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ザ・コインロッカーズ「SHOCASE LIVE SPECIAL」の様子。

ザ・コインロッカーズ、150公演におよぶツアー下北沢で幕開け

ナタリー

19/5/29(水) 20:41

ザ・コインロッカーズが5月27、28日に東京・下北沢GARAGEでワンマンライブ「SHOCASE LIVE SPECIAL」を開催した。

ザ・コインロッカーズは2018年9月に始まった全国オーディションで集められた総勢39名からなるガールズバンドプロジェクト。昨年12月に無観客の東京・Zepp Tokyoでバンド結成を発表し、それから1年後にあたる今年12月23日に行うZepp Tokyoでのワンマンライブのチケットをソールドアウトさせることを目標に活動している。6月19日にはデビューシングル「憂鬱な空が好きなんだ」をリリースすることが決定しており、4月にシングル表題曲に参加するメンバーが発表された。

下北沢GARAGEでのワンマンは本プロジェクトのお披露目ライブで、全国5都市150公演におよぶザ・コインロッカーズ初ツアーの初日と2日目にあたる。両公演共にチケットは即日ソールドアウトし、会場には大勢のファンが集結した。

1日目のトップバッターを務めたのは、1stシングルの初回限定盤Aに収録されるフォークロック「月はどこに行った?」を担当する船井美玖と中村雪音の2人がボーカルを務めるバンド。彼女たちは緊張のあまりアカペラによる歌い出しの歌詞をいきなり間違えてしまったが、客席に飛び込みそうなほど前のめりで演奏する吉田桃(G)を筆頭に、勢いのある全力の演奏で観客を盛り上げた。MCでは船井が、担当曲について「ザ・コインロッカーズに加入して間もない私たちなんですが、夢と希望を持って上京してきた私たちにとって、とても身近で大事な大事な曲になっているので、たくさんの方達に届けたいです!」と大声で語った。

続くシングル表題曲の選抜メンバーは落ち着いたムードでステージに立ち、メンバー全員で森ふた葉(Dr)の方を向いて息を合わせてから「憂鬱な空が好きなんだ」でライブをスタート。松本璃奈(Vo)は観客にクラップを煽るなど余裕を見せ、エレキギター担当の手塚愛乃はコーラス、HANNAはギターソロなど、個性を発揮しながら演奏を繰り広げた。

最後に登場したのは、Яuu(B)と成澤愛実(Dr)を中心に結成された、39人の中で突出した演奏技術を持つメンバーがそろったテクニカルなバンド。宇都宮未来と山本朱莉によるツインボーカル編成で、エネルギッシュなパフォーマンスにフロアからは「オイ!オイ!」という掛け声が湧き上がった。山本は「この日まで毎日毎日、練習を重ねてきました。初ライブのステージを皆さんと作り上げることができてすごくうれしいです。人生で一度しかないデビューライブが最高のステージになりました」と語り、最後に青春パンクナンバー「歌いたくて歌いたくて」を歌ってシンガロングを巻き起こした。

2日目はSHOWROOMのユーザー投票によって選ばれた“SHOWROOM選抜バンド”による「憂鬱な空が好きなんだ」で幕を開けた。アコギをかき鳴らしながら歌う植木美心をボーカルに配し、キーボードの泉真凜が打ち込んだトラックを使用したドラムレスの編成でパフォーマンスを披露した。「桜なんか嫌いだ」では植木と高橋美紗稀が見事なハーモニーを響かせる。SHOWROOMユーザーからの高い人気を獲得した早坂つむぎと福田瑠佳は、ファンからの応援に感謝の気持ちを伝え、「この7人で初のライブハウスに立てて、とても幸せです。これから努力し続けて、成長していきたいと思います」と話した。

ツインベース、ツインドラムを擁する8人編成のバンドはデビューシングルのカップリング楽曲「最後の蝉」で、荒削りながらも瑞々しいバンドサウンドをまっすぐに表現。竹内月音(Vo)が「まだまだな私たちですが、一生懸命にがんばるので、これからもよろしくお願いします」と笑顔で語りかけた。2日目のトリを飾ったのは表題曲の選抜バンド。「憂鬱な空が好きなんだ」「月はどこに行った?」「歌いたくて歌いたくて」という前日と同じ演目だったが、ボーカルの松本を始め、各メンバーはステージ上を自由に動き回るようになり、常に下を向いてエレキギターを弾いていた絹本夏海も顔を上げて、メンバーとアイコンタクトを取りながら笑顔を見せた。最後に松本が「これからツアーが始まりますが、たくさん会いに来てくれたらうれしいです」と挨拶し、彼女たちは「私たちがザ・コインロッカーズです!」と拳を掲げた。

※高橋美紗稀の「高」ははしご高が正式表記。

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