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lyrical schoolが考えるアイドルとラップグループのバランス感覚 それぞれが確信する「今の5人だからできること」

リアルサウンド

20/4/24(金) 12:00

 ラップ&アイドルというジャンルを切り開いてきた先駆者であるlyrical school(以下、リリスク)が、新たな幕開けとなるEP『OK!!!!!』を完成させた。

 2017年春からスタートした、yuu、minan、hime、hinako、risanoという5人の新体制のもと、2枚のアルバムやシングルのリリース、さらに数々のライブパフォーマンスも重ね、文字通りの“新生”リリスクとして成長と変化を遂げてきた彼女たち。すでにライブではお馴染みの「Bring the noise」やリードシングルでもある「OK!」を含む全5曲を収録した今回のEP『OK!!!!!』は、純粋に“ラッパー”としてのリリスクの魅力を存分に引き出した作品にもなっている。インタビュー中でも語っているように、新体制となった3年目の今だからこそ到達した今作。彼女たちがこの作品に行き着くまでの経緯や、個々の曲のポイントについても、本人たちの言葉によって詳細に迫ってみた。

 なお、今回の取材は新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、政府による緊急事態宣言が発令される以前に、メンバーの安全を十分に配慮した上で行なわれました。出演予定であったライブがいくつも中止になるなど、アーティストとしての活動が大変な状況ではありながら、明るく前向きにインタビューに臨む彼女たちの姿勢に、こちらも勇気をもらいました!(大前至)【インタビュー最後に読者プレゼント&オリジナル動画あり】

新体制後の関係性にも変化「やりたいこととか、方向性が固まってきた」

左から)risano、hime、minan、hinako、yuu

ーー2度目のメジャーデビューとなった昨年リリースのアルバム『BE KIND REWIND』を経て、2020年初リリースとなるEP『OK!!!!!』ですが、結構攻めている感じがしますね。

minan:毎回、アルバムはプロデューサー(キムヤスヒロ)がコンセプトを練って、長い時間をかけて1枚を作っていくのですが、今回はEPなので、メンバーの好きなこと、やりたいこと、挑戦したいことを全部やってみようというイメージで作りました。

ーーリリスクはラップグループとアイドルとの異なる二つの要素を同時に実現している稀なグループなわけですが、今回は特にラップグループとしての部分がすごく強くなってきているなと。例えば、今作では歌のパートの割合が少ないですよね?

minan:たしかにサビの歌やメロディ部分がいつもよりだいぶ減っています。その辺りもEPだから出来ることなのかなと。あとは、今のリリスクのメンバー編成になって、そろそろ3年目になるのですが、この体制でやりたいこととか、方向性が固まってきたんです。だからこそ、今ここで“攻め”のスタイルが出せてきているのかなと思いますね。

ーー今のメンバーになってからの3年の中で、グループ内に変化はありましたか?

risano:めちゃくちゃ変わりましたね。

hime:それこそ最初の1年目とかは、結構アイドル寄りだったんです。歌モノももちろん多かったし。振付もしっかり付いてたので、ライブパフォーマンスとしてもそうだし、衣装とかもアイドルっぽくスカート履いたりしていたので。

hinako:今は振付とかもないので、フリースタイルでパフォーマンスしています。けど、最初の頃は本当におどおどしていて。

yuu:ガチガチでしたね。

hinako:ステージ上に立っていても何も分からなくて、「どうしよう! どうしよう?!」って。今は5人全体の雰囲気を見ながら目と目でコミュニケーションを取り合ったりするパフォーマンスが段々と出来るようになりました。

risano:私は結構何も考えずに、がっつり前に出ちゃったりするので、そういう時は他のメンバーが空気を読んでくれたり。みんなで臨機応変に考えながら、その場その場で動けていますね。

ーー「この人が前に出るぞ」っていうのをちゃんと気配で感じているわけですね?

risano:そうですね。たまに事故るけど(笑)。

ーーやはり、新しく加入した3人によって、グループが大きく変わったっていうのはありますか?

minan:そういう部分は大きいと思います。あとは、その前の編成の時はhimeが一番新しく入ったメンバーだったんですけど、後輩っていう立場だったから、やりたいこともなかなか言えなかったと思うんですよね。それが新体制になってガラッと一新して、個人のやりたいことをどんどん言えるような環境になって。今はhimeがやりたいこともかなり反映されてきているかなと思います。

