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いま、最高の一本に出会える

宝塚歌劇雪組「幕末ロマン『壬生義士伝』」公開舞台稽古より、左から真彩希帆扮するしづ、望海風斗扮する吉村貫一郎。

浅田次郎原作、雪組「壬生義士伝」に望海風斗「“芯”として自覚が持てた」

ナタリー

19/7/26(金) 17:43

宝塚歌劇雪組 かんぽ生命 ドリームシアター「幕末ロマン『壬生義士伝』」「ダイナミック・ショー『Music Revolution!』」の東京公演が、本日7月26日に東京・東京宝塚劇場で開幕。これに先駆け同日、公開舞台稽古と囲み取材が実施された。

第1幕の「壬生義士伝」は浅田次郎の同名小説を原作に、石田昌也が脚本・演出を手がける作品。劇中では、貧しい家族を助けるために盛岡南部藩を脱藩して新選組に入隊する吉村貫一郎を中心としたストーリーが展開した。

望海風斗は、遠く離れて暮らす家族に仕送りをするために危険な任務も厭わない吉村を、穏やかな南部弁でまっすぐに演じる。真彩希帆は美しい歌声を響かせながら、雫石で夫の帰りを待つ妻しづ、京の両替商・鍵屋の娘で吉村に思いを寄せるみよの2役を演じ分けた。また彩風咲奈演じる大野次郎右衛門が幼なじみの吉村を案じる姿や、彩凪翔扮する土方歳三、朝美絢扮する斎藤一、永久輝せあ扮する沖田総司といった面々からなる新選組隊士が繰り広げる力強い殺陣にも、ぜひ注目しよう。

第2幕の「Music Revolution!」は、代表的なジャンルの音楽の起源から今に至るまでの発展をテーマとしたショー。作中ではジャズやロックなどさまざまな曲調の音楽に乗せ、出演者たちが華麗な歌と踊りを披露した。

舞台稽古後の囲み取材には、望海と真彩が出席。吉村貫一郎役を務める上で望海は「家族への思いを大切にした」と役作りを語る。また下級武士の吉村を演じることについて「主役であることを自分も忘れてしまうくらい、端にいることになじんでいて(笑)」と思いを明かし、「主に新選組の真ん中にいる人たちが物語を進めるので、吉村がストーリーの中心として存在するのが難しいと思っていました。でも舞台に立ってみると皆さんのお力のおかげで、“芯”として自覚を持つことができた」と感慨を述べる。しづ、みよ2役を担当する真彩は「2役のどちらも吉村さんを思っている女性なので、やりやすさがありました」と話し、「まったく異なる女性なので、お客様に『同じ人だ』と感じさせないよう、それぞれの人生を生きたいです」と意気込んだ。

「Music Revolution!」の好きな場面を尋ねられると、望海は雪組の面々が白い衣装をまとって「歌こそ我が人生」と高らかに歌い上げるシーンを挙げ、「私が取材で『自分にとって音楽とは人生』とお話ししたことを(演出の)中村先生が覚えていらして、この場面を作ってくださいました。出演者たちがそれぞれの思いで歌っているのがとても好きです」と話す。真彩も「一体感があって、私も大好きなシーンです」とコメントし、「それから(望海と真彩による)デュエットダンスも……大好きです!」と望海に視線を送ると、望海が「……はーい!」と笑い交じりにうなずき、報道陣を和ませた。

東京公演は9月1日まで。なお本作の上演期間中には、東京宝塚劇場内のCafe de Reposにて、作品にちなんだオリジナルカクテル「貫一郎」とオリジナルノンアルコールドリンク「しづ」、特別デザート「みーるっく れもんでしょ!」が提供される。

※Cafe de Reposの2つ目のeは、アクサングラーブ付きが正式表記。

宝塚歌劇雪組 かんぽ生命 ドリームシアター「幕末ロマン『壬生義士伝』」「ダイナミック・ショー『Music Revolution!』」

2019年5月31日(金)~7月8日(月)※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場

2019年7月26日(金)~9月1日(日)
東京都 東京宝塚劇場

「幕末ロマン『壬生義士伝』」

原作:浅田次郎「壬生義士伝」(文春文庫)
脚本・演出:石田昌也

「ダイナミック・ショー『Music Revolution!』」

作・演出:中村一徳

出演:望海風斗、真彩希帆 ほか

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