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コロナの時代を乗り越える“Help! The 映画配給会社プロジェクト” “配給会社別 見放題配信パック”を開始!

ぴあ

20/5/15(金) 15:00

“Help! The 映画配給会社プロジェクト”イラスト&ロゴ

新型コロナウィルスの影響で、映画館、映画製作者、そして映画配給会社は困難な時代を迎えている。そんな中、日本の独立系配給会社がこの難局を乗り越えるために“Help! The 映画配給会社プロジェクト”を立ち上げ、その緊急アクションとして、“配給会社別 見放題配信パック”をスタート。配信作品の第1弾ラインナップが発表され、世界の映画人からの応援動画メッセージがYouTubeチャンネルにて公開された。

新型コロナウィルスの影響で、日本全国の人々、そして事業者の誰もがかつてない難局を迎えている。それは映画業界も同様だ。13の特定警戒都道府県では映画館の休館がさらに続き、緩和容認や解除となった34県でも休館を続けざるを得ない映画館があり、再開できても以前のような集客は不可能で、やがてくる“第二波”、“第三波”も想定すると、映画界にとって“コロナの時代”は長くなると覚悟せざるを得ない。

このような状況の中で、小規模映画館であるミニシアターを守るための“ミニシアター・エイド基金”や、日本映像職能連合(映職連)の政府への補償要望書の提出など、数々のアクションが始められてきたが、独立系配給会社も、この難局を乗り越えるために何をすべきか模索してきたのだという。

この“Help! The 映画配給会社プロジェクトの発起人となっているのは、キノローグ、クレストインターナショナル、ザジフィルムズ、サニーフィルム、セテラ・インターナショナル、チャイルド・フィルム、ミモザフィルムズ、ムヴィオラの8社。将来的には独立系配給会社団体として、諸課題の改善や情報共有に取り組みたいと考えているようで、このプロジェクトに賛同した、映画の宣伝美術を数多く手がけるグラフィックデザイナーの大寿美トモエがロゴを、Ayumi!がイラストを、それぞれ手がけた。フィルムの時代からデジタルの時代に変わったが、フィルムを映画の象徴として、それを手渡す配給会社をイメージしているようだ。

緊急アクションとなる“配給会社別 見放題配信パック”では、アップリンク・クラウドを配信サービスとして、各配給会社が自社の過去作品をパックにして配信。配給会社により作品数が異なるため、配信期間や料金も異なる。

【関連リンク】

アップリンク・クラウド“Help! The 映画配給会社プロジェクト 配給会社別 見放題配信パック”ページ

第1弾の配信は、5社による全90作品。本日5月15日の15時より配信開始となる。 配信される作品は、クラシックな名作やヌーヴェルヴァーグの傑作群、アジアやヨーロッパの作家たち、近年大ヒットした作品、カンヌなど国際映画祭での受賞作、これまで未配信だった貴重な作品など見逃せない全90作となっている。配信する5社と、それぞれの見放題パックのリンクは下記。

【関連リンク】

クレストインターナショナル見放題パック

【関連リンク】

ザジフィルムズ見放題パック

【関連リンク】

セテラ・インターナショナル見放題パック

【関連リンク】

ミモザフィルムズ見放題パック

【関連リンク】

ムヴィオラ見放題パック

第2弾の配信は5月22日(金)15時より配信開始を予定しており、彩プロ、アンプラグド、エスパース・サロウ、オンリー・ハーツ、サンリス、シンカ、ハーク、マジックアワーら8社の作品を予定している。※事情により一部が第3弾の配信となる場合あり

■参加会社一覧(アイウエオ順)5/11現在:20社
・配信メンバー:13社
彩プロ、アンプラグド、エスパース・サロウ、オンリー・ハーツ、クレストインターナショナル、ザジフィルムズ、サンリス、シンカ、セテラ・インターナショナル、ハーク、マジックアワー、ミモザフィルムズ、ムヴィオラ
・賛助メンバー:7社
キノローグ、サニーフィルム、チャイルド・フィルム、ドマ、ノンデライコ、パンドラ、ユナイテッドピープル

また、世界20の地域の38人の映画人による応援動画メッセージには、『世紀の光』『光りの墓』のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督、『ヘヴンズ ストーリー』『菊とギロチン』などの瀬々敬久監督、台湾のツァイ・ミンリャン監督、フィリピンのブリランテ・メンドーサ監督、中国のワン・ビン監督、イランのモフセン・マフマルバフ監督、さらにはピーター・バラカンやLiLiCo、ミニシアターの番組編成担当者らが名を連ねている。



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