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イラン若手監督による犯罪映画『ジャスト6.5』&『ウォーデン』が1月公開

CINRA.NET

20/10/6(火) 13:00

©Iranian Independents

イラン映画『ジャスト6.5 闘いの証』『ウォーデン 消えた死刑囚』が2021年1月から東京・新宿のK's cinemaほか全国で順次公開される。

『第32回東京国際映画祭』最優秀監督賞、最優秀主演男優賞を受賞した『ジャスト6.5 闘いの証』は、薬物撲滅警察特別チームのサマドが、売人の頂点に立つナセル・ハグザドを追い詰め、刑務所に収監することから物語が展開するクライムムービー。1989年生まれのサイード・ルスタイが監督と脚本を務め、ペイマン・モアディ、ナヴィッド・モハマドザデー、ファルハド・アスラニ、パリナーズ・イザドヤールらが出演している。

同時公開となる『ウォーデン 消えた死刑囚』の舞台は、1966年イスラム革命前のイラン南部にある刑務所。囚人たちを新しい刑務所へ移送する任務を背負う所長のヤヘド少佐は、行方不明になった死刑囚の捜索のために以前か惹かれていたソーシャルワーカーを呼び寄せるが、やがて「正義」「良心」は何かといった問いに直面するようになるというあらすじだ。ナヴィッド・モハマドザデーやパリナーズ・イザドヤールらが出演し、1980年生まれのニマ・ジャウィディが監督と脚本を務めた。

ピーター・デブリュージ(Variety)のコメント

『ジャスト 6.5 闘いの証』について
隅々までハリウッドのアクション映画と同じくらい刺激的でありながら、イランの社会システムへの洞察が注入されている。サイード・ルスタイ監督の緊迫した上出来のスリラーは単なるアクション映画に留まらない別次元の作品になっている。

イヴ・タシュネット(AMERICA MAGAZINE)のコメント

『ウォーデン 消えた死刑囚』について
この映画はタイトルが示すように刑務所ドラマだが、同時に、とても奇妙なひねりとロマンティックコメディの要素を加えた、ある種の寓話でもある。監獄の荘厳さは神がここのどこか、その深奥部に隠れていることを示唆している。

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