ーーhimeさんは、先輩として3人が加入してからの変化をどう見ていますか?

hime:歳は一番下なんで、自分が先輩とは思っていないんですが、ラップ色を強くしていきたいとか、振付を無くして自由にパフォーマンスしてみようって思ったのは、今の5人だったらそういう形がハマるかもしれないし、良い方向にいくかもしれないと思えたからなんですよね。もし、この3人じゃなかったら、もしかしたら今も前みたいに振付を付けて、スカート履いてもっとアイドルっぽくなっていたかもしれない。本当に今の5人だから、今回のEPが出来たのかなとも思います。

ーーここからは今回のEPから1曲ずつお話を聞いていきながら歌詞の中で皆さんの好きなフレーズやパンチラインなどもあれば伺いたいと思っています。まずは1目の「OK!」ですが、非常にリリスクらしい、聴いて元気の出てくる曲ですね。

lyrical school /OK! (Full Length Music Video)

minan:「OK!」を制作してくれた方達は何年も前からリリスクに曲を提供してくださっているので、歌詞も楽曲の感じも、“リリスクらしさ”を存分に引き出そうと思って、作ってくれたのかなって。

hinako:歌っていてもめちゃめちゃ楽しい曲です。私の好きな歌詞は〈死ぬまで生きてく Yeah! Yeah! Yeah!〉の部分で、〈死ぬまで生きていく〉って、もう最高じゃないですか。人生を表したような一言で。ライブでも噛み締めながら歌ってます。

hime:私はminanさんが歌っている〈気に入らないなら変えちゃえ/失敗したなら再チャレンジ 倍チャレンジ〉っていうところが好きです。「それって今のリリスクだな」って思うんです。前のスタイルが気に入ってなかったというわけじゃないんですけど、「私らしく変えちゃっても良いかな?」って思って、ライブスタイルとかも変えて。上手くいかなかったところも、努力して再チャレンジして。その分、場数も倍踏んで、倍チャレンジしていったし。だから、ここのラインとかは、私たち5人を表してもらっているなと思います。

ーー歌詞を作っている側も、今のメンバーの気持ちを汲み取っているということなんでしょうかね?

minan:それは本当に、めちゃくちゃ汲み取ってくれています。

risano:私が自分が作詞した時に「こういう曲を書きたいな」って思うような、「そうそう、こういう曲!」みたいな感じの歌詞が多いですね。

minan:あと「この子がこれを言うと、説得力があるな」と思わせるように、そのメンバーらしい歌詞を振ってくれていたりもしますね。

ーー個人的には、曲の最後のほうにある〈人生は何秒 あと何度夏は来るの? 世界って終わるの?〉の部分が、本当に偶然ですけど、今の新型コロナで世の中が混乱している状況と照らし合わせて、少しドキッとする部分がありますね。

minan:たしかにそうですね。でも、うちのグループって、世界が終わる系の歌をこれまでにもたくさん歌っていて。前にも『WORLD’S END』(2018年)というアルバムも出していますし。

ーーけど、このタイミングだからこそ、この曲のポジティブなメッセージが深く届きますね。

minan:はい。逆に気持ちが乗ると思います。

ーー次は「HOMETENOBIRU」です。Young Hastleとの「Cookin’ feat. Young Hastle」という曲でも本格的なトラップに挑戦していましたが、この曲はvalkneeが歌詞、ANTICがトラックを担当していて「Cookin’」以上にかなりハードなトラップチューンに仕上がってますが、この曲を最初に聴いた時、どう思いましたか?

risano:「えっ!これ、やるの?!」って(笑)。

minan:これまでにも挑戦したことがないような曲だし、レコーディングまでの準備もタイトだったので、大変だった部分もありましたが、初挑戦だったのですごく楽しかったです。

hinako:歌詞を書いてくれたvalkneeさん本人が仮歌を歌ってくれていたんですが、その歌い方をどういう風に自分たちで表現できるんだろうと悩みました。今まで使ったことのない声の出し方とか、声に表情を付けるというか。そういうのも初めてだったので、レコーディングは大変でした。

hime:私は以前からトラップに挑戦してみたかったんです。ヤンハス(Young Hastle)さんの曲も楽しかったですが、今回のvalkneeさんも前からファンだったので、すごく嬉しかったです。

ーーちなみに、曲のタイトルでもある“褒めて伸びる”っていうのは、実際、みなさんにも当てはまる感じでしょうか?

