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東京交響楽団特別演奏会・サエグサシゲアキ1980s 『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』ほかをフルオケで!

ぴあ

20/2/7(金) 12:00

三枝成彰

日本を代表する作曲家三枝成彰が1980年代に手掛けた名作の数々をフルオーケストラの生演奏で辿る!という興味深いコンサートが開催される。三枝成彰といえば、オペラ『忠臣蔵』や『Jr.バタフライ』に、交響曲『動乱』などなど、クラシックの王道をゆくイメージが強いのだが、そこは21世紀を生きる現代の作曲家。映画やテレビの音楽など、あらゆる分野においてその手腕を発揮。名作の数々が世に送り出されている。

今回、東京交響楽団がお届けする「サエグサシゲアキ1980s」公演は、文字通り1980年代に手がけられたサエグサ作品にフィーチャーした画期的な内容だ。プログラムの中でも特に目を引くのが『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』。これも三枝成彰の作品だったのかと、そのマルチぶりに感嘆する。過去に手がけたアニメ作品を紐解いてみれば、『鉄腕アトム』(1980年放送の第2作)に『機動戦士Zガンダム』(1985年)、『機動戦士ガンダムZZ』(1986年)などなど、興味深い作品がずらりと並ぶ。今回は何が登場するのかしないのか。ガンダム世代は2月12日のオーチャードホール公演を見逃すな!

●公演概要
2月12日(水)Bunkamuraオーチャードホール
「東京交響楽団 特別演奏会 サエグサシゲアキ1980s」

指揮:梅田俊明
管弦楽:東京交響楽団

●三枝成彰(作曲家)

1942年生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修了。在学中に安宅賞を受賞。

代表作として、オラトリオ『ヤマトタケル』、オペラ『千の記憶の物語』等、映画音楽に「優駿」「お引越し」「機動戦士ガンダム~逆襲のシャア~」「機動戦士Zガンダム」、テレビ番組の音楽に、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」等、多数。1989年、日本アカデミー賞映画音楽部門最優秀音楽賞を受賞。

国際モーツァルテウム財団の依頼で、モーツァルトの未完曲に補筆・完成したことも話題となった。

オペラ作品をライフワークとして16作品掲げており、代表作としては1997年5月には、構想に10年近くをかけたオペラ『忠臣蔵』を完成・初演し、各界の注目を集めた。さらに2000年5月には愛知県芸術劇場でオペラ『忠臣蔵』改訂版を再演し、2002年1月には東京新国立劇場にて再演。

2004年、プッチーニの『蝶々夫人』を下敷きとした新作オペラ『Jr.バタフライ』を初演、好評を博す。このオペラは2006年、イタリア・プッチーニ音楽祭でも再演された。これは同音楽祭における初の外国人作品の上演であり、プッチーニ以外の作曲家の作品としても初の上演ともなった。

著書に「大作曲家たちの履歴書」(中央公論新社)、「三枝成彰オペラに討ち入る」(WAC出版)など。2007年、紫綬褒章受章。2008年、モノオペラ「悲嘆」、ピアノ協奏曲「イカの哲学」を初演したほか、日本人初となるプッチーニ国際賞を受賞。

2010年、オペラ『忠臣蔵』外伝、男声合唱と管弦楽のための『最後の手紙 The Last Message』を初演。2011年、渡辺晋賞受賞。2013年、オペラ『KAMIKAZE ―神風―』を世界初演。

2014年8月、イタリア・プッチーニ音楽祭にて、オペラ『Jr.バタフライ』イタリア語版を初演。2016年1月、富山と東京にて同作品の日本初演を行った。2017年10月に林真理子の台本、秋元康の演出により、新作オペラ『狂おしき真夏の一日』を世界初演。同年、旭日小綬章受章。

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