Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

我儘ラキア、全公演完売の過去最大ワンマンツアーを完遂「アイドルのニューアイコンになります」

ナタリー

我儘ラキア「WAGAMAMARAKIA TOUR」東京・USEN STUDIO COAST公演の様子。(photo by Rui Hashimoto)

我儘ラキアのライブツアー「WAGAMAMARAKIA TOUR」のファイナル公演が6月25日に東京・USEN STUDIO COASTで開催された。

「WAGAMAMARAKIA TOUR」は4月に開幕した我儘ラキア史上最大規模のワンマンライブツアー。全国各地で行われた計20公演すべてのチケットがソールドアウトするという盛況ぶりで、ファイナルではUSEN STUDIO COASTの1階後方や2階席まで入った観客がメンバーと生バンドが作り上げる迫力のステージに夢中になった。

観客の緊張感を高めるSEが鳴り響く中、すでにバンドがスタンバイしているステージに現れた我儘ラキアは「SURVIVE」で勢いよくライブの幕を開ける。Nob(MY FIRST STORY)がプロデュースしたこの曲は、YouTubeで公開中のミュージックビデオの再生回数が120万回を超えるほどの人気ナンバー。曲中、花道を通ってフロア中央のセンターステージへと繰り出した星熊南巫は熱のこもった歌声を、MIRIは切れ味抜群のラップを響かせた。続いて「Reboot with...『 』」を披露した彼女たちは「日本で一番カッコいいアイドル、我儘ラキアです」と自己紹介し、パワフルなサウンドを生み出すバンドとともに一体感のあふれるパフォーマンスを展開。レーザーの照明が場内を交差する中、「Leaving」では会場全体を巻き込んでキャッチーなダンスを踊り、「reflection」では曲に合わせてジャンプするよう笑顔で観客を煽った。

最初のMCの時間を迎えると、MIRIは「このご時世、ツアーを開催できるか危うい状況の中、見ろよと、我儘ラキアは無事ツアーを完走させてやったぜと言ってやりたいので、今日は最後までよろしくお願いします! 」「アイドルなの? バンドなの? ラッパーなの? なんなの?と散々言われてきたけど、今日のこのライブで証明します。これが我儘ラキアだと。これを見て何かを言うやつはもう知りません。みんなが明日へ向かって希望を持てるようなライブをしたいと思います。私たちがみんなの背中を押すような音楽を作るから、みんなはその足で高く高く上へ飛び跳ねてください! 私たちと新しい時代を作りましょう!」と熱く呼びかける。序盤の勢いをより一層加速させた4人は、バックダンサーを率いてメロディアスなナンバー「New World」を披露。川﨑怜奈はダンサーたちをバックにソロのダンスパフォーマンスも繰り広げ、観客の視線を釘付けにした。また、6月30日にリリースされるミニアルバム「SUPERIORITY」の収録曲「JOKER」ではステージ前方からスモークが立て続けに噴出。「Letting Go」「Like The Stars」ではこの2曲をプロデュースしたKuboty(ex. TOTALFAT)がゲストとして登場し、熱いギタープレイでライブを派手に彩った。

ライブ中盤にはメンバーが全員そろってセンターステージへ。星熊は観客にスマートフォンのライトを点灯させて頭上に掲げるように促し、「未来っていうものは漠然としすぎると暗くて前が見えなくなるけど、こうやってみんなで照らせば明るいものに変わると思うんです」と語りかけた。そして4人は左右に揺らめくまばゆい光に照らされながら、ロックバラード「One」を感情たっぷりに熱唱する。続くソロ曲のコーナーではMIRIが「初めてMCバトルをやったときに、相手が『アイドルだからって調子に乗ってんじゃねえよ。俺は明後日、コーストでライブすんだよ』と言ってきたのね。それに対し、私は『うっせえな。私はいつかワンマンでコースト埋めてやるよ』という返しをしたんですね。それがやっと今日、実現しました!」と喜びを分かち合ったのち、コロナ禍の外出自粛期間中に感じたことを表現した楽曲で、その後明るい歌詞に書き直したという「diary」を披露。また海羽凜は「To Be Continued」を、星熊は「rain」をピアノの伴奏に合わせて力強く歌い上げた。

その後、「自分自身としてもグループとしても成長できたツアーだったと本当に思います。アイドルの活動ってはかないものだと思われてるかもしれないですけど、自分たちはまだまだゴリゴリに、できひんかったこと叶えていくんでこれからも一緒に付いて来てください!」「この時代に負けない、この時代に言い訳をしない、日本のアイドルのニューアイコンになることをこの場で約束します。そしてみんなが見たい景色を必ず見せます。こんなにたくさんの人が自分たちの味方でいてくれたら、怖いものなんてありません」という星熊の決意表明を合図に、ライブはラストスパートへ。我儘ラキアはミディアムナンバー「Don't fear a new day」を皮切りに「Melody」「There is surely tomorrow」と一気に畳みかけ、会場を興奮で満たしてステージをあとにした。

アンコールでは10月に新たなライブツアー「SUPERIORITY TOUR」がスタートすることが発表され、フロアや2階席から大きな拍手が沸き起こる。これを受け、4人は「こんな時代ですが、皆さんも生き残ってください。我儘ラキアは生き残るどころか、飛び越えて見えないところまでいきます」と高らかに宣言。ラストナンバーとしてこの日2回目の「SURVIVE」をパフォーマンスし、大盛況の中でUSEN STUDIO COAST公演の幕を閉じた。

我儘ラキア「WAGAMAMARAKIA TOUR」2021年6月25日 USEN STUDIO COAST セットリスト

01. SURVIVE
02. Reboot with...「 」
03. why?
04. Leaving
05. reflection
06. New World
07. Orange -Layna solo-
08. Ambivalent
09. JOKER
10. Letting Go
11. Like The Stars
12. One
13. diary / MIRI
14. To Be Continued / 海羽凜
15. rain aco ver / 星熊南巫
16. rain
17. Don't fear a new day
18. Melody
19. There is surely tomorrow
<アンコール>
20. SURVIVE

我儘ラキア「SUPERIORITY TOUR」

2021年10月16日(土)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
2021年10月24日(日)群馬県 高崎clubFLEEZ
2021年11月2日(火)広島県 CLUB QUATTRO
2021年11月3日(水・祝)福岡県 DRUM LOGOS
2021年11月18日(木)宮城県 Rensa
2021年11月20日(土)金沢 EIGHT HALL
2021年12月7日(火)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)
2021年12月29日(水)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2021年12月30日(木)愛知県 Zepp Nagoya

アプリで読む