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「名も無き世界のエンドロール」岩田剛典はいい兄貴、新田真剣佑は人懐っこい弟

ナタリー

21/1/7(木) 20:30

左から新田真剣佑、岩田剛典。

「名も無き世界のエンドロール」の完成報告会見が、本日1月7日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、キャストの岩田剛典(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、監督の佐藤祐市が登壇した。

本作は、自分たちの運命を変えた不条理な世の中に復讐するため、異なる道を歩んだキダとマコトの姿を描くサスペンス。裏社会で“闇の交渉屋”として危ない橋を渡るキダを岩田、経営者として必死に生きるマコトを新田が演じ、2人の幼なじみ・ヨッチ役で山田、政治家令嬢のモデル・リサ役で中村が出演した。

このイベントは本来、観客を呼び込んだ完成披露試写会として実施される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑みて無観客の配信形式に変更された。主演の岩田は急な変更を侘びつつ「画面の向こう側の皆さんとつながっている時間を、精一杯楽しんでいきたい」と挨拶した。

さらに岩田は、キダという人物を「ある出来事をきっかけに人間が丸ごと変わってしまうような役でした。大人と学生の時期を演じ分けないといけなかったので、コントラストを表現できるよう意識しました」と振り返る。初共演を果たした新田の印象については、「メディアで見るイメージのまま。明るくて天真爛漫だし、現場が終わる頃には人懐っこい弟みたいな感覚になれた」と述懐する。対する新田は「クランクインして間もないときに『がんちゃんって呼んでもいいですか?』と聞いて以来、がんちゃんと呼ばせていただいてます」と笑い、「山田杏奈ちゃんも含め、年齢のレンジはあるんですけど、前からずっと知り合いなんだろうなという雰囲気が(映像に)出てましたね。それを観て僕もほっこりしました」と話した。

現場を回想し、佐藤は「最初からがんちゃんが“いい兄貴”でいてくれたので、僕は“お客さんにストーリーをどう伝えるか”に集中できた」と岩田に感謝を述べる。撮影当時18歳だった山田は「幼なじみ役と聞いて、私だけ幼く見えないかなと思っていたんですが、お芝居に入ったらお二人が引っ張ってくださって。ヨッチとして楽しみながら、3人の時間を過ごせました」と笑顔に。しかし岩田は「僕は(年齢差を)感じてましたけどね(笑)。あえて口には出さないようにしてました」と告白した。

後半には、マコトがいたずら好きであるという設定にちなみ、岩田と新田からサプライズが。明日1月8日に20歳の誕生日を迎える山田に、ひそかに用意されていたケーキ型のフラワーアレンジメントがプレゼントされた。驚きながら受け取った山田は「誕生日前日なのに、誰も何も言ってくれなくてちょっと寂しいと思ってたんです」と打ち明けて笑いを起こす。中村は「楽しんでほしい!」と、岩田は「特別な年にしてほしい」と祝福し、新田は「とりあえずいろんなことに挑戦して、失敗を恐れずにがんばってください!」とエールを送った。

最後に岩田は「この映画はサスペンスの部分を売りにしていますが、個人的には究極のラブストーリーであり、命の重みというしっかりしたテーマのある作品だと思います。ぜひ大スクリーンで体感してください」と述べてイベントを締めくくった。

「名も無き世界のエンドロール」は、1月29日より全国ロードショー。なおdTVでは同日、映画のその後を描く全3話のドラマ「Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~」が配信される。

(c)行成薫/集英社 (c)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会

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