Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

藤原竜也、石原さとみら出演 シェイクスピア劇『終わりよければすべてよし』

CINRA.NET

21/1/20(水) 17:00

©ホリプロ

舞台『彩の国シェイクスピア・シリーズ第37弾「終わりよければすべてよし」』が5月から埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で上演される。

ウィリアム・シェイクスピアの全37戯曲の完全上演を目指す『彩の国シェイクスピア・シリーズ』。第36弾となる『ジョン王』は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全公演中止となった。37作品目となる『彩の国シェイクスピア・シリーズ第37弾「終わりよければすべてよし」』の演出は、蜷川幸雄を継いで同シリーズ2代目の芸術監督を務める吉田鋼太郎が手掛ける。

同作の舞台はフランス。瀕死のフランス王を治療した見返りにルシヨンの伯爵バートラムを自身の夫として指名した孤児ヘレンが、「自分の身に着けている指輪を手に入れ、自分の子を宿さなくては夫婦にならない」と固辞するバートラムを追ってイタリア・フィレンツェに赴き、「ある計画」を実行に移す姿を描く。バートラム役に藤原竜也、ヘレン役に石原さとみがキャスティング。デュメイン兄弟役を溝端淳平と河内大和、ラフュー役を正名僕蔵、ダイアナ役を山谷花純、ルシヨン伯爵夫人役を宮本裕子、パローレス役を横田栄司、フランス王役を吉田鋼太郎が演じる。

同作は埼玉のほか、宮城、大阪、愛知、佐賀で上演。埼玉公演のチケットは3月27日から販売予定だ。

吉田鋼太郎のコメント

彩の国シェイクスピア・シリーズ、いよいよ大詰めです。
師、蜷川幸雄の下に綺羅星の如き役者達が、スタッフが、そして大勢のお客様達が集いました。最後まで蜷川さんにやって欲しかった。見届けて欲しかった。そして一緒に祝いたかった。そう思います。きっと劇場の何処かで見守ってくれているであろう蜷川さんに恥ずかしくないような、喜んでもらえるような大団円にしたいと思っています。そうなるよう、今回の座組一丸となって『終わりよければすべてよし』に取り組みたいと思っています。名実共に「終わり良ければ全て良し」になるように。
藤原竜也の魅力と可能性は尽きる事が有りません。沢山の作品で御一緒しましたが、その度毎に様々な顔を見せてくれます。今回、戦争に出かけていく血気盛んな青年であると同時に、恋に落ちたり、仲間を騙したり、望まない結婚を押しつけられたり、多様な局面を演じなければならない竜也が、今度は、どんな顔を見せてくれるのか。そして、蜷川さんの一番弟子だった彼が、蜷川さんのホームグラウンドだった彩の国さいたま芸術劇場にどんな風を巻き起こしてくれるのか、楽しみで仕方有りません。
石原さん、いよいよ、シェイクスピア・シリーズ初登場です。
王や貴族達といった登場人物の中で、石原さんの役は唯一身分の低い召使の少女です。そして不思議な力と魅力で王の病を治し、人々を魅了していきます。
シェイクスピアの戯曲の中でも、非常に異彩を放つ特異な難役で、この役に当てはまる女優さんがなかなか思いつかず困っていた時、『アジアの女』という芝居で石原さんと御一緒して、「あっ、この人だ!」とひらめきました。清楚で純朴でいながら艶めかしく魔女のようでもある。石原さんです。
稽古場で彼女の台詞の第一声を聞くのが、今から楽しみでなりません。

藤原竜也のコメント

蜷川さん、そして鋼太郎さんの手によって創り上げられてきた「シェイクスピア・シリーズ」の最終作に出演させていただけること、本当に光栄に思います。新型コロナウイルスの影響で大変な世の中ですが、23年間を祝う、喜びに満ちた舞台をお届けできたらいいですね。
鋼太郎さんは、いつも役者としての自分の幅を広げてくれます。以前演出していただいた『アテネのタイモン』も刺激的な稽古場だったことを覚えています。鋼太郎さんのシェイクスピアは格別ですので、今回はどのような作品を創り上げられるか、今からワクワクしながらその時を待ちたいと思います。
石原さんは映画やドラマでは共演させていただいたことがありますが、舞台では初めてになります。鋼太郎さんからもステージ上での彼女の魅力は伺っておりますので、この記念すべき作品で一緒に表現できること、心から楽しみにしています。

石原さとみのコメント

シェイクスピア・シリーズ初参加でラストを飾る記念すべき作品に楽しみと緊張で身震いしています。蜷川幸雄さんの血脈を受け継いだ吉田鋼太郎さん演出のシェイクスピア。藤原竜也さんとの舞台初共演。もう…感動です。とにかく倒れないよう精神力・体力をつけて臨みたいと思います!
今から一年半前、吉田鋼太郎さんと一緒に脚本を選び、『アジアの女』という舞台に挑戦させていただきました。楽しくて仕方なかった稽古と本番を終え、絶大な信頼と尊敬の気持ちが頂点に達している大千穐楽の日に、シェイクスピアのラストを飾る作品へのオファーを直々に頂きました。戸惑うくらいの嬉しさでした。
それがもうすぐ実現します。
かなりの挑戦ですが、吉田鋼太郎さんを信じ続け『終わりよければすべてよし』の世界をちゃんとお届けできるように取り組みたいと思います。
舞台の藤原竜也さんは観客として見るものだと思っていました。自分がご一緒できる日が来るとは。怖いくらい緊張しますが、4月からの3ヶ月間、一番近くで竜也さんを見て、学び吸収し成長できるよう、食らいつきたいと思います!

アプリで読む