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いま、最高の一本に出会える

藝大第九〜チャリティコンサートvol.3〜 東京藝術大学構内の「奏楽堂」で「第九」を堪能

ぴあ

19/7/8(月) 7:00

ベートーヴェンの「第九」といえば年末に演奏されることをイメージしがちだが、その風習は日本のみ。海外では節目節目のイベントや祝典の際に演奏されることの多い名曲だ。今回開催される「藝大の第九」は、藝大が一昨年から始めた日本における自然災害にむけたチャリティコンサートだ(収益は復興支援に当てられる)。

  巷で噂の「最後の秘境:東京藝大」に足を踏み入れ、数々の天才たちを世に送り出してきた校内の殿堂「奏楽堂」で第九を楽しむことが、自然災害への復興支援につながるとなれば嬉しい限り。もちろん、指揮者を始めソリスト陣も日本の第一線で活躍する名手揃いだ。

  「藝大第九 ~チャリティコンサートvol. 3~に寄せて」
東京藝術大学音楽学部長 迫 昭嘉

この数年来、自然災害の猛威が日本の各地に大きな被害をもたらしています。
簡単に癒えることの無い多くの人々の苦しみに少しでも寄り添うべく、私たちは「藝大第九」チャリティコンサートをスタートさせました。一昨年、昨年と同様、コンサート収益は継続的に復興支援に充てられます。
現代は人と人のつながりが希薄になっていると言われていますが、だからこそ音楽の役割はより重要になってくると思います。藝大の総力を挙げた「歓喜の歌」が皆さまの心をつなぎ、被災地に想いが届くことを心から願っています。来たる2020年はベートーヴェン(1770~1827)の生誕250年にあたります。1824年の作曲から200年近い年月を経てなお、訴える力をもつ「第九」のもつ力に耳を傾けていただければ幸いです。
平成30年5月27日開催の「藝大第九」で集まった入場券収入は、平成28年4月に熊本地震のありました熊本市の「公益財団法人 熊本県立劇場」に寄付をいたしましたので、ご報告申し上げます。

◆曲目
L.v. ベートーヴェン: 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」

◆出演
指揮   高関 健

ソプラノ 菅 英三子

アルト  永井 和子

テノール 福井 敬

バス   萩原 潤

管弦楽   藝大第九オーケストラ

合唱 藝大第九合唱団(合唱指揮 阿部 純)

◆プロフィール
指揮 : 高関 健
桐朋学園大学在学中の1977年カラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝。ベルリンでカラヤンのアシスタントを務め、タングルウッド音楽祭でもバーンスタイン、小澤征爾らに指導を受けた。広島響音楽監督・常任指揮者、新日本フィル正指揮者、大阪センチュリー響常任指揮者、群馬響音楽監督(現在・名誉指揮者)、札幌響正指揮者などを歴任。京都市響常任首席客演指揮者(2014年4月~)、東京シティ・フィル常任指揮者(2015年4月~)、仙台フィルレジデント・コンダクター(2018年4月~)、静岡響ミュージック・アドヴァイザー(2018年4月~)。日本のオーケストラはもとより、ベルゲン響、ウィーン響、オスロ・フィル、ベルリン・ドイツ響、クラングフォーラム・ウィーン、ケルン放送響などに客演。2013年以来、度々サンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会を指揮、第4回渡邉曉雄音楽基金音楽賞(1996年)、第10回齋藤秀雄メモリアル基金賞(2011年)を受賞。東京藝術大学音楽学部指揮科教授 兼 藝大フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者。2019年、第50回サントリー音楽賞受賞。

ソプラノ:菅 英三子
京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻を卒業後、ウィーン国立音楽大学に留学、首席でディプロムを取得して修了。アルフレード・クラウス国際声楽コンクール第2位、ウィーン国際新進オペラ歌手コンクール第1位、藤沢オペラ・コンクール第1位および福永陽一郎賞、オーストリア共和国学術褒賞、出光音楽賞、青山音楽賞、新日鉄音楽賞、文化庁芸術祭新人賞、宮城県芸術選賞、宮城県文化の日教育文化功労者表彰などを受賞。国内外でオペラ、コンサートなどで活躍。東京藝術大学音楽学部教授。

アルト:永井 和子
国立音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。二期会オペラ・スタジオ修了時に川崎静子賞。文化庁オペラ研修所第4期修了。文部科学省在外派遣員としてジュネーヴで研修。第19回民音コンクール第1位、第1回グローバル東敦子賞、第15回ジロー・オペラ賞、第2回村松賞受賞。サントリーホール開館記念として開催されたシノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団・歌劇『蝶々夫人』公演のスズキ役で認められ、ヨーロッパ・デビュー。東京藝術大学音楽学部教授。二期会会員。新国立劇場オペラ研修所長。

テノール:福井 敬
国立音楽大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員等により渡伊。イタリア声楽コンコルソ・ミラノ大賞(第1位)、芸術選奨文部大臣賞新人賞、五島記念文化賞オペラ新人賞、ジロー・オペラ新人賞及びオペラ賞、出光音楽賞、エクソンモービル音楽賞本賞、第65回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。二期会『ラ・ボエーム』ロドルフォ役でデビュー以来、60以上のオペラに主演。「第九」や宗教曲のソリストとしても内外のオーケストラと共演。国立音楽大学教授。東京藝術大学非常勤講師。二期会会員。

バス:萩原 潤
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修了。二期会オペラ・スタジオ第41期修了時に優秀賞、平成15年度五島記念文化財団オペラ新人賞受賞。文化庁派遣芸術家在外研修員、五島記念文化財団奨学金によってベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学大学院に学び、最優秀の成績で修了。ベルリン州立歌劇場管弦楽団との共演などヨーロッパ各地で活躍。二期会や新国立劇場のオペラに多数出演。東京藝術大学音楽学部准教授。 二期会会員。

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