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哀しい気持ちと記憶を呼び起こして、ナカゴー3年ぶりの新作本公演「堀船のマッチポンプ」

ナタリー

21/3/15(月) 12:05

ナカゴー「堀船のマッチポンプ」チラシ

ナカゴー「堀船のマッチポンプ」が4月29日から5月5日まで、東京・北とぴあ ペガサスホールで上演される。

鎌田順也が作・演出を手がける「堀船のマッチポンプ」は、ナカゴーによる3年ぶりの新作本公演。本作では、鎌田が生まれ育った東京・北区堀船を舞台にした物語が展開する。鎌田は「30年以上同じ場所に暮らしていると、親しくしていた近所のおじいさんが亡くなってしまったり、おばあさんには忘れられてしまい挨拶をすると怖がられたりするのがここ最近の日常です」「取り壊された町の一角をみつけると、ここなにがあったっけ。と思うことが多いです。当たり前の景色はなくなると、なかなか思い出せません。そんな思い入れがあるようなないような地元を舞台に哀しい気持ちと共に記憶を呼び起こしながら新作を作ります」と公演への意気込みを語った。

出演者は、高畑遊、鈴木潤子、篠原正明、川崎麻里子、田畑菜々子、土田有未、藤本美也子。チケット予約は3月27日より開始される。

鎌田順也コメント

ナカゴー約3年ぶりの本公演となります。

今回も作者自身が生まれ育ち、現在も住んでいる北区堀船を舞台にした町内劇です。

30年以上同じ場所に暮らしていると、親しくしていた近所のおじいさんが亡くなってしまったり、おばあさんには忘れられてしまい挨拶をすると怖がられたりするのがここ最近の日常です。

家の前の桜の木をみると、飼っていたペットを木の下に埋めたことを思い出し、桜が満開のころ、朝起こしにいった父が亡くなっていたことなど、哀しいことをたくさん思い出してしまいます。景色も少しずつ変わってゆきます。

取り壊された町の一角をみつけると、ここなにがあったっけ。と思うことが多いです。当たり前の景色はなくなると、なかなか思い出せません。そんな思い入れがあるようなないような地元を舞台に哀しい気持ちと共に記憶を呼び起こしながら新作を作ります。どうぞ、お越しください。

ナカゴー「堀船のマッチポンプ」

2021年4月29日(木・祝)~5月5日(水・祝)
東京都 北とぴあ ペガサスホール

作・演出:鎌田順也
出演:高畑遊、鈴木潤子、篠原正明、川崎麻里子、田畑菜々子、土田有未、藤本美也子

※高畑遊の「高」ははしご高、川崎麻里子の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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