hinako:そうですね(笑)。褒められて伸びます。

ーーー褒めて伸びると言いつつ、セルフボースティングというか、自分がどれだけすごいかって自分自身を褒めているわけですけど、それを言葉として発する気分はいかがですか?

risano:ちょっと抵抗が……。

hime:あったの?(笑)

risano:あるある。ちょっと恥ずかしい気持ちがあった。でも、観せる側だから、ライブでも堂々とやってやろうっていう気持ちで今はいますね。

yuu:私も普段はこういう自分ではないんですよ。けど、自分のバースでは〈調子乗っていいんじゃない〉みたいな、普段は抑えている強い自分を出していて。だから、演技じゃないけど、新たな自分を見せられるっていう感じで歌っています。個人的に今回のEPで一番好きな曲なので、ライブで早く披露したいです。

hime:私が好きなのは〈褒めた分だけ伸びてくHigher〉です。私はMall BoyzのTohjiさんが好きなんですが、この〈Higher〉はMall Boyzの曲のタイトルから取ってるんじゃないかなって。valkeeさんと「普段聴いている曲って、多分、同じような感じだよね?」っていう話をしたこともあって。だから、この曲がすごく好きっていうのもありますね。

ーーちなみに個人的に好きなのは〈君にとって一番のアイドルじゃない?〉っていうところで。

hime:あっ、私もそこ、言おうと思ってました。

hinako:(私が)歌ってま~す(笑)。

hime:これを歌っているメンバーがhinakoっていうところが良くて。

risano:たしかに!

hime:同じグループにいながら、hinakoが一番のアイドルだなって思っていて。だから、本当に歌の割り振りなども含めてこの部分が一番強いなと思いますね。

lyrical schoolだからできる表現「見る人にどう思ってもらえるか」

ーー次は「Last Summer」です。リリスクは今までも夏曲をいろいろ出していますけど、この曲はすごくノスタルジックな感じで、全然違うタイプの夏曲ですね。

lyrical school /Last Summer (Remote Free Live /Digest)

minan:今まで夏曲はアゲ曲しかなかったので、この感じは初ですね。マイナビBLITZ赤坂のライブで一度だけこの曲を披露したんですが、私たちもその時は曲をまだ掴みきれなくて。だから、この曲をEPに入れることになって、最初は少し不安もありましたがレコーディングしてみたら、ちょっとキーも変わっていてめちゃくちゃ格好良い曲に仕上がりました。

risano:出来上がった時はビックリするくらい良くて。私は今回のEPで一番だと思うくらい、好きな曲ですね。

yuu:レコーディングではオートチューンを使っているんですが、その効果もあって、録った後によりエモさを感じて。出来上がった曲を聴いて、なんだか泣いちゃいそうになりました。

ーーこの曲の歌詞は、誰もが「あ~、そういうことあった」って共感できるような内容でもありますね。

minan:プロデューサーが、「感情が高ぶっている時に、2時間くらいで歌詞を一気に書き上げた」と言っていて。だからこれだけ歌詞もエモいのかなって。

ーー本当に個人的な思い出だったり、実体験だったりするんでしょうね。花火のところとか。

yuu:あ~、花火のところはヤバいです。

ーーあと〈“楽しいことだけ楽しいだけやったら楽しい”〉とか。よく聞けば当たり前のことだけど、なんか響くなって。

risano:私もそこが好きですね。聴いていて一瞬「?(ハテナ)」となるんだけど、「その通り!」って。ここは歌えば歌うほどそういう気持ちになって、ずっとリピートしちゃいますね。

ーー次はKick a Showとの「Dance The Night Away feat.Kick a Show」です。この曲はストレートな80’sダンスチューンで、クラブとかでかけてもハマるような曲ですね。

risano:こういう曲って珍しいよね? 今までのリリスクの曲には無かったような、すごく新鮮味が感じられました。

hinako:Kick a Showさんの声を聴いて、「かっこいい!」って思いました。

hinako:今回のEPは雰囲気が5曲とも全部違いますが、この曲は「一体、こんなにセクシーに歌えるのか?」と最初思いました。私は歌い方が結構アイドル寄りなので、大人っぽい雰囲気を出せるのかが、すごく不安で。レコーディングにKick a Showさんが来てくださってディレクションをしていただいた時に「声の質をもっと大人っぽく」とか、「いろんなセクシーな人を想像しながら歌ってみて」ってアドバイスをいただいたりしてようやく出来た曲でした。

risano:Kick a Showさんとは一度対バンさせていただいたことがあって。

hime:対バンをする前から、私、Kick a Showさんもファンで。Twitterで「好きだ」みたいなことを言ってたら、それをご本人が見てくださっていて。たしか、それでライブを引き受けてくださったんですよ。それで繋がりが出来て「いつか一緒に曲を作れないかな」と思っていたらこんな形で実現できました。

