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中国映画祭「電影2019」開幕、ソンタルジャがオープニングセレモニーに出席

ナタリー

19/3/6(水) 18:44

「電影2019」オープニングセレモニーの様子。左から柳島克己、ソンタルジャ、フフバートル。

中国映画祭「電影2019」が本日3月6日に東京・角川シネマ有楽町にて開幕。オープニングセレモニーに「アラ・チャンソ(原題)」の監督ソンタルジャ、「駐在巡査 宝音(ボヤン)」の撮影監督である柳島克己とプロデューサーのフフバートルが出席した。

今年で2回目の開催となる「電影2019」では、日本未公開の6作品がラインナップ。「アラ・チャンソ」「駐在巡査 宝音」のほか、ハン・ハン監督作「ペガサス/飛馳人生」、ルー・ユエ監督作「失踪、発見」、ホアン・ボー監督作「アイランド 一出好戯」、タン・ガオポン監督作「選ばれざる路」がスクリーンにかけられる。

チベットが舞台の「アラ・チャンソ」は、ある事実を病院で告げられた女性ウォマが、夫の反対を振り切りラサへ五体投地巡礼の旅に出ようと決意する物語。ソンタルジャは「この映画祭に参加できて光栄です。本作は自分にとって3本目の監督作になります。デビュー作から3作品とも上海国際映画祭に出品されており、それを通して日本の映画祭にも参加することとなりました。この場を借りて『電影2019』の大成功をお祈り致します」と述べた。

「駐在巡査 宝音」は、ウラド放牧民族であり人民警察の宝音を主人公とする作品。広大な地域を見回り、穏やかな案件ばかりを担当していた宝音だったが、外地から来た女性が殺された事件をきっかけに、平穏な日々が少しずつ変化していく。実際にモンゴル族であるフフバートルは、柳島との内モンゴルでの撮影を振り返り「彼は非常にプロフェッショナルで、日中合作のよいお手本を示してくれました」とコメント。「これから合作の機会は多くなっていくと思いますが、私たちがともに現場で一生懸命取り組むことによって無限の可能性があることを証明していきたいです」と展望を語った。

柳島は「現場は非常にスムーズで、スタッフやキャストと交流を深めて毎日宴会をしながら撮影を進めていきました」と回想。また「僕は東京藝術大学で教えていますが、留学生の3分の1は中国の方が占めていて学生レベルでの交流が盛んに行われています。これから日本映画はますますグローバル化の方向に向かって行くと思いますので、支援と交流が進むことを期待しています」と述べた。

「電影2019」は明日3月7日まで東京・角川シネマ有楽町で開催。9日から10日にかけて大阪・梅田ブルク7でも開催される。

電影2019

2019年3月6日(水)~7日(木)東京都 角川シネマ有楽町
2019年3月9日(土)~10日(日)大阪府 梅田ブルク7
<上映作品>
「ペガサス/飛馳人生」
「失踪、発見」
「アラ・チャンソ(原題)」
「駐在巡査 宝音(ボヤン)」
「アイランド 一出好戯」
「選ばれざる路」
料金:1300円

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