『映画「砕け散るところを見せてあげる」』の新たな公開日が2021年4月9日に決定。スペシャルトレイラー映像が公開された。

『とらドラ！』『ゴールデンタイム！』で知られる竹宮ゆゆこの小説『砕け散るところを見せてあげる』をもとにした同作。正義感の強い高校3年生の濱田清澄は、学年一の嫌われ者である1年生の蔵本玻璃をいじめから救い出すことを試み、次第に心の距離を縮めていくが、やがて危険が迫り始めるというあらすじだ。濱田清澄役に中川大志、誰にも言えない秘密を抱える蔵本玻璃役に石井杏奈がキャスティング。『うさぎドロップ』『沈黙 サイレンス』などのSABUがメガホンを取った。当初は5月8日から公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期となっていた。

SABU自ら制作したスペシャルトレイラー映像は映画本編では使用されていない映像などで構成されており、本予告編では描ききれなかった「物語の鍵となる重要なシーン」も盛り込まれているとのこと。トレイラー映像は第2弾以降も制作される。

また、同作は『第36回ワルシャワ国際映画祭』国際コンペティション部門に正式出品されることも発表。 SABU監督のコメントが到着した。

SABU監督のコメント

コロナでこれまでの日常が奪われた。劇場で映画が観れないのは本当に辛かった。映画は人の心を豊かにする大切な娯楽の一つだと改めて感じました。僕は観客の皆さんの声や反応を原動力に映画を作って来ました。お客さんの声を早く聞きたい。そんな中、ワルシャワ国際映画祭からコンペティション部門で招待！　嬉しくて飛び上がりました。今回のコロナで隠れたヒーローたちが話題になりました。昼夜を問わず舞台裏で活動し、病人や弱い立場にある子どもたちを支えるヒーローたちです。今作にもそんなヒーローが登場します。娯楽映画であること以上にアートフィルムとしての性質を多く備え、個性的で美しく、記憶に残る作品です。映画を見て楽しんで是非声を聞かせて下さい！

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