ。しかし次の瞬間は笑顔で線路を渡る。コロコロと変わる表情は見ていて飽きがこない。

 顔の角度や口角の上げ方、歯を見せた笑顔か、見せない笑顔か。少し変化をつけるだけですごく印象が変わる。清楚に見えたり、すごく元気そうに見えたり、ちょっとクールそうに見えたり。

 シチュエーションにハマる能力、監督からの要求に応える能力が高いのかもしれない。シーンとヘアメイクが少し変わるだけで別人のような印象を与えるのは、石田亜佑美だからこそできる芸当だ。

 石田亜佑美のファースト写真集「石田亜佑美」。単純にかわいいだけではなく、コロコロと変わる表情、表現力、そしてだーいし感も味わえる写真集だ。大人になっている石田を知っているからこそ楽しめる部分もあり、昔の石田を知らなくても、この写真集から数年後にもまた写真集が発売されているので、成長記録としても楽しめる。アイドルは、昔に追えていなくても後追いで成長を見られるのが本当に素晴らしいと思う。

 ぜひ、石田の成長の後追いをしてみてはいかがだろうか。

■真緒
ハロプロ好きのフリーライター。振りコピ系のオタクです。顔が整っていて歌がうまくて中身変な人を推しがち。

■書籍情報
石田亜佑美1st写真集『石田亜佑美』
写真:中山雅文
定価:2200円(税込/電子版)
出版社:ワニブックス
販売サイト

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