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柄本佑が自身の演じた不倫夫に「詰め甘すぎ!」、妻役・黒木華は複雑な感情明かす

ナタリー

「先生、私の隣に座っていただけませんか?」の舞台挨拶にて、左から柄本佑、黒木華、堀江貴大。

「先生、私の隣に座っていただけませんか?」の舞台挨拶が本日10月3日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの黒木華、柄本佑、監督の堀江貴大が登壇した。

現実そっくりの不倫マンガを描き始めた妻・佐和子と、精神的に追い詰められていく夫・俊夫が攻防戦を繰り広げる本作。佐和子を演じた黒木は「(柄本演じる)俊夫さんとのシーンは、この人は今何を考えてるんだろう?と動きを見るようにして、(金子大地扮する)新谷先生とのシーンは一緒にいられることがうれしいという気持ちを素直に表現しました。目線を細かく変えたりもして、そういう差は監督が演出なさってくださいました」と振り返る。

また黒木は「『(不倫を)知ってるんだぞ』という気持ちはありました。でも『そうであってほしくない』という気持ちも。だから2人の決定的なロマンチックなシーンを目撃してしまって、あーあって……」と佐和子の気持ちを代弁。柄本が「にしても俊夫くん、詰め甘すぎるよね!? 駐車場のど真ん中でさ!」と不倫相手とのキスシーンに言及すると、黒木は「見つかってしまうのが俊夫さんらしい」と失笑する。柄本いわく「嘘がつけない、不倫に向いてない男が“そういうこと”になっちゃう」という滑稽で憎めない俊夫のキャラに対し、黒木は「憎い部分もあるけど愛情もあるし、どうしようもない白黒付けられない感情を大事にしました」と説明した。

そんな2人の劇中のやり取りについて、堀江は「事前に決めたわけじゃなかったので、どんなシーンになるか僕も毎回楽しみでした。本当に会話しているような間合いで進むので、ちょっとした変化で笑いに転じたり、ホラーに転じたりするのが面白かった」と手応えを明かす。本作では虚実入り混じる展開が交錯し、ラストシーンも解釈の分かれる描写に。黒木は「観た人それぞれに決めてほしい、という話はみんなで事前にしました。だから……秘密にしておきます」と多くは語らず、「見どころがたくさんありますので、何回も観ていただけたら」と観客に語りかける。柄本は1席空けなしで埋まった会場を見回して「フルでお客さんが入ると人の目の数がすごい! 熱量を感じて、熱気で汗かいてます。やっぱり映画館っていいですね」と喜びをあらわにした。

「先生、私の隣に座っていただけませんか?」は全国で上映中。

(c)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会

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