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NiziU、EXILE TRIBE、LiSA、櫻坂46……2021年最初のシングルチャートから考える、各アーティストの飛躍と再起

リアルサウンド

21/1/9(土) 10:00

参照:https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2021-01-11/

 最新のオリコンチャートによれば、NiziU『Step and a step』が12,106枚で1位を記録。そしてEXILE TRIBE『RISING SUN TO THE WORLD』が9,798枚で2位、LiSA『炎』が9,360枚で3位、櫻坂46『Nobody’s fault』が8,392枚で4位、King & Prince『I promise』が6,726枚で5位と続いた。この週はほとんど新譜がなく、年末年始の音楽特番をはじめとしたメディア露出が既発作品のセールスに影響したと考えられる。そこでそれぞれの年末年始の動きを振り返ってみたい。

2020年の顔、NiziU

 12月2日にデビューを果たしたNiziUは、その後数々のテレビ番組に出演した。

 活動休止中だったメンバーのMIIHIが復帰した『ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE 2020』(テレビ朝日系)や、特別賞を受賞した『第62回輝く!日本レコード大賞』(TBS)、女性グループとしては史上最速の出場となった『第71回NHK紅白歌合戦』など、各局歌番組を行脚。『Yahoo!検索大賞2020』のアイドル部門も受賞し、2020年の顔と言っても過言ではない活躍を見せた。

NiziU(니쥬) Debut Single『Step and a step』MV

「Rising Sun」から10年のEXILE TRIBE

 トップ5の中では唯一当週で新譜をリリースしているのがEXILE TRIBEである。

 2011年の東日本大震災の際にEXILEが発表した「Rising Sun」からちょうど10年となる今年、新たに彼らが掲げたテーマは「日本を元気に。そして、日本の元気で、世界を元気に」。収録された「RED PHOENIX」「RISING SOUL」「WAY TO THE GLORY」の3曲はどれも聴き応え十分だ。

EXILE / RED PHOENIX(from Single「RISING SUN TO THE WORLD」/ EXILE TRIBE)

飛躍の1年となったLiSA

 主題歌を務めた『鬼滅の刃』の大ヒットにより年末はメディアに引っ張りだことなったLiSAは、各局の大型特番はもちろんのこと、『ひるおび!』(TBS系)や『深層NEWS年末3HSP~2021年ニッポンの羅針盤~』(BS日テレ)、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)といった音楽以外の番組にもコメント出演しており、こうした高い露出頻度がセールスにも繋がっていたと考えられる。10月にリリースした『炎』はレコード大賞を受賞。大きな飛躍の1年となった。

LiSA 『炎』 -MUSiC CLiP-

改名し再スタートとなった櫻坂46

 昨年、欅坂46から改名した櫻坂46は、デビュー初ライブと1stシングル発売が12月に重なり、大忙しの年末を迎えた。

 出演予定だった年末の音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 20/21』は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて中止となったものの、『2020 FNS歌謡祭 第2夜』(フジテレビ系)をはじめ、『NHK紅白歌合戦』など各局の音楽特番に出演。メンバー個人でのバラエティ番組出演やラジオ出演、雑誌等を含めれば、ほぼ毎日メディアに露出している。再スタートを猛ダッシュで駆け抜けた年末だった。

櫻坂46 『Nobody’s fault』

有終の美を飾った嵐

 最後に、週間アルバムランキングでは嵐の『This is 嵐』が11,971枚で1位に返り咲いている。昨年を以て活動を休止した嵐はこの年末、数多くの音楽特番やバラエティ番組に出演した。ライブ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』も開催し、作品は軒並みランキング上昇。最後にチャートでも存在感を示し、有終の美を飾っている。

■荻原梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi)

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