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『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』花江夏樹・鬼頭明里インタビュー「話の展開がわかっていても感動する作品に」

ぴあ

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』花江夏樹・鬼頭明里インタビュー 撮影:高橋那月

家族を鬼に殺され、鬼となってしまった妹の禰豆子を人間に戻すため、鬼を討伐するための組織“鬼殺隊”へ入隊し、戦いに身を投じていく竈門炭治郎の活躍を描いた『鬼滅の刃』。もはやそんな説明は不要なほど、子供から大人まで幅広い支持を集めている本作。

原作コミックの売上はシリーズ累計発行部数1億部を突破。19年に放送されたテレビアニメも、美麗な映像と人気声優の熱い演技が大きな注目を集めた。そんな注目作『鬼滅の刃』の新作は、初の劇場映画となる『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』だ。

テレビアニメシリーズの直接の続編にあたる本作は、短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっている「無限列車」へ乗り込んだ炭治郎たちの前に、十二鬼月の“下弦の壱”である魘夢(えんむ)が立ちはだかるーー。

主人公・炭治郎を演じる花江夏樹、その妹・禰豆子を演じる鬼頭明里は、待望の劇場映画化についてこう語る。

「『鬼滅の刃』は、テレビシリーズの時点でも「劇場で観たい」と思うクオリティでしたし、無限列車編は特に劇場のスクリーンで観たいなと思っていたので、それが叶ったのは嬉しいです」(花江)

「私もまったく同じ気持ちです。『鬼滅の刃』はテレビの画面で観るのがもったいないくらい。しかも、原作でも人気の高い『無限列車編』を、1本の映画として劇場で観ることができるのは、いちファンとしても嬉しいです」(鬼頭)

「無限列車編」のストーリーの根幹は兄妹の絆、仲間との絆だ。日本中で愛されている兄妹を演じる2人に、炭治郎と禰豆子の関係性の魅力を聞いた。

「ふたりとも、長男と長女なんですよね。だから、ひとつの家族として生活するために、炭治郎は働いて、禰豆子は家の手伝いをして、ふたりとも弟や妹たちのお世話をして、自分のことを我慢してでも、家族を大切にしてきた、“竈門家”としての団結力があると思うんです」(花江)

「私は、兄弟姉妹って仲が悪いというか、ケンカしているイメージを持っていたんです(笑)。こんなに家族想いの兄妹って、美しいですよね。観ていて、自分自身も「誰かに優しくなろう」と思える存在です」(鬼頭)

最後に、この作品を楽しみにしている読者へ、いち「鬼滅」ファンとしてコメントしてくれた。

「人が人を想う気持ちの強さ、諦めない気持ちの大切さを、この作品を通して感じることができるはず。皆さんの大切な人と一緒に、あるいは大切な人のことを想いながら観ていただきたいと思っています」(花江)

「原作を未読で、まだ「無限列車編」のストーリーを知らずに来てくださる方もいると思うんです。そういう方は本当に羨ましいです(笑)。もちろん、原作を読んでいる方、話の展開がわかっているのに、ものすごく感動するはず。どちらの方も、ものすごく期待して映画館に足を運んで、大きなスクリーン、良い音響で楽しんでいただけたら嬉しいです」(鬼頭)

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、10月16日(金)より全国公開される。

※竈門禰豆子の「禰」はネに爾が正式表記。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable


撮影/高橋那月、取材・文/藤谷千明



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