ーーそういう経緯があったんですね。

hime:自分で歌っている〈I like it 好きな曲 気分ならどこでも高まっちゃう〉っていうところがあるんですけど。今回のEPには私が普段から好きなアーティストのvalkneeさんとKick a Showさんのお二人にそれぞれ参加していただいているんですが、Kick a Showさんは一緒に歌ってくれているので、それがさらに特別感というか、すごく嬉しくて。私はどこにいても、いつもKick a Showさんの曲を聴いたら気分が高まるので、それを一緒に曲を歌うことができて夢みたいでした。だから、このラインは思い出深いですね。

ーーラストの「Bring the noise」ですけど、この曲だけ歌パートがちゃんとあって、今回のEPでは最もアイドルらしい一曲ですね。一方で、タイトルの「Bring the noise」は、Public Enemyが1988年にリリースしたヒップホップクラシックの曲名と同じだったり、歌詞にはBeastie Boysの大ヒット曲〈Fight For Your Right〉やグローヴァー・ワシントンJr.の〈Just The Two of Us〉が入っていて、意図的にいろいろ仕込んでいるような気が……。

hime:他の曲でも、そういうプロデューサーの遊び心が入った楽曲は結構あるんです。

ーーこの曲は歌パートがキモだと思うんですが、特に〈君といたい ブレーキはNO!〉から始まるサビのところは、グッときました。

hinako:そこはすごく気持ちが入る。

risano:その部分が歌っていて一番好きかもしれない。なんか、感情が高まり過ぎて出ちゃうくらい。めちゃくちゃ大切に歌っていますね。

hinako:自分が歌っているところですけど、〈あの感情はなんだっけ 忘れそうだよ〉という部分があって。そこはプロデューサーに「舞台女優になった気持ちで歌え」って言われました。スポットライトが私にしか当たっていないっていう状況をイメージして、自分の中のアイドルを撃ち放つ、みたいな感じで。だから、この部分は舞台女優になった気持ちで「好き!」とか、そういう感情を思い浮かべながら歌っています。

risano:この曲は一人ずつの個性がすごく見えやすいというか、一番キャラが出ていると思いますね。私が好きなパートは〈愛だとか 恋だとか 答えのないことばかり考えて〉ってところかな。もう、本当にそうだよな! って思います。

hinako:たしかに答えはないね。女子って感じ。

ーーそういう女子っぽい部分も、アイドル曲ならではですね。

minan:私は〈包まるシーツはもうないとして〉のラインがすごく好きで。今までリリスクはラブソングを歌うにしても、若さを感じる歌が多くて。とにかく明るい曲も多かったんです。だけど今回は、「Bring the noise」や「Dance The Night Away」もそうなんですけど、少し年齢が上がった、大人っぽい歌詞が増えてきて。私にとっては無理せずに歌える歌詞になってて、それが嬉しいなって。

ーーそういう部分の変化も、今回のEPの大きなポイントかもしれませんね。今作を通して、自分自身やそれぞれのメンバー全員のラッパーとしての成長をどう感じていますか?

risano:レコーディングが終わって、完成した曲をその日に聴いた時に「え、これ誰?!」みたいな(笑)。誰がどこを歌っているかパッと分からないくらいに、みんなの成長というか、今までとは違う姿が、このEPでまた見れたなと思います。

hinako:たしかに。自分の成長だけじゃなくて、メンバーの成長がすごいと思いましたね。私ももっと頑張らなきゃって、モチベーションにも繋がるし。「みんなで出来たんだ」という達成感がありました。

yuu:私も自分で焦ってしまうくらい、今まで知らなかった表現をみんながしていて。聴き終わってすぐハッとさせられた。ライブでもっと自分を見せなきゃヤバい! ぐらいの感情になりましたね。

hime:私はメンバーたちの出せる声が一種類じゃないんだというのを今回すごく感じました。risanoが曲ごとに声を使い分けてたり。声が低いので、今までもスパイスというかアクセントにもなっていたんですけど、今回、さらに種類が増えていて。もちろん、それはrisanoだけじゃなくて、他のメンバーにも言えることで。今回、5曲とも全然タイプが違う上に、メンバーのラップのバリエーションも違うということが乗っかって、すごく飽きない1枚になったなと思いました。

