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バリキャリvsワーママの戦いにどう決着つけた? 『家売るオンナの逆襲』北川景子の“家哲学”

リアルサウンド

19/2/21(木) 14:00

 生き方の違う2人の女性に、万智(北川景子)の“家哲学”が幸せもたらした『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)の第7話。

参考:『家売るオンナの逆襲』も好調 “生身の女”ではない、“ロボット型ヒロイン”の時代は続く!?

 テーコー不動産では、輝く女性社員の活躍をアピールするために「ウーマンプロジェクト」が立ち上げられた。だが早速、会議の場では、キャリアウーマン・朝倉雅美(佐藤江梨子)とワーキングマザー・宇佐美サキ(佐津川愛美)との意見が衝突する。

 既婚者だが子どもはいらない主義の雅美と、ワーキングマザーである自分の価値観を主張するサキ。会議中、やっと本題に入ろうとすると、サキは「時短勤務なんで、息子のお迎えが」と言い、残りの議題についてはお任せしますと、万智と雅美に任せて平然と席を立ってしまう。

 「ウーマンプロジェクト」をきっかけに万智に好感を持った雅美は、家探しを相談することに。すると内見先で、万智&雅美とサキ&留守堂(松田翔太)が遭遇。サキは同期の足立(千葉雄大)からの紹介を受けて留守堂に家探しを依頼していた。2人の希望の物件が被ってしまい、雅美とサキは、互いに自分こそ家を買う権利があると主張し、バリキャリvsワーママの家を巡る熾烈なバトルが勃発してしまう。

 ボーリング対決の末、家の獲得権を手に入れたのは雅美。それでもサキは「私は子どもたちの命を育むためにあの家が必要なんです!」と雅美より自分こそがこの家を買うことにふさわしいとばかりに主張する。だが、万智は「本気で両立しようと思うのなら自分の仕事量を把握してどこまでできるかをコントロールしなければなりません!」と育児ハラスメントで訴えられることも恐れず、サキに喝を入れる。そして、サキの夫の職場に託児所が新設されることを知り、徒歩3分の物件を2人に紹介し、「男性も仕事に家庭に輝くこと」を提案する。

 「女性が活躍し輝くため」に立てられた「ウーマンプロジェクト」。女性が輝くとは? という万智の問いに、庭野(工藤阿須加)は「女性が職場でも家庭でも生き生きするということ」と答える。では、男性は輝こうが輝くまいが普通に仕事を続けられることができる一方、なぜ、女性は輝くことを要求されるのか? それに対し、万智が「そんなものはくたばってしまえばいいのです」と威勢良く答えて見せたシーンは、とても痛快だった。

 一方で、男は仕事がうまくいかなかったら逃げ道がない、仕事しかないのって生きづらい、と零していた足立。「女の人みたいに人生にバリエーションがあるのってうらやましく思えることあるな」という、男性である足立が、女性の生き方を羨む声も印象的だった。

 年齢や性別を問わず誰しもが、固定的な理想の生き方に縛られないで、自らが望む幸せな生き方を模索していくしかない。今後の見どころとなってくる万智と屋代(仲村トオル)の2人の生き方にも、そのヒントが隠されているだろう。(文=大和田茉椰)

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