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中村勘九郎&阿部サダヲ、『いだてん』クランクアップ 中村「役者人生の一生の宝物になりました」

リアルサウンド

19/10/1(火) 16:43

 毎週日曜日に放送されている大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)。9月27日に中村勘九郎(金栗四三役)、10月1日(9月30日深夜)に阿部サダヲ(田畑政治役)がクランクアップを迎え、すべての撮影を終了した。

参考:『いだてん』制作の裏側は“もうひとつのオリンピック”だったーーチーフ演出・井上剛の挑戦

 宮藤官九郎のオリジナル脚本をもとにした『いだてん』は、昭和39年の東京オリンピックまでの半世紀にわたる日本とオリンピックとの関わりを描くドラマ。最新回となる第37回では、オリンピックのために尽力してきた嘉納治五郎(役所広司)が最期を迎えた。物語は、1964年東京オリンピックに向けて、最終局面に突入する。放送は12月8日の第47回まで。

 クランクアップにともない、中村と阿部より下記のコメントが寄せられた。

●中村勘九郎(金栗四三役)コメント
今はまだ実感が沸かないんですけれど、これだけ長く作品に携わると、もう(キャスト・スタッフと)ファミリーになっていますので、このチームと別れるのはさみしいですね。普段あまりこういう気持ちになることは無いんです。それだけ思い入れの深い作品になりました。本当に現場の雰囲気もチームワークも良かったですし、なにより宮藤さんが書いてくださったおもちゃ箱のような作品で、どれだけ遊べるか、どうやったら楽しく視聴者に届けられるかというのを楽しみながら作ることができたのは、役者人生の一生の宝物になりました。本当に1年半、ありがとうございました!

●阿部サダヲ(田畑政治役)コメント
田畑政治のことが好きなので、まだやっていたいという気持ちもあります。自分がテレビドラマで関わった日数としては一番多いと思うんですけれど、なんだかあっという間でした。それはたぶん田畑の周りがめまぐるしく変わっていくからだったんだと思うんですよね。ずっと一緒にいた方は少ないんですけれど、関わった役者の数がものすごかった。中でも治五郎さんとのシーンが思い出に残っています。今日最後の撮影でもふと頭をよぎりました。宮藤さん、すてきな作品をありがとうございました。皆さん本当におつかれさまでした。楽しかったです。

(リアルサウンド編集部)

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