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小川紗良が「海辺の金魚」ロケ地に感謝「本当に幸せでした」、公開は2021年初夏

ナタリー

20/12/7(月) 13:37

「海辺の金魚」完成報告関係者試写会の様子。左から小出大樹、小川紗良、西平良将。

小川紗良の初長編監督作「海辺の金魚」の完成報告関係者試写会が12月5日と6日に、撮影地である鹿児島・阿久根の阿久根市民交流センターで行われた。

「脳天パラダイス」の小川未祐が主演を務める「海辺の金魚」は、高校卒業を控えた18歳の女子高生・花を主人公とした物語。母親が事件を起こしたため施設で育った彼女が、施設で過ごすことのできる最後の夏に人生最大の選択を迫られるさまが描かれる。撮影は2019年夏に行われた。

上映後の舞台挨拶には、小川紗良とプロデューサーの小出大樹、阿久根市長の西平良将が登壇。小川紗良は「映画は人の縁の結晶だと思っています。阿久根という思い入れのある場所で、素晴らしい縁に恵まれて映画を作れたことが本当に幸せでした。ありがとうございました」と感謝を述べ、西平は「阿久根の魅力が詰まった今作を通して、多くの方に阿久根を知ってもらいたい」とアピールした。

また、本作の公開時期が2021年初夏に決定。小川紗良は「コロナ禍で撮影から公開までかなり時間がかかりましたが、その分丁寧に熟成された作品を皆様にお届けできると思います。真夏に撮った映画を、初夏というベストタイミングで公開できることも嬉しいです」と喜び、小川未祐も「あの夏に生きていた、小さな逞しい、いのちの光たちが、皆さんのもとに届けられることを心から嬉しく思います」とコメントしている。

なお本作にはスチルカメラマンとして川島小鳥が参加しており、試写状には川島が海辺に佇む小川紗良と小川未祐を切り取ったオフショットが使用された。川島は「監督の真剣な眼差し、キャスト、スタッフの方たちとの現場での真摯なやりとりを見れたことは何事にも変えられない体験でした」とつづっている。

小川紗良 コメント

昨年阿久根で過ごした夏は、生涯の宝となるような密度の濃いものでした。毎朝元気をくれた手作り弁当や、子どもたちからの手紙、地元の方々からのビデオレターなど、東京で 過ごしていても日々思い返しています。誰よりもまず観ていただきたかった阿久根の方々に向けて、ようやく上映できることが心から嬉しいです。
コロナ禍で撮影から公開までかなり時間がかかりましたが、その分丁寧に熟成された作品を皆様にお届けできると思います。真夏に撮った映画を、初夏というベストタイミングで公開できることも嬉しいです。来年の夏、劇場で皆様とお会いできる日を心待ちにしています。

小川未祐 コメント

家族や友達、恋人など、大事な人のことを想うと、理由もなく涙が出てくることがあるが、そこにはきっと、なんの見返りも求めない無償の愛が存在しているからだと思う。それと同じような想いを、この映画に感じています。あの夏に生きていた、小さな逞しい、いのちの光たちが、皆さんのもとに届けられることを心から嬉しく思います。

川島小鳥 コメント

小川監督とは数年前に被写体として出会いました。今回、監督の元でスチールカメラマンとして参加させてもらって、監督の真剣な眼差し、キャスト、スタッフの方たちとの現場での真摯なやりとりを見れたことは何事にも変えられない体験でした。
小川さんにしか撮れない、交換不可能な世界をこれからも見せてもらいたいです。

西平良将(鹿児島・阿久根市長)コメント

小川紗良監督には2017年の映画「BEATOPIA」に続き、初の長編映画のロケ地として再び阿久根を選んでいただいたことを大変うれしく思い、市では阿久根フィルムコミッションとして初めて撮影支援をさせていただきました。この映画をご覧になる皆様には、映像を通して阿久根に興味を持っていただければ幸いです。

(c)2021東映ビデオ

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