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東方神起、KAT-TUN、ヒゲダン、w-inds.、THE RAMPAGE……“踊れる”新作ポップスを紹介

リアルサウンド

19/7/30(火) 7:00

 今週リリースのアイテムを紹介するこの連載、今回のテーマは“最新のダンスミュージックを取り入れたアジアンポップスの最新型”。15周年イヤーを迎えた東方神起の両A面ニューシングル、シングル曲を収録せず、ライブを意識した新曲を中心に置いたKAT-TUNのニューアルバムなど、“踊れるポップス”としての機能を備えた新作を紹介します。

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 15周年イヤーに突入し、2019年11月から2020年1月にかけて4度目の全国5大ドームツアーも決定。再び上昇気流に乗った東方神起から両A面シングル『Hot Hot Hot/ミラーズ』が届けられた。エレキギターを鋭利にピッキングしたフレーズ、骨太にしてシンプルなビートとともに(タイトル通り)夏の雰囲気と“熱く盛り上がろう!”という思いをストレートに描き出すサマーチューン「Hot Hot Hot」。そして、シンフォニックな響きを活かしたトラックと男気溢れるボーカル、〈真実はどこだ?どこだ?消えるのか?〉というフレーズがひとつになったロッキンなヒップホップ「ミラーズ」。両極端の2曲から伝わってくるのは、ユンホ、チャンミンの表現力、パフォーマンス力のさらなる向上だ。二人ともすっかり大人の男。年齢を重ねるごとに魅力を増す、理想的なキャリアが続いている。

 前作『CAST』から約1年ぶりのリリースとなるニューアルバム『IGNITE』にはシングル曲が一切収録さていない。その結果として本作は、“火”というコンセプトのものと、ライブ感の溢れたアッパーチューンを中心に統一感のある作品へと結実している。まさに火を噴くようなギターサウンドに導かれたハードロックナンバー「GO AHEAD」(ドラマ『節約ロック』主題歌)、超アッパー系のエレクトロトラックと“ぶち上げろ!”と鼓舞する「Fly like a ROCKET」などインパクトのある楽曲が揃っているが、なかでも印象的なのはリード曲「DANGER」。攻撃的なラップをぶつけ合い、解放感のあるサビへと突き進むこの曲は、KAT-TUNの新たなライブアンセムとして浸透するだろう。「We are KAT-TUN」とタイトルされたボーナストラックも必聴。

 「Pretender」がオリコン週間ストリーミングランキングで8週連続1位を記録(7月22日付)、7月8日に初の日本武道館公演を成功させるなど、Official髭男dism。完全にブレイクを果たし、この国のポップシーンのど真ん中に躍り出た“ヒゲダン”の新曲「宿命」は2019ABC 夏の高校野球応援ソング/『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)テーマソング として制作されたナンバー。華やかなホーンセクションで幕を開け、(このバンドの最大の特徴である)ブラックネスを感じさせるトラックメイク、ドラマティックなメロディラインによって聴く者の心をしっかりと鼓舞する楽曲に仕上がっている。現在進行形のグローバルポップとドメスティックな大衆性を自然につなげるセンスはさらに向上。共同アレンジャーの蔦谷好位置の的確な仕事ぶりにも脱帽である。

 2017年あたりから橘慶太が楽曲のプロデュースを手がけるようになり、最新鋭のダンスミュージックを積極的に取り込むようになったw-inds.。その最初の集大成と呼ぶべきアルバム『100』(2018年7月)を経て、約1年ぶりに届けられたニューシングルの表題曲「Get Down」は、これまででもっともアグレッシブなダンスチューンとなった。テーマはずばり、“踊るw-inds.”。アタックの強いビート、起伏に富んだメロディラインを含め、ダンスパフォーマンスを前提にした楽曲だ(当然、MVでもバキバキに踊りまくり!)。ディープな浮遊感をたたえたトラックが印象的な「Take It Slow」、メンバー3人が歌詞を共作したチルトラック系ナンバー「Femme Fatale」を含め、w-inds.の新たなモードを体感できる1枚だ。

 2019年春に初のアリーナツアーを開催、過去最高の24万人を動員するなど、確実に勢いを増しているTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。ニューシングル『WELCOME 2 PARADISE』の表題曲は、しなやかにして濃密なグルーヴを感じさせるトラック、ポップで心地よいメロディが印象的なサマーチューン。彼らのもっとも太いルーツであるヒップホップの匂いを残しながら、“大人の夏ソング”という新機軸を打ち出している。さらに「SUMMER DAYS」(森永製菓『ICEBOX』コラボソング)、「One More Kiss」(DHC「薬用リップクリーム」タイアップソング)、全編英語詞の「Nobody」と夏をテーマにした色彩豊かな楽曲を収録。奔放に広がり続ける音楽性をぜひ体感してほしい。(森朋之)

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