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大人計画・上川周作が映画初主演 映画『CHAIN/チェイン』11月公開

CINRA.NET

21/3/15(月) 12:00

©北白川派

映画『CHAIN/チェイン』が11月から東京・テアトル新宿、京都・京都シネマほか全国で順次公開される。

京都芸術大学映画学科の学生とプロが劇場公開映画を制作するプロジェクト「北白川派」の最新作となる同作は、新選組終焉の象徴とも言われる「油小路の変」を背景に、激動の時代を生きた無名の人々の生き様を描くオリジナル群像劇。幕末の京都会津藩を脱藩した無名浪士・山川桜七郎が、ある事件をきっかけに近藤勇率いる新選組と、伊東甲子太郎率いる御陵衛士の対立に巻き込まれていくというあらすじだ。

山川桜七郎役で主演を務めるのは、同作で映画初主演を果たす上川周作(大人計画)。山本浩司役を山本浩司、伊東甲子太郎役を高岡蒼佑が演じるほか、塩顕治、村井崇記、和田光沙、辻凪子、土居志央梨、大西信満、山本浩司、渋川清彦、「5万回斬られた男」と呼ばれ、同作が最後の出演作となった福本清三がキャストに名を連ねる。監督は『正しく生きる』『愛してよ』の福岡芳穂、脚本は映画『宮本から君へ』の港岳彦。

なお北白川派は『第3回京都デジタルアミューズメントアワード』映画・映像・アニメーション部門賞を受賞。3月12日に表彰式が行なわれ、福岡芳穂監督と池内祥人が出席した。

上川周作のコメント

福岡芳穂監督の作品に出演させて頂くのは、『正しく生きる』以来、2度目になります。
北白川派初の時代劇ですが、港岳彦さんと監督と学生とで話し合いながら練られた脚本は、台詞にすでに血が通っていて読んだ瞬間に面白い映画になる、と確信しました。色んな出会いと別れが描かれていて、中には望まない別れもあり僕は撮影中自分の死生観と向き合いました。
幕末の七条油小路の変が題材になっていますが、ただ歴史を再現するのではなく、現在生きている私たちにこれからどう生きていくのか、と問いかけてくる映画です。

福岡芳穂監督のコメント

『CHAIN/チェイン』は幕末の京都を舞台とする時代劇です。
時代劇ですが時代劇だと思ってると冒頭から「これはいったい時代劇なのか」となります。どうも「時間」が変なのです。
私たちは時間というものを一貫した流れだと信じています。でも実は時間はいくつもあって、過去の人が夢見て果たし得なかった別の時間もあるかもしれなくて。
歩いてる時ちょっと脇道に曲がるとそこにフッと別の時間の人が現れこっちを見てる…そんな感覚というか経験、ありません?

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