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「竜とそばかすの姫」に森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世が参加

ナタリー

「竜とそばかすの姫」声優キャスト。下段左から中尾幸世、坂本冬美、森山良子、岩崎良美、清水ミチコ。

細田守監督作「竜とそばかすの姫」に森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世が参加している。

幼い頃に母を亡くした女子高生・すずがインターネット上の仮想世界・Uで大切な存在を見つけ、未来へ歩いていこうとするさまを描く本作。すずと同じ高知の高校に通う同級生の声を成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りらが担当し、Uを彩る個性豊かなキャラクターを森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守が演じる。

このたび明らかになった新キャスト5人は、すずの母親が所属していた合唱隊のメンバーに声を当てた。すずを母親代わりに見守ってきた面々だ。森山は漁師として働きながら合唱隊のリーダーも務める吉谷さん役、清水は酒店を営む喜多さん役、声優初挑戦の坂本は自作農家の奥本さん役で出演。そして岩崎は医師である中井さん役、中尾は大学講師の畑中さん役を務めた。5人は各キャラクターに声を当てただけでなく、合唱曲「Alle psallite cum luya(いざ、リラを奏でて歌わん)」も披露。アフレコとは別日に全員がそろう歌録りの日を設け、その日のために各自が自主練習を重ねて本番を迎えた。

スムーズに歌録りを終えたあとの取材では、森山がほかの4人に、合唱曲をスローテンポに編集した練習用音源や愛用しているのど飴をプレゼントした話が明かされた。さらに「またこのメンバーで集まるとしたら?」という質問に対して森山は「アルバムを作ります!(笑)」、清水は「新曲を出したいですね!」と答え、合唱隊の団結力をうかがわせた。5人それぞれのコメントは以下に掲載している。

「竜とそばかすの姫」は7月16日に全国で公開。

森山良子 コメント

割とコーラスに慣れているつもりなのですが、今回の合唱曲は中々覚えるのが大変でした。
譜面をいただいた時には、何百年も前のメロディで、歌ったことが無い曲だったので、最初からつまずきそうになりましたが、こうしてレコーディングしてみると、今までにない、良い味を出している曲だなと思いました。
次にまた5人で集まれたら…アルバムを作ります!(笑)
細田監督は、本当にあたたかくて、優しくて、そして真摯な気持ちで丁寧に映画を作られていると思いました。きっとアニメーションを作っていく現場も日々すごいことが起こっていると思うのですが、この前向きさ、丁寧さが、素晴らしい作品を作って、前に進んでいくエネルギーなんだなと思いましたし、何よりそのお人柄に感動しました。
すず役の方が、アフレコ現場に、見学にいらしていたのですが、本当に普通のお嬢さんという印象で、彼女の情報が未解禁なので「(周りの人に)すごく言いたい!」と言っていて、可愛らしかったです。

清水ミチコ コメント

私はピン芸人なので、皆と一緒にというのがとても弱いんですよね(笑)
でも、今日皆さんと一緒に歌ってみて、一つになれるって素晴らしいなと思いましたし、感動して、コーラスに参加する人の気持ちよさがすごく分かりました。次にまた5人で集まれたら…新曲を出したいですね!
アフレコの時、皆がいる前で、ブースの向こうから「もう少しこうですよ!」と指示を出されるのって、結構キツイものがあるのですが、細田監督は、毎回毎回傍まで来て下さって、本人だけに聞こえるように注意して下さって、人を傷つけない方だなと思いました。
私は普段ガサツなおばさんの役が多いので、今回もそうかなと思っていたのですが、今回やっていくうちに「あら、私のいいところが出てるじゃない!?」と思って、嬉しかったです(笑)

坂本冬美 コメント

演歌歌手なので、コーラスで合わせるということが今回初めてで、先輩方の声を聴きながらも、聴きすぎてつられないよう、そのあたりのコントロールが難しいなと感じながらやっていました。皆さん大先輩方ですが、黙っていても気を遣わないでいられる、とても良い雰囲気で、そこに参加できて幸せだなと噛みしめながら歌わせて頂きました。
アフレコ自体も初めてだったので、とても緊張したのですが、細田監督は「こういった風にセリフを言った方がいいと思いますよ」と、本当に親切に分かりやすく教えて下さいました。とてもお優しい方で、だからこそあんなにあたたかい映画になるんだろうなと感じました。ベル役の方の歌声を聴いたら、鳥肌が立って…。将来どれほど大きなアーティストになっていくんだろうと、これからが楽しみだなと思います。

岩崎良美 コメント

皆さんの足を引っ張ってはいけないと、自分の中でできるところまで練習してきたのですが、今日出来上がったものを聴いて、自分で言うのもなんですが、結構感動しました(笑)
森山さんが、練習するための音源とのど飴をプレゼントでくださって、とても嬉しかったですし、それで結束力が高まりました。
細田監督は、アフレコの時にわざわざ傍まで来て、一つずつ丁寧にセリフを教えて下さって、あたたかさを感じましたし、これは頑張らないと!という気持ちで挑みました。
ベルの歌を最初に聴いた時には「誰だろう?」とびっくりしましたし、鳥肌が立ちました。お会いしてお話した時の声も、とても魅力的で、ぴったりだなと思いました。スター誕生の瞬間に立ち会えたような、そんな衝撃を受けました。

中尾幸世 コメント

皆さん素晴らしい歌唱力、表現力を持っているプロ中のプロの方々ばかりなので、私は大輪のバラの中に年代不詳の松が入ったような感じで…(笑)皆さんから静かな力をもらいながら、歌う喜びをとても強く感じさせて頂きました。
今回2曲歌わせて頂いて、その内の1曲は、映画の重要なシーンで、最終的には世界中の皆さんとの合唱になると聞いて、本当に素晴らしいなと、最後の最後に感動がこみ上げてきました。
細田監督は、1シーンが終わるごとに、そのシーンを演じた一人一人に、よかったところや、ここはもっとこうしてほしいというニュアンスを伝えてくれるのですが、ただ単に要求を伝えるだけでなく、一人一人に必ずなにか演出の痕跡を残していかれて、本当に懐が深くて、感動しました。

(c)2021 スタジオ地図

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