ーー実際、5曲入りにしては非常に濃い内容ですよね。今回、valkneeやKick a Showといったアーティストが参加しましたが、今後、誰とやってみたいですか? 夢レベルの話でも構いませんので。

risano:夢で言っちゃっていいんですか(笑)? 私はRHYMESTERさんとPUNPEEさんとKICK THE CAN CREWさんですね。全部、超夢ですけど。

ーーRHYMESTERはレーベル<CONNECTONE>が一緒じゃないですか? 何とか叶えられたり……?

risano:(笑)。いや、でも、それは自分たちが最強になった時にやりたいですね。リリスクが国民に認められた時に、あちらから……。

hime:あっ、向こうから?!(笑)

risano:「一緒にやろうか」って思ってもらえるくらい、こっちも成長して。そのために頑張りたいですね。

ーーでは、今後、リリスクとしてもっと挑戦したいことってありますか?

hime:今回、valkneeさんやKick a Showさんのような新しいアーティストの方と制作させていただいて、メンバーそれぞれのラップの種類は増やせたかなと思ったので、今度はトラックメイカーさんと一緒にやってみたいですね。例えば、個人的にはDJ CHARIさんとかDJ TATSUKIさん、Sweet Williamさんなどにトラックをお願いして、ラップは一から自分たちだけで用意するという形にも挑戦したいです。

ーー自分たちで歌詞を書くことは、ラップグループとしては結構重要な要素にもなってくるわけですけど。歌詞の話に限らず、アイドルとしてのリリスクとラップグループとしてのリリスク、それぞれのバランスについてはどう考えていますか?

minan:変な意味ではないんですけど、「私たちはアイドルだ!」とか「私たちはラッパーだ!」とか、そこについては、あんまり考えているわけではなくて。自然体でやれることをやれるところまでやって、見てくれる人がどうやって見てくれるか? だと思います。自分たちがどう思うかよりも、見る人にどう思ってもらえるかを意識したいです。

yuu:逆に曖昧だからこそ「ラップ聴いたことないよ」っていうようなアイドルファンのみなさんに、ラップがちょっとでも刺さったら嬉しいし。その逆で、ラップが好きな人たちが、私たちをきっかけにアイドルを聴いてくれるようになったら嬉しいなって。

risano:ラッパーさんからみたら、「ラップアイドルでしょ?」みたいな感じで、聴いてくれなかったり、馬鹿にされたりすることもあるかもしれないんですけど。いざ聴いた時に「めちゃくちゃ格好良いじゃん! 馬鹿にしてゴメン!」と思わせるぐらい、スキルもちゃんと身に付けたいなと思います。その上で「リリスクってすごく可愛くない?」って思ってもらえたら、それって最強だし。それが、今のこの5人しか出来ないものかなと思っています。

lyrical school『OK!!!!!』

■リリース情報
『OK!!!!!』(5曲収録EP)
発売:2020年4月22日(水)
価格:2,000円

<収録曲>
1. OK!
作詞:ALI-KICK・大久保潤也(アナ) 作曲:上田修平・大久保潤也(アナ)編曲:上田修平
2. HOMETENOBIRU
作詞:valknee、作曲/編曲:ANTIC
3.Last Summer
作詞:木村好郎(Byebee) 作編曲:高橋コースケ
4.Dance The Night Away feat. Kick a Show
作詞:Kick a Show 作曲/編曲:Sam is Ohm
5.Bring the noise
作詞:MCモニカ(Byebee)・泉水マサチェリー(Byebee)  作曲/編曲:泉水マサチェリー(Byebee)

■ツアー情報
『lyrical school SHORT TOUR 2020 “OK!!!!!”』
大阪公演
2020年5月17日(日)開場 15:00 開演 15:30 @大阪ANIMA
名古屋公演
2020年5月23日(土)開場 16:00 開演 16:30 @伏見ライオンシアター
東京公演
2020年5月30(土)開場 15:00 開演 15:30 @代官山UNIT
※コロナウイルスの影響で日程が変更される可能性があります
その他最新情報についてはオフィシャルHPをご覧ください。

■オフィシャルHP/SNS
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lyrical schoolメンバーがそれぞれグッズを考案!

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