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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

抜群の歌唱力は過去作でも 『ロケットマン』タロン・エジャトンについて知りたい9つのコト

リアルサウンド

19/9/8(日) 10:00

 『キングスマン』(2015年)のメガヒットで一躍スターダムにのし上がったタロン・エジャトン。ヒュー・ジャックマンが演じた『ウルヴァリン』役の後継者として噂されている注目のイギリス人俳優だ。とはいえ、彼がエルトン・ジョンを演じた『ロケットマン』が公開されるまで、彼の名前を知らなかった日本人は少なくないだろう。世界中を驚かせた抜群の歌唱力と演技力で、今年のオスカーノミネーションもとり沙汰されているタロン・エジャトンの素顔をのぞいてみたい。

1. エガートンなの、エジャトンなの⁉
 『ロケットマン』のプレミアで来日したタロンに筆者が取材したときに聞いてみたら、彼の発音では「エジャ」と「トン」の間にかすかな発音の「R」があった。ただ、「G」にアクセントをつけた「エジャートン」や「エガートン」と伸ばすのは違うような気がする。正確に書けば「エ」にアクセントをおいた「エジャ“(小書きの)ル”トン」かもしれない。しかし、それは面倒くさすぎるので、「エジャトン」でよいだろう。気になる人はYouTubeでタロンが登場するトークショーなどを鑑賞してみるのもよいかも。

 ちなみに、彼の名前の「Taron」は本来は、彼が出身のウェールズ地方の言葉、ウェールズ語で“雷”という意味の「Taran」のハズだったが、母親がミススペルしてしまったらしい。

2. 故郷の名前が長すぎる!?
 タロンが出身のウェールズ地区は13世紀にはイングランドから独立していた歴史もあり、タロンにはイギリス人というよりはウェールズ人だというアイデンティティがあるらしい。おもしろいことに、海外のトークショーでしょっちゅう話題にのぼるのがタロンの故郷の名前――「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndropwllllantysiliogogogoc」。

 ……なんとウェールズ語で58文字もある。2016年にオンエアされたトークショー『The Tonight Show』では、『イーグル・ジャンプ』(2016年)の共演者であるヒュー・ジャックマンもこの町の名前を読むのに挑戦。さすがにこの町出身者のタロンだけはきちんと発音できたようだ。

3. 花より団子⁉
 インタビューで会った実物のタロンは小ぶりでキュートな面差しと、目が合えばニコっと笑ってくれるフツーの人っぽさ、冗談好きな性格が魅力的だったのだが、筆者は彼のタンクトップからはみ出た大胸筋に目が釘付けに! 身長175cm、体重78キロと噂される彼はスラっとしているというよりは、見事に鍛え上げたがっちり体形の持ち主だ。

 あるインタビューでは、『キングスマン』に登場するようなサヴィロードの高級スーツはお金があっても買わないとのこと。それよりも「ナイスな寿司ディナーに行くほうがいいね。寿司は大好きなんだ」と語ったタロン。筆者にも、「観光する時間はあんまりないけど、昨日の夜は素晴らしい寿司を食べたんだ! 明日のプレミア前にもなんか美味しい日本食を食べたい」と食べ物愛を語っていた。

 ストイックに「大体いつもワークアウトしている」(※1)という筋トレ系男子には珍しく、チョコレートケーキとビールがやめられないとか!

4. アニメ好き⁉
 『SING/シング』でゴリラのジョニー役の声優を務めた(エルトン・ジョンの『I’m Still Standing』を歌うシーンも!)タロンは、小さな頃、ディズニーアニメの『バンビ』(1942年)を観て以来、アニメの虜になったそうだ。学生の頃は絵やアートにハマっており、もし俳優になっていなかったなら、アニメーションに関わる仕事をしていただろうという。

 現在NHK BS4Kで放映中の『ムーミン谷のなかまたち』で英語版のムーミンの声も担当しているし、ただ今配信中のNetflixオリジナルシリーズ『ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジスタンス』、先日のベネチア国際映画祭でお目見えしたアニメ―ションのVR映画『グリンプス(原題)』や『SING/シング』の続編(2021年全米公開予定)など、アニメ映画に意欲的に出演しているところを見ると本当にアニメが好きなのだろう。

5. かなりのガッツの持ち主!
 『キングスマン』のオーディションは5週間もの気が遠くなる長いプロセスだったという。しかしこの間、オーディションとは別に5回以上、監督やスタッフに会いに行っていたタロン。なんでも自分がエグジー役に最適だと説得していたのだとか!

 無事オーディションに合格したときはビールとピザでお祝いしたという庶民派だが、次の日には映画のアクションシーンに備えて、ジムでトレーニング開始したそう。やはり、かなりのガッツの持ち主だ。

6. ヒュー・ジャックマンとデュエット⁉
 『ロケットマン』のデクスター・フレッチャーが監督し、タロンが実在のスキージャンパー、マイケル・エドワーズを演じ、ヒュー・ジャックマンがコーチ役を演じた『イーグル・ジャンプ』のサウンドトラックで、タロンが「Thrill Me」という曲をヒューと一緒に歌っているのを知っているだろうか?

 タロンがメインボーカルを、ヒューがバックコーラスを務めたこの曲は、イギリスのバンド「OMD」のアンディ・マックラスキーと90年代に一世風靡したボーイポップグループ「テイク・ザット」のゲイリー・バーロウが作った曲らしさ満載で、懐かしい80年代シンセポップ調のサウンドだ。タロンの歌声はのびやかで素晴らしく、80年代の世界観に違和感なく溶け込んでいる。エルトン・ジョンの曲とは一味違う彼の美声を味わってほしい。(※2)

7. 実はマザコン⁉
 タロンのInstgramやレッドカーペットに頻繁に出現するママ。「人生でトラブルが起こったときは、いつもママに電話するんだ。理性的で、現実的で、普通な彼女は知恵を与えてくれる」とママへの敬愛ぶりをタロンは隠さない。彼のような息子にこれほど頼られるなんて、相当素敵なママに違いない。(※3)

8. 失恋してインスタを始めた!?
 1カ月半ほど前にタロンのインスタにも登場している美女が彼の恋人。この美女は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)、『ワンダーウーマン』(2017年) や『ジャスティス・リーグ』(2017年)のアシスタント・ディレクターを務めたエミリー・トーマスで、2016年からタロンと付き合っているという(結局ガセネタだったのだが、彼女はタロンと付き合う前の2015年に『ミッション インポッシブル/ローグ・ネイション』でトム・クルーズの現場アシスタントを担当し、トムと噂になっていた)。

 ところが、お互いの多忙なスケジュールが原因で2018年には一度別れてしまったタロンとエミリー。傷ついたタロンは髪を切り、インスタを始めてフレッシュなスタートを切ったが、ほどなくして2人は元の鞘に収まった。再びヨリを戻したことを彼は「とても誇らしい」と語っている。(※3)

 『ロケットマン』のプレミアにタロンはママとエミリーを同伴。破局を乗り越え、愛するママ公認の仲なのだから、2人のゴールインはひょっとしたら近いのかも!? 

9. 映画でつい出ちゃうクセ!?
 筆者とのインタビューで、『ロケットマン』を観たタロンの家族が「タロン、映画のなかでもいつものクセが出ちゃってるよ!」と声を揃えて言ったと話してくれたタロン。それは、イラッとしたときや怒ったときに、片方の頬をふくらませて、ふくらませた頬の内側から舌をクイクイと突き出すクセなのだとか。しかも、エジャトン家の人々が共有する謎のクセだという。確かに『ロケットマン』でそのクセは確認できるので、他の映画でも探してみなければ。

 10月18日に公開される『フッド:ザ・ビギニング』のロビン・フッド役ではアクションシーンを見事にこなし、ロンドンの名門王立演劇学校で鍛えた演技力と歌唱力で、ほかの英国若手俳優を一気に引き離した感のあるタロン・エジャトン。今後の活躍に世界中から期待が高まる俳優だ。(文=此花わか)

<参考>
※1…Taron Egerton idolises Colin Firth – CELEBRITAINMENT
※2…Taron Egerton facts: Meet the Rocketman star who plays Elton John – Smooth Radio
※3…Who is Taron Egerton’s girlfriend Emily Thomas? The Rocketman star is ‘really proud’ they got back together – ES Insider

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