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はえぎわ20周年、ノゾエが思い込める「今生きてる。それだけで十分じゃないか」

ナタリー

19/2/1(金) 23:14

はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」より。(撮影:ウメサワミユキ)

はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」が昨日1月31日に開幕した。

本作は、はえぎわの結成20周年を記念して上演される、劇団にとって約2年半ぶりとなる新作公演。チェーホフの「桜の園」のエンディングのような、桜の切り株が点在する空間で、バイト暮らしの女は、ある若い娘を弓矢で射ってしまう。女とその先輩は、娘を病院には連れて行かず自分たちで介抱しようとするが、やがて娘に“桜”という名前をあてがい、娘のひととなりをも作り上げていき……。

開幕に際し作・演出のノゾエ征爾は「20周年で描くのは、少し落ち着いて、解散にまつわる物語です。かつて桜が咲き誇っていた切株の森で繰り広げられる、かつてそこそこ咲いていた人々の、今の話。今生きてる。それだけで十分じゃないか。なんて思いつつ、ただただ是非観ていただきたい気持ちでいっぱいです」とコメントしている。

出演者には井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、踊り子あり、川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、ノゾエら劇団メンバーに加え、中薗菜々子、茂手木桜子が名を連ねている。公演は2月6日まで、東京のザ・スズナリにて。

ノゾエ征爾コメント

20年です。
初期のハチャメチャ期から、脱ぎまくりのアングラ期、やたら壮大な物語期、チョークを使ったオシャレ気味期、セットを無くしたシンプル期、そして今は??
20年を経て、未だスタイルの確立しない、いや、スタイルを確立しないスタイルで、
20周年で描くのは、少し落ち着いて、解散にまつわる物語です。
かつて桜が咲き誇っていた切株の森で繰り広げられる、
かつてそこそこ咲いていた人々の、今の話。
今生きてる。それだけで十分じゃないか。
なんて思いつつ、ただただ是非観ていただきたい気持ちでいっぱいです。
20年間どうもありがとうございました。

はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」

2019年1月31日(木)~2月6日(水)
東京都 ザ・スズナリ

作・演出:ノゾエ征爾
出演:井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、踊り子あり、川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、ノゾエ征爾、中薗菜々子、茂手木桜子

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