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松岡茉優が原恵一の新作アニメで主演、小説「地下室からのふしぎな旅」映画化

ナタリー

19/1/8(火) 4:00

左から「バースデー・ワンダーランド」ティザービジュアル(アカネver.)、松岡茉優。

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」で知られる監督・原恵一の最新作が4月26日に公開。松岡茉優が主人公に声を当てていることがわかった。

柏葉幸子の小説「地下室からのふしぎな旅」を原作とする劇場アニメーション「バースデー・ワンダーランド」。自分に自信がない主人公アカネは、誕生日の前日に突然現れた大錬金術ヒポクラテスとその弟子ピポから「私たちの世界を救ってほしい」と請われる。アカネが無理やり連れて行かれた世界は、骨董屋の地下室の扉とつながるカラフルなワンダーランド。アカネはその世界を守る救世主となり、さまざまな人や動物たちと出会っていく。

本作のキャラクター / ビジュアルアーティストに抜擢されたのは、ロシア出身で日本在住のイラストレーター、イリヤ・クブシノブ。原と机を並べて本作の制作に携わったクブシノブは「イマジネーション豊かなアニメーションを作る人は、人としても素晴らしいんだなと思いました。原監督は私の師匠で、私も原監督のような素敵なアニメーション監督になりたいです」とコメントしている。

また、原が監督を務めた実写映画「はじまりのみち」に出演した経験のある松岡は「またご一緒したいと思っていたのでうれしかったです。声のお仕事は、力むし、とても心配だし、お邪魔しますという気持ちが強いですが、『アカネ』というキャラクターへの愛情が原さんからビシビシと伝わってきたので、その気持ちに応えたい、原さんの思っている世界に少しでも近づきたいと思って演じました」と述懐。原は松岡の演技について「自信の無いアカネが少しづつ自分の意思で動き出す変化を見事に演じてくれました。観客の皆さんに“松岡アカネ”を早く見てもらいたいです」と太鼓判を押した。

なお、YouTubeでは本作の特報が公開中。

松岡茉優 コメント

台本をめくりながら次はどこにいけるのだろう、とワクワクしました。原さんとご一緒させていただくのは二度目ですが、またご一緒したいと思っていたのでうれしかったです。声のお仕事は、力むし、とても心配だし、お邪魔しますという気持ちが強いですが、「アカネ」というキャラクターへの愛情が原さんからビシビシと伝わってきたので、その気持ちに応えたい、原さんの思っている世界に少しでも近づきたいと思って演じました。アカネのように私が救世主にさせられて冒険に連れて行かれたら戸惑うし、前に進めないと思います。しかし、アカネは戸惑いながらも、冒険での人や動物との出会いを通して成長していきます。この作品は勇気を出して少し視点を変えてみると思いがけない世界が広がるかもしれない、ということを教えてくれると思います。楽しみに待っていて欲しいなと思います。

原恵一 コメント

いろいろな作品をつくってきましたが、あらゆる世代に楽しんでもらえる作品をつくりたいと思ったのが企画のきっかけです。僕としては初めての本格的なエンターテイメント映画への挑戦となります。キャラクターデザインを誰にお願いしようかと考えていたときに入った書店で、イリヤの画集に出会い「これだ!」と一目惚れしました。スタイリッシュで個性的なのに、幅広い層から支持される魅力も併せ持っている。僕の初めてのエンターテイメント映画はイリヤといっしょにやりたいと強く思いました。制作は佳境に入っていますが、非常に楽しんで作っており、自信作です。公開を楽しみに待っていて欲しいと思います。
松岡と初めて会ったのは、僕の初実写映画「はじまりのみち」のオーディションの時でした。当時はまだ高校生でしたが、媚びない目をしていたのが印象的でした。その後ブレイクしたのも我が事のように嬉しかった。今回のアカネ役もオーディションで決めました。僕が相手役になって即興でのやりとりをしたのがとても楽しかった。本番のアフレコも、自信の無いアカネが少しづつ自分の意思で動き出す変化を見事に演じてくれました。観客の皆さんに“松岡アカネ”を早く見てもらいたいです。

イリヤ・クブシノブ コメント

原監督作品を観ていたので、監督にお会いする前から制作に参加すると決めていました。日本のアニメーション制作現場に入るのは初めてですが、才能がある方ばかりで、やはりレベルが高いです。6才で「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(監督:押井守)を観て、この世界に進もうと決めて、10才からモスクワの美術学院に通い始めました。自分がデザインしたキャラクターが動いているのを初めて観た時は本当に感動しました。原監督と机を並べて仕事をしていますが、アニメーションの作り方から昨日見たテレビの話まで、本当に楽しく会話をしながら作品づくりをご一緒させていただいています。イマジネーション豊かなアニメーションを作る人は、人としても素晴らしいんだなと思いました。原監督は私の師匠で、私も原監督のような素敵なアニメーション監督になりたいです。

(c)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会

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