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山崎賢人「夏への扉」で描く恋は「いい意味で恥ずかしい」、清原果耶も「ピュアだなあ」

ナタリー

21/2/13(土) 16:17

「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」完成報告会の様子。左から山崎賢人、清原果耶。

「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」の完成報告会が本日2月13日に東京・イイノホールで行われ、キャストの山崎賢人、清原果耶、藤木直人、監督を務めた三木孝浩が登壇した。

本作はロバート・A・ハインラインによる小説を映画化したSFエンタテインメント。2025年を舞台に、30年間も冷凍睡眠させられた科学者・高倉宗一郎が大切な人を救うため奔走するさまを描く。山崎が宗一郎を演じたほか、宗一郎の恩人の娘・璃子に清原、30年後に目覚めた宗一郎に力を貸すヒューマノイドロボットに藤木が扮した。

オファー時の心境を問われた山崎は「デビュー作ぶりに三木さんとご一緒できることや、信頼しているチームの皆さんとまた作品が作れるということで、ワクワクする要素がたくさんあり楽しみにしていました」とコメント。三木も「あのときはまだ15歳だったかな?」と振り返り、「久しぶりに賢人くんと会って、これまでいろんな主演作を重ねて役者としてたくましくなっていたんですが、一方で青臭さやピュアさを失っていないんです。このすれてない感じが宗一郎にぴったりで、素敵に演じてくれました」と称賛した。

山崎と同じく三木の監督作でデビューを果たした清原も「また三木さんとご一緒できると思ってうれしかったです」と喜んだといい「お話をいただいたときは原作のことを知らなかったので、三木さんや山崎さん、ほかのキャストの皆さんとどんなお話でご一緒できるんだろうと思っていました」とほほえむ。イベント冒頭から「ロボット役の藤木直人です!」と名乗っていた藤木は「人間役じゃないということでハードルが高いなと思い、一度お断りしていました」と明かし、三木を「初耳です!」と驚かせる。結果的にオファーを受けた理由について、藤木は「賢人くんと以前連ドラでご一緒していましたし、今回バディを組む役柄ということで、思い切って飛び込んでみました」と説明した。

世界的に有名な原作を映画化するにあたって、三木は「これは大変な企画が来たなと思いました」とプレッシャーを感じていたと語る。「古典中の古典と言われる小説ですし、でも今まで映画化されていなかったのが不思議に思うほど面白い作品です。でも1956年に書かれた作品ですから、現代の皆さんが観て自分事のように感じていただきたいので、時代設定や表現を変えながら脚本作業を進めました」と制作の舞台裏を紹介した。

宗一郎と璃子の、時を超えた純愛が描かれる本作。山崎は「僕久しぶりにピュアな恋愛映画に出演させていただいたんです。撮影中もそうだったんですが、完成したものを観て……恥ずかしかったというか……」と照れながら語尾を濁す。三木が「そうだったんですか?」と笑いかけると、山崎は「ピュアな恋愛ものはけっこうやってきたはずなのに、いい意味で恥ずかしいと感じるのは久々の感覚でした。家族や恋人、友達への愛など、いろんな形があると思うんですが、どんな形であれ愛が続いていくのは素敵なことだなと思います」と熱弁。清原は「璃子は純粋な思いに突き動かされている人間なので、やりがいがあって楽しかったです。ピュアだなあと思いながら完成した作品を観ていました」と振り返る。

イベントでは、劇中で描かれる宗一郎のあきらめない姿にちなみ、登壇者たちに「あきらめたくないと思うことは?」という質問が。山崎と清原が「OKテイクが出るまであきらめない」「過酷な環境での撮影でもがんばりたい」と語る中、藤木は「マラソン」と回答。理由を問われると「一生に一度でいいからマラソンを完走してみたい」と考えていたことから、昨年いくつかの大会にエントリーしていたが、新型コロナウイルス流行の影響で断念せざるを得なかったと説明する。藤木は「トレーニングしなくていいならいいやと思って、最近は全然走っていないんですが、いかん!と思っています」と述べた。

「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」は近日公開。当初2月19日に初日を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出を受け、延期されている。

※山崎賢人の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記

(c)2021「夏への扉」製作委員会

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