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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

笠井信輔の男おばさんは 宝塚もお好き

タカラヅカは、「大階段」がお好き(後篇)

毎月16日更新

第11回

19/10/16(水)

宝塚の「大階段」についてアレコレ考える2回目です。前回「大階段がお好き(前篇)」からのこの1ヶ月は怒涛の日々でした。

ご存知の方もいるかもしれませんが、32年半勤めたフジテレビを退社し10月1日からフリーアナウンサーとして活動しているんです。会社を辞めるってとっても大変なことで、色んな手続き、引っ越し、やることが山ほどあって、執筆時間もなかなか取れませんでした。でもなんとか間に合いました!

「トップスター」にとって大切な瞬間、“パレード”の演出

タカラジェンヌにもいつかは「退団」の時期がやって来ます。

今回も友人の元タカラジェンヌ涼紫央(すずみ・しお)さんに話を聞くと、「大階段」と「退団」は深い関係にあるといいます。

宝塚公演は最後に全員が大階段を降りて挨拶をする“パレード”と呼ばれる演出があります。みなさん次々と降りてきて拍手をあびるのですが、トップスターだけは、たったひとりで降りてきます。これは、トップスターだけが体験できる特権のようなもの。組子全員が階段の下で整列し、だれもいなくなった大階段中央にきらびやかなトップスターが登場。観客と組子、劇場の中の人間すべての視線がトップスターにのみ集まり、その中を巨大な羽根(めちゃくちゃ重い!)を背負ったトップさんが降りてくる。

これまで私がインタビューした数々のトップスターは、

「あの瞬間に自分はトップになったんだと実感します。とても幸せな体験」

と異口同音におっしゃいます。

では、この特別な体験は、トップスターにならないとできないのか? 答えは「否」。タカラジェンヌは「退団」の時、たったひとりで大階段を降りることが許されるんです...

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