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青木野枝 霧と鉄と山と

20/1/12(日)

鉄や石膏など重い素材を使用しているにもかかわらず、軽やかでリズミカルな作品をこの世に生み出している青木野枝(1958-)。本展も大気や水蒸気など、うつろう自然をテーマとした展覧会だ。小さな鉄の樹木が林立するアプローチを抜けると、そこにあるのは鉄やガラス、石膏などでつくられた深い山々。作品を全て取り払ったガラスケースに並ぶ透明な波板が、谷底から勢いよく吹き上げる霧のようみえてくる。会場を移動するたびに幾重にも重なる山を踏み分けていくような感覚になる展示は、チラチラと目の端に移る他の作品の残像も美しい。一足ごとに変わる周囲の景色も計算されつくしているに違いない。鉄や石膏が織りなす空間に、久々に時間を忘れてどっぷりと浸った展覧会。

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