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ASPの熱かった夏ツアー「TOUR STARFUCKERS」終幕、秋にならず者との再会を約束

ナタリー

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

ASPが本日8月24日に東京・WWWで全国ツアー「TOUR STARFUCKERS」の最終公演を開催した。

ASPは8月6日の大阪・ROCKTOWN公演を皮切りに全国7都市を行脚。しかし7月26日にメンバーのナアユが新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者と判定されたため、ユメカ・ナウカナ?、モグ・ライアン、ナ前ナ以の3人で初日の大阪公演、8月9日の宮城・enn 2nd公演を行った。3公演目にあたる8月14日の福岡・DRUM SONでのステージから自宅待機期間を終えたナアユが復帰し、以降4人で全国を巡回。ASPは各地での経験を持ち帰り、本日のツアーファイナルに臨んだ。

開演前、WACK代表でASPマネージャーの渡辺淳之介がライブ観覧の注意事項を来場者に伝える。そして「7カ所を回るツアーもファイナルです! なぜASPという名前になったのかというと、僕が“ANAL SEX PENiS”と言いたかっただけではあるんです。でもBiSのあとにBiSHが来たあと、(CとDを抜かして)EMPiREと“E”に飛んでみたんです。EXILEと並びたいなと。BiSの次に“C”にいってCARRY LOOSEを作りましたが解散してしまって。Cは縁起がよくないから次は“A”だと。BiSの前にAが来るのはいいんじゃないかと」とASPの名前の由来を説明した。さらに渡辺は「そしてASPツアーは全公演完売! もう勢いがすごいですよね。この勢いはBiSH以上です。そこを目指して、“A”を縁起よくするためにも! 今日は楽しんでください、よろしくお願いします!」と話し、観客の期待を煽った。

4人はNine Inch Nails「Starfuckers, Inc.」をオープニングSEに入場し、陽気なパンクチューン「BE MY FRiEND」でライブをスタートさせた。ナ前ナ以は髪をガチガチに固めたスパイクヘアで存在感を放っており、自己紹介ではユメカが誰よりも大きな声で挨拶するなど、メンバーの個性が色濃く出る幕開けとなった。そんなASPは続けて代表曲「A Song of Punk」をエモーショナルに届けてから、キラーチューン「拝啓 ロックスター様」などを投下。ヘッドバンギングを繰り返し、フロアとの一体感を高めた。

ユメカは「ついに来ちゃったファイナル! ならず者(ASPファンの呼称)以上に私たちは今日という日を楽しみにしてきました! 渋谷は私たちの事務所があったり、たくさんイベントをやらせていただいていたりと、WACKの拠点地です。ここでツアーファイナルを迎えられるということで、渋谷ごと“FUCK”してしまいそうなくらい、気合いを入れてきました!」とツアーファイナルへの思いを語り、「今日しかないこの日に出会えたならず者たち、最高に楽しみましょー!」と叫んだ。そして「いつでもファッキュー♡」と題した新曲を披露。彼女たちは中指を立てて「ファッキュー」を含むフレーズを繰り返し発する、過激なパーティチューンでオーディエンスを沸かせた。新曲のあと、5月発表の1stアルバム「ANAL SEX PENiS」の収録曲を畳みかけたASP。「WAIT or WASTE」ではシリアスなトラックに乗せて熱唱し、一心不乱に熱いパフォーマンスを見せつけた。9曲目には音源化されていない新曲(タイトル未定)を披露。この曲は高速BPMの四つ打ちロックチューンで、メンバーは腕を大きく上げつつ、叫ぶように歌声を響かせた。

ライブ後半、前回ツアー「ASP's on FIRE TOUR」のファイナルで初披露された「WASTED TEARS」のあと、ナアユがMCを担当。ナアユは「今ここにいる全員はつい数時間前までバラバラで別々でそれぞれの生活を送っていたと思うんですけれど、今こうやってASPをきっかけに同じ場所で同じ時間を過ごせていることがすごくうれしくて、なんだか不思議。すごく奇跡みたいだと思います。そして今一緒にいてくれてありがとうございます」と述べる。ひと呼吸置いてから、彼女がまるで告白するかのように「好きです!」と笑顔を見せると、ならず者の多くはマスク越しにニヤけている様子だった。ナアユによるファンがときめくようなMCのあとには「マジ無いです。」と題した新曲が披露された。ミディアムテンポの「The Emperor's New Clothes」でエンディングに向かうかと思いきや、ライブ終盤に「拝啓 ロックスター様」のイントロが再び流れ始める。ASPは「拝啓 ロックスター様」を間髪いれずに3連発し、怒涛のステージで回数を重ねるごとにオーディエンスを熱狂させた。

アンコールではまず10月から全国18カ所を回るワンマンツアー「MARCH of ROGUES」を開催することが発表された。さらに9月22日リリースのシングルの表題曲を初披露するとモグ・ライアンが宣言。立て続けに「タイトルは『the MAN CALLiNG』(ザ・マン・コーリング)です」と曲名を明かすと、場内には失笑が漏れた。そしてハッピーなロックチューンの「the MAN CALLiNG」でフロアを揺らしたあと、4人はそれぞれ挨拶をした。

まずモグ・ライアンが改めてツアーファイナルの来場者に感謝を伝えてから、自身の思いを語り始める。「私は今まで何度も全力でやりますとか死ぬ気でやりますと言ってきた。でも死ぬ気ってこんなもんじゃないなとツアーを回って思いました。簡単に言ってたなと。自分の限界がどこにあるかなんて今はわからないんですけど、私はASPで自分の限界のその先を知りたいです。この先、どんなことがあっても、今の私にはASPがいてくれて、そしてならず者がいてくれる。だから踏み込むことに怖がってないで、自分を信じて限界を超えていきたいと思います。次のツアーでは本当の意味での死ぬ気を見せたいと思います。もう何にだって負けたくないです。そう思わせてくれたのは、何度も言いますがASPとならず者がいてくれるからです。今日は来てくれて本当にありがとうございました」と語った。

