Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

新曲披露や細田守作品への出演発表も飛び出した中村佳穂ワンマン「今この時代に歌えて本当に幸せです」

ナタリー

中村佳穂「うたのげんざいち 2021」の様子。(撮影:川島悠輝)

中村佳穂のワンマンライブ「うたのげんざいち 2021」が6月2日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催された。

約1年4カ月ぶりに開催された中村の自主企画となる本公演。盛大な拍手の中ステージに現れた中村は、コロナ禍を経て改めて感じた、音楽を奏でることへの喜びを言葉にする。「今この時代に歌えて本当に幸せです。今日1日よろしくお願いします」という挨拶とともに深々としたお辞儀を見せた中村は、ピアノの演奏に乗せてアドリブで歌声を紡ぐ。その間にステージに登場したバンドメンバーが徐々に音を奏で出し、そのまま中村は「GUM」に突入。グルーヴィな演奏で観客の心を鷲掴みにしていく。続けて披露された「アイアム主人公」では、観客が着席したまま肩を揺らし、彼女の生み出す音楽を思い思いに楽しんだ。

その後中村は林田順平(Cello)、越智俊介(B)、伊吹文裕(Dr)、そしてギターと“すべてのサウンド”を手がける西田修大からなる新バンドのメンバーを紹介。「きっとね!」では越智のベースソロと西田のギターソロが炸裂し、バンドメンバーも中村の歌声に負けない強烈な存在感を示した。「SHE'S GONE」がしっとり歌い上げられたあと、ライブは中村のソロパートへ突入。「15分くらいやろうかな」という言葉に続けて、グランドピアノをノンストップで弾き語る。中村の歌声とピアノの荘厳な音色のみで作り出された豊潤な音の世界に、観客は酔いしれるように聴き入った。

その後ライブは再びバンド編成に。コーラスとしてゲストのColloidが登場し、「胡蝶の夢」で声を合わせる。そのまま中村たちは「LINDY」をパフォーマンス。複雑なビートに乗る中村の自由奔放な歌声が、乱反射する色とりどりの照明に照らされ、場内は祝祭的なムードに包まれた。さらにこの日配信されたばかりの新曲「アイミル」が歌唱されると、会場はハンドクラップで1つになった。

アンコールではゲストの君島大空がアコースティックギターを持って登場。神秘的なアコギの音色に呼応して、中村が息をするかのように次々と歌声を紡いでいく。さらに中村は新曲で会場を幻想的なムードに浸した後に、細田守監督の映画「竜とそばかすの姫」に主人公・すず / ベル役で出演することを発表。思いもよらぬ告知に会場は割れんばかりの拍手に包まれる。中村は「『何故人は歌を歌うのか』というのがテーマになっている映画だと思います。私が思う歌というものを監督にお話ししながら、奔走していくすずとベルを演じています。ぜひ見てください!」と語り、ラストに細田監督がずっと聴いていたという「そのいのち」をパフォーマンス。中村のボーカル、バンドメンバーと君島の演奏、Colloidのコーラスが1つに合わさった壮大な世界観が作り出され、ライブはその余韻を残したまま閉幕した。

中村佳穂「うたのげんざいち 2021」2021年6月2日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

01. adlib
02. GUM
03. アイアム主人公
04. きっとね!
05. SHE'S GONE
06. 永い言い訳
07. 忘れっぽい天使
08. 口うつしロマンス
09. 新曲
10. 胡蝶の夢(Colloid)
11. LINDY
12. アイミル
<アンコール>
13. 新曲
14. そのいのち

アプリで読む