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少女の傷心をすくい取る、東京国際映画祭出品作「テイクオーバーゾーン」が順次公開

ナタリー

20/3/20(金) 12:00

「テイクオーバーゾーン」ポスタービジュアル

第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門正式出品作「テイクオーバーゾーン」が5月8日に京都・イオンシネマ高の原、奈良・イオンシネマ西大和で公開される。

第2回ジュブナイル脚本大賞で選出された岩島朋未のシナリオを映画化した本作。両親の離婚と大好きな弟との離別を経て、父親とギリギリの生活を送る少女の傷付いた心をすくい取る。沙里を演じた吉名莉瑠はオーディションで抜擢された新人。本作で第32回東京国際映画祭東京ジェムストーン賞に輝いた。

また沙里が所属する陸上部の部長・雪菜役で「ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~」の糸瀬七葉、沙里のボーイフレンド・光星役でドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」の森山瑛が出演。沙里の父親を「ローリング」の川瀬陽太、母親を「ロストパラダイス・イン・トーキョー」の内田慈、雪菜の父親をドラマ「水戸黄門」などで知られる合田雅吏が演じた。

監督は「ヴァンパイア ナイト」やドラマ「山本周五郎人情時代劇」の山嵜晋平。自身の出身地である古都・奈良を舞台に、沙里の日々をドキュメンタリーを見せるかのような演出で捉えた。

「テイクオーバーゾーン」は全国でも順次公開される。

※記事初出時、人名に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。

(c)ドラマデザイン社

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