ナアユは「私はこのツアーで“迷わない自分”に出会いました。昔の私は泣きたくないのに勝手に涙が出てきてしまったりしていて。今みたいに1人で話すライブのMCでも、思いを伝えようと思うと心臓が苦しくなって、声が震えてうまく話せなかったりしていました。でも今思うと、そのときの私はたくさん迷っていました。自分の気持ちを信じて伝えることよりも、人にこう思われちゃうんじゃないかとか、昔の失敗とか後悔とかこの先の不安とか、気にしたって仕方のない不安におびえて生きてきました。私は今、何より迷わず、ならず者に自分の気持ちを伝えたいです。このツアーで知った幸せとか、失敗とか、楽しさも不安も、全部忘れないで伝えたい。自分とASPを信じて、今日出会えたここにいるならず者全員に、私はまた会いたいです。と言うか、全員に“行かなくちゃ”って思わせます!」とこのツアーでつかんだ自信を述べ、次のツアーへの期待を煽った。

ナ前ナ以は、とても落ち着いた口調でコメント。「ならず者と過ごす時間は、いつもあっという間に終わってしまいます。さっきステージに4人で立った、と思ったらもうアンコールです。あっという間だからこそ、1分1秒を大切にしたいんです。一言、一文字を大切にしたいと思います。こんなにも大切にしたいと思うのに、やっぱり私は伝えたいことを自分の言葉でならず者に伝えることがやっぱりまだ……苦手です。けれど、そんな自分がすごく情けなくて、すごく悔しいです。私はASPになって、自分を変えたいと思っています。こんなにも自分が思っていることをこんなにも大切な人に伝えたいと思ったのはここにいるならず者が初めてです」と言葉を丁寧に伝える。ゆっくりと話しつつも話していくうちに感極まっていった様子の彼女は「今日ここにいるならず者に会えたこと、すごく幸せです。また直接伝えさせてください。また会いましょう」とファンに呼びかけた。

最後に笑顔のユメカは「今回のツアーは7カ所を回り、ありがたいことにたくさんのならず者に会うことができました。その中で私自身、変わったことがあります。それはユメカ・ナウカナ?という名前が自分自身だけのものではなくて、ならず者とASPのユメカ・ナウカナ?に変わっていたことです。それまではずっと自分の中だけで、『夢叶うかなー?』と思ってました。4人でマイクを握って、死にものぐるいでステージにしがみついているとき、ならず者がそれを超える表情で返してくれて。幸せな気持ちをいっぱい感じました。そこでASPとならず者ででっかい夢を叶えたいって強く思いました。私だけでは叶えられないような、でっかいでっかい夢をならず者とASPでこれから叶えていきたいです!」と今後の飛躍を誓った。またツアーが終わることに後ろ髪を引かれる思いがあることを包み隠さずに伝えたユメカ。彼女は「ASPの夏が終わってしまうよー! 寂しいよー! だけど絶対に次のツアーでならず者のあなたに会えることを信じて、次の曲を歌います! みんな! また会う日まで!」と声を張り上げてファンに呼びかけた。ASPはファンとの再会を胸にラストナンバー「レリゴ」を披露し、ツアーファイナルを大団円へと導いた。夏を駆け抜けた4人に向けて、ならず者から送られた大きな拍手はしばらく止むことはなかった。

ASP「TOUR STARFUCKERS」2021年8月24日 東京・WWW セットリスト

01. BE MY FRiEND
02. A Song of Punk
03. DiVE
04. 拝啓 ロックスター様
05. いつでもファッキュー♡
06. 被害者ぶるな
07. NOW or NEVER
08. WAIT or WASTE
09. 新曲
10. WARRiES
11. WASTED TEARS
12. SAKEBE
13. マジ無いです。
14. TRUST MYSELF
15. GO STRAiGHT
16. The Emperor's New Clothes
17. 拝啓 ロックスター様
18. 拝啓 ロックスター様
19. 拝啓 ロックスター様
<アンコール>
20. the MAN CALLiNG
21. レリゴ

ASP「the MAN CALLiNG」収録曲

01. the MAN CALLiNG
02. WASTED TEARS

ASP「MARCH of ROGUES TOUR」

2021年10月3日(日)大阪府 Shangri-La
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年10月9日(土)北海道 BESSIE HALL
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年10月10日(日)北海道 CASINO DRIVE
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年10月16日(土)香川県 DIME
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年10月17日(日)兵庫県 神戸VARIT.
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年10月22日(金)宮城県 SENDAI CLUB JUNK BOX
OPEN 17:30 / START 18:00

2021年10月23日(土)岩手県 Club Change WAVE
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年10月24日(日)岩手県 KLUB COUNTER ACTION MIYAKO
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年10月30日(土)岐阜県 yanagase ants
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年10月31日(日)愛知県 伏見JAMMIN'
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年11月3日(水・祝)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年11月6日(土)福岡県 DRUM Be-1
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年11月7日(日)熊本県 B.9 V2
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年11月13日(土)広島県 LIVE VANQUISH
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年11月14日(日)山口県 LIVE rise SHUNAN
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年11月20日(土)埼玉県 HEAVEN'S ROCK KUMAGAYA VJ-1
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年11月21日(日)神奈川県 F.A.D YOKOHAMA
OPEN 15:30 / START 16:00

2021年11月24日(水)東京都 LIQUIDROOM
OPEN 17:00 / START 